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表 現
“タスマニアの伐採をストップさせよう!”
写真家・平野正樹さんらアーティストがパフォーマンス
13日まで北青山で 「Art of Forest」 開催中

平野正樹さんが撮影した巨大なユーカリの切り株をモチーフにした案内状

国境なき写真家旅団の平野正樹さんとアーティスト集団 『the art.. pub』 が個々のアートを通じて、より多くの人たちに「森のメッセージを伝えたいとして、2004年11月1日〜13日まで“Art of Forest”のパフォーマンスを行っている。

今回のエキシビジョンのテーマは「タスマニアの森」。これは、写真家・平野正樹さんが2001年にオーストラリアのタスマニア島で撮影した樹齢250年、高さ60メートル、重さ150トンの巨大なユーカリの切り株の現場を今年1月に訪れた4人のアーティストが原生林がさらに無残にも伐採され、失なわれつつある事実に強い衝撃を受け、そのほとんどが日本に輸入され、紙などに消費されているということを、より多くの人たちに知ってもらいたいという「森のメッセージ」をボーカリストのYaeさん初め、ギタリスト、ダンサー、コピーライターなど十数名の異分野のアーティストがアート作品の展示やパフォーマンスを行い、伐採を止めるアピールをしようというもの。

11月13日まで、東京・北青山の66modernで開催中(入場無料。アート作品展示は11:30−15:00、18:00−23:30。日・祝日休み)で、4日にはライブイベント(19:00から。ワンドリンク付き2500円)も行われる。

平野正樹さんは「ほんの少しでもいい。一緒に森の事、私たちの未来の事を考えませんか」と呼びかけている。



   * 66modern
   〒東京都港区北青山2−7−29 明星北青山65ビル
   (B1:カフェ、B2:ライブスペース)
   TEL 03−5785−3740  URL:www.66.modern.com/




カフェの壁を利用した展示は、平野さん撮影のユーカリの切り株の原寸大の写真(左)と、その左右に35人の人々の顔写真とアピールが飾られていた。中には「三菱×紙や日本×紙の紙は、タスマニア原生林製だから使わないで」とか、「死につつある森を見たら、二度とそんな紙に触りたくなくなると思います」などのコメントが見られた。

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