菩提寺「鮭延寺」でしめやかに 一周忌法要行われる

〈宇井純〉の一周忌法要が命日の1週間前の2007年11月4日、茨城県古河市の菩提寺「鮭延寺」で行われた。

この日は遺族・親族・関係者約60名が参列。住職の読経の中、本堂のご本尊前に据えられた故人の位牌・遺影に向かって全員が焼香の後、境内の宇井家墓所に移動し、墓前にそれぞれが線香を手向け、宇井さんの冥福を祈った。
写真左:しめやかな読経の中、一周忌法要が行われた
写真右:線香の煙がたなびく中、宇井家の墓所で記念撮影

会場を市内のカナル・ホールに移し、食事会が行われた。
席上、来賓を代表して國學院大學教授の菅井益郎さんが「宇井さんとお別れして1年たったなどと思えない。まだ我々の近くにいて、いろいろアドバイスしてくれている感じがする。いろいろな思い出があるが、残された一人ひとりが力を出し合って、少しでも宇井さんが目指した公害ゼロの世界に近づける努力をしたい」と語り、懇談の後、最後に遺族を代表して長男・正之さんが「いまさらながら、父が色々な人たちとお付き合いさせていただき、お世話になったんだということを実感している。残された私たち家族も助け合って生きていきたい」と謝辞を述べ、散会した。 
写真左:この日の来賓を代表して菅井国学院大教授があいさつ
写真右:遺族側からは長男・正之さん(右端)が謝辞を述べた