壬生町で2人だけ、陸軍少将まで昇任した小嶋時久。戦前は“郷土の英雄”だった。死後、遺族は時久が身に着けていた軍服や望遠鏡、尺八などを歴史民俗資料館に寄贈した。館作成の写真付きリストには、東京管区気象台長からの感謝状なども含まれており、“科学人間”でもあった時久の側面がうかがえる。
ただ、遺族によると、夫妻が正装した記念写真で着帽している見事な羽帽子は当時から行方不明とか……。

写真:左……正装した記念写真
    中……軍服(上)
    右……同 (下)


写真:左……軍服ケース
    中……軍刀(銘:廣正 作)
    右……勲章


写真:左……尺八
    右……屈折望遠鏡

写真:左……気象観測感謝状
    右……録音気象レコード


【写真提供】 壬生町立歴史民俗資料館