沖縄がその典型と思い込んできたが、それより小さくて狭い島のピンポイントのような所で、ともすれば住民が見過ごしてしまいそうな「開発・再生という名の環境破壊」が着実に行われていることが分った………。
そこは「天草」。そんな実態を市民研究家である天草自然研究会代表の吉崎和美さんが地道に調査を積み重ねていた。吉崎さんにこれまでの調査結果や分析、さらには貴重な写真類を寄稿・提供していただくことになった。それは“天草からのレッドカード”としか言い様がない。ピンポイントの話と言うなかれ。日本中で起る危険性を大いにはらんだケースだ。天草からその実態をレポートしてもらい、この警鐘乱打が同様の状態に追い込まれている各地の環境再生につながることを願って連載していただくことにした。 合わせて初公開の、豊富な写真も〈いま天草の海岸の生きものたちは〉として、別コーナーでご紹介していきたい。
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