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○パックテストによる水質の調べ方○

 川の水質を調べるには機械を使う方法とパックテストを使う方法があります。
機械は数千円から数万するので今回は比較的安価なパックテストによる方法をつかいます。

 パックテストはいろいろな種類(約数十種類)があります。今回はCOD・NH・NO2・NO3とPOの5種類の入った「川の水調査セット」とCOD検査の単品を購入し調べました。

検査に必用な主な種類の入った共立理化学研究所製造の「川の水調査セット」とを例にとり紹介します

川の水調査セット
川の水調査セット
5種類×2回分 約1800円
COD(低濃度パックテスト)
COD(低濃度)パックテストの単品
10本入り約1575円
パックテストサンプル1
少し出ている糸みたいなものを引くと穴があいて調査が出来ます
パックテストサンプル2
このようにパックに個装されています
パックテストサンプル3
中に入っている白い粉が反応薬です

川の水調査セットの内容と測定法
項目 測定法 発光試薬 測定可能範囲
COD(化学的酸素要求量) 常温NMnO酸化法 過マンガン酸カリウム 0〜8ppm
NH(アンモニウム) インドフェノール青比色法 塩素化剤、サンチル塩酸 0.2〜10ppm
NO2(亜硝酸) ナフチルエチレンジアミン比色法 ナフチルエチレンジアミン 0.02〜1ppm
NO3(硝酸) 還元とナフチルエチレンジアミン比色法 ナフチルエチレンジアミン 1〜45ppm
PO(リン酸) 酵素法 酵素、4-アミノアンチピリン 0.05〜2ppm

○CODについての特記説明
CODはChemical Oxygen Demand(化学的酸素要求量)の略で、本来は湖沼や内湾など閉鎖性水域の汚濁指標に使われ 、河川などの測定にはBOD(Biochemical Oxygen Demand)と呼ばれるもの(生物化学的酸素要求量)を使いますが値段が2万円程度することから今回はCODをつかいました。
  そもそもCODには2種類があり1〜100ppmまで測れるものと低濃度(0〜8程度ppm)を詳しく測れるもの(COD-D)があります。河川の水を測るのには後者のほうで大丈夫だと思います。
 本題に入りますがこれはCODという特定の物質名ではなく水中にある物質が酸化剤によって酸化されるときに消費される酸素量がわかります。樹木や草木などの多いとろろでは値が低くなるそうです。

    

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