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「諫早湾干拓と有明海異変」図解パンフレット

有明海漁民・市民ネットワークが発行した「諫早湾干拓と有明海異変」図解パンフレット
カラフルで分り易く、コンパクトに
まとめられたパンフレット(P1〜P4)

有明海漁民・市民ネットワークと諫早干潟緊急救済東京事務所が自然保護助成基金の助成により作成した、諫早湾干拓事業と有明海の環境変化や漁業不振の因果関係を説明した図解パンフレット「諫早湾干拓と有明海異変」。

カラーA4版4ページで、発行元の有明海漁民・市民ネットワークによると、このパンフレットは2000年の養殖ノリ不作以降、ノリ不作第三者委員会を初めとする各種の機関や専門家・NGOによる調査・研究で解明が進んだ、諫早湾干拓による有明海の環境悪化のメカニズムを簡潔にまとめ、一般の人たちにも理解しやすいようにイラストを使って説明したもので、諫早湾閉め切りによる干潟の消滅や、潮流潮汐の変化が、有明海の環境を悪化させ、養殖ノリの不作や深刻な漁獲高の減少をもたらしていること、したがって、有明海の根本的な再生には諫早湾の水門や堤防の開放が不可欠であることが、一目で分かるように編集した、と説明している。

佐賀地裁はこのような因果関係を認め、2004年8月に干拓工事の中断を命じる仮処分決定を下し、05年1月12日にはこれを不服として申し立てた国の異議も却下、さらに因果関係の検証を行なっている公害等調整委員会の原因裁定も、2005年3月28日には結審する予定となるなど諫早湾干拓事業が大きな岐路に立っている今、多くの人たちにこのパンフレットを読んでもらい、問題への理解を深めてほしいとしている。

パンフレット希望者は、下記の諫早干潟緊急救済東京事務所に返信用の80円切手を同封の上、申し込めば無料で提供される。また、団体の機関誌への同封など、配布に協力できる場合は、必要部数を送るので連絡して欲しいとしている。

さらに、パンフレットと同内容のホームページを公開し―
パンフレットのPDF(435KB)を置き―
データやそのプリントは自由に配布して構わないとしている。


*諫早干潟緊急救済東京事務所
 〒171−0032 東京都豊島区雑司が谷3−11−4 パレドール目白205
 TEL/FAX 03−3986−6490  E-mail  isahaya@khc.biglobe.ne.jp
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