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石狩に4、5基目の市民風力発電所建設
=自然エネルギー市民ファンドが出資募集を開始=
“クリーン・安全・自然エネルギーの普及に直接参加のチャンス”
完成想像図(合成写真)

市民からの出資を募って風車を建設し、風力発電で得た電力を電力会社に売電、その収益を出資者に返還する“市民参加型の風力発電事業モデル”の3例目となる市民風車ファンドの公募が始まった。
今回公募されたのは北海道・石狩市に建設される「石狩市民風車」向けのファンドで、NPO法人北海道グリーンファンドの計画による市民風車と、石狩市と市民の協働による市民風車、計2基の出資を募集している。今回の市民風車ファンドの募集総額4億7千万円、1口50万円で、出資者の名前が完成後の風車に刻まれることになる。

「市民風車ファンド」の募集概要は以下の通り。


〈出資募集概要〉
募集総額 4億7千万円(2基合計)
募集単位 1口50万円
募集期間 2004年10月15日〜2005年1月31日 (延長の場合あり)
※募集枠を超える場合は石狩市在住の方を優先し、次に先着順
出資契約期間 15年間
目標年間分配利回り 2.4%
営業者 株式会社自然エネルギー市民ファンド
〈石狩市民風車概要〉
建設地 北海道石狩市石狩新港地区
事業主体 有限責任中間法人グリーンファンド石狩有限責任中間法いしかり市民風力発電
着工 2004年10月
運転開始 2005年3月
風車機器 デンマーク Vestas Wind System社製NM82/1650KW×2基
総事業費 1基当り約3億2000万円
補助金 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
(新エネルギー非営利活動促進事業補助金)
アースドリルで風車の基礎(杭)を掘っているところ
=いずれもNPO法人 北海道グリーンファンド提供




今回出資対象になる風力発電所は北海道・浜頓別町の第1号(2001年)、青森県・鰺ヶ沢町および秋田県・天王町の第2、第3号(2003年)に次ぐ4、5基目で、すでに2004年10月1日に地鎮祭を行い、15日から着工されている。
市民風車に出資することで、クリーンで安全な自然エネルギーの普及に直接参加・貢献でき、市民の大切なお金が社会的意義のある事業に利用されるという意義を持っており、完成後には風車のタワーに出資者の氏名が刻まれるという。刻まれた名前を探すなど「My風車」としての愛着を深めている出資者も多い。

これまでの実績は―
全国枠 地元枠 合 計
・青森市民風車(市民風車わんず 5820万円
(288名)
1億2000万円
(488名)
1億7820万円
(776名)
・秋田市民風車(天風丸) 4180万円
(214名)
6760万円
(229名)
1億940万円
(441名)
・合  計  1億円
(502名)
1億8760万円
(715名)
2億8760万円
(1219名)
―となっている。

=札幌・東京・大阪で市民対象の出資説明会開催=
なお、自然エネルギー市民ファンドでは一般市民を対象にした出資説明会を11月20日に札幌(北海道建設会館)で、23日に東京(カタログハウス本社)で、28日に大阪(カタログハウスの店大阪店)で、それぞれ午後2時〜4時まで開催する。

且ゥ然エネルギー市民ファンド
 〒164−0001 東京都中野区中野4−7−3
 TEL:03−5318−3330  FAX:03−5318−3430
 E-mail:info@greenfund.jp
 URL:http://www.greenfund.jp



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