石油の値段は仮に安くなりましても、地球環境を考慮すると、不必要な屋根融雪は控えたいものです。
温水、電熱、温風等の融雪方法の違いによる経済性の考慮もますます重要であります。
1.屋根雪はどこまでなら降ろさなくて済むのか?
これは雪の重さによっても変わりますが、重い雪でも1m程度までなら雪下ろしをしなくても、通常は問題ありません。 (一般的な住宅の耐雪荷重は300kg/m2以上、雪の密度は降雪期では重い雪で300kg/m3程度)
また過去40年間で最も降雪量の多かった年で、長岡市では一日に、20~30kg/m2,十日町では一日に40~50kg/m2を融雪することで荷重が400kg/m2を超えることが無いと、研究報告がされています。
ただし、春先の融雪期に入ってからは密度が急激に上がりますので、60cm程度を目標にしてください。
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