![]() (C)Copyright Gianluca Toshi 1999-2008
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Concert-Classics Vol.6【1999 RENAISSANCE RECORDS】 | |
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1999年4月27日、彼らの久しぶりのライブアルバムがルネッサンスレコードから発売されました。 この音源は1977年、ロンドンにおいてのライブ録音らしいのですが、ライナーに記述されているのはバンド結成から現在までの活動についてのみ書かれておりこのライブに関してのコメントは一切ありません。ジャケットもブートのようなあまり手をかけていないような印刷です。 まぁとにかく実際に音を聴いてみますと、これがちょっと自分の考えていた音とは違い、まず最初の印象ではせっかく待ちに待ったアルバムなのに納得いかない気持ちでいっぱいでした。特にキーボードのアレンジがことのほか自分が思い描いていたイメージからかけ離れていて、少しだけ首をひねってしまったのです。(特に「Ghosts」のアレンジにおいて・・・) 思えばリック・ウェイクマン、ブルー・ウィーバー、ジョン・ホウクン・・・とすばらしいキーボードプレーヤーを擁してここまで活動してきた彼らでしたが、ホウクン脱退後はキーボードプレーヤーが定着しなかった時期があったわけで、この意味をよーく考えてみることで、ある程度妥協すべきなのかなと少しずつ納得しなければならないと思うようになってきたのです。 決してプレーが力不足というわけではないのですが、キーボードが売りでもあった彼らの印象深いサウンドとかけ離れていたのでビックリしてしまったというのが正直な感想です。 しかし、いろいろな意味で注意深くまた想い入れも深く聴きこんでいくと何故かじわじわと良さが滲み出てくるというか、何度も聴いているうちにある意味では選曲も含めてたいへん実のある一枚なのだなということを実感してきました。 「Simple Visions / Cut Like A Diamond」(メドレーではあるのですが何故か「Cut Like A Diamond」は曲名が抜けています)はとてもパワフルで聴き応え充分です。 ラストの3曲はおなじみ『Hero & Heroine』からで、最後を飾る「Hero & Heroine」はとても迫力充分です。 全体として特にランバートのギター&ヴォーカルがいちばん出来が良いといえるのではないでしょうか。それに引き換えカズンズの高音部の声が苦しくて出ていないのが悔やまれます。 何度も何度も繰り返し聴いてみることでこのアルバムの本当の良さがわかってくるはずだと思います。 | |
Ringing Down The Years / Don't Say Goodbye【1998 ROAD GOES ON FOREVER RECORDS】 | |
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CD 1 Ringing Down The Years
1.Might As Well Be On Mars 2.The King 3.Forever Ocean Blue 4.Grace Darling 5.Afraid To Let You Go 6.Tell Me What You See In Me 7.Ringing Down The Years 8.Stone Cold Is The Woman's Heart 9.Taking A Chance ・Engineer:Stuart Kerrison ・Produced by Stuart Kerrison & STRAWBS CD 2 Don't Say Goodbye
1.A Boy And His Dog 2.Let It Rain 3.We Can Make It Together 4.Tina dei Fada 5.Big Brother 6.Something For Nothing 7.Evergreen 8.That's When The Crying Starts 9.Beat The Retreat ・Engineer:Colin Legget ・Produced by STRAWBS |
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このアルバムは1987年にリリースされた「Don't Say Goodbye」とカナダのみでリリースされた「Ringing Down The Years」との2枚を収めたコンピレーションアルバムです。 ここでは「Ringing Down The Years」について書いてみます。(「Don't Say Goodbye」についてはこちらをご覧下さい。) 現時点において最新のスタジオ録音であるこのアルバムは正に90年代のストローブスの音はこうだ!というような感じでリラックスした演奏を聴くことが出来ます。「Don't Say Goodbye」に引き続きトニー・フーパー、R.ハドソンもメンバーとして演奏しており、それだけでもうれしい限りです。 彼らにしてみればめずらしい、メンバー以外の曲(1曲目の「Might As Well Be On Mars」)を採用したり、 2曲目の「The King」ではカズンズはCathy Lesurfという女性ヴォーカリストをフィーチャーしたり、またあの名曲の「Garce Darling」や「Tell Me What You See In Me」のニューバージョンが収録されていたりして大変興味深いアルバムに仕上がっています。 『Ghosts』に収録されていた「Grace Darling」とは趣を異にしてカズンズはゆったりと歌い上げブライアンの伸びのあるE.ギターと共になかなかのアレンジで、またこういうちょっとシンプルな作風もいいものだな〜と思います。また「Tell Me What You See In Me」は原曲のすばらしさがあるからこそちょっと今風なアレンジでもすんなりと受け入れられてしまうのではないかなと妙に感心してしまいます。 タイトルとの同名曲の「Ringing Down The Years」は“For Sandy Denny”と記されているように、サンディ・デニーとの運命的な出会いに始まり、不慮の死を伝え聞いたカズンズの深い悲しみ・・・そういう情景が如実に伝わってきます。 歌詞の一部に“Who Knows Where The Time Goes”のフレーズを見つけたときにカズンズの彼女への慕情が実感できる・・・そういうことを直に感じさせてくれました。 「Stone Cold Is The Woman's Heart」ではR.ハドソンがメインヴォーカルをとっているもようです。 このアルバムは、シンプルな構成で特にこれといった特徴がないようでいて、実はこれからのストローブスの方向性を示唆した実に奥の深い大切な一枚なのではないかなと思います。 90年代に入って25週年〜30周年・・・とライブ公演も再開し、またあのデイヴ・ランバートやキーボードのブルー・ウィーヴァーも復帰して昔からのファンには堪らなくうれしい日々が続いています。 どうかこのまま元気で活動して欲しいし、ぜひ日本公演の為に再来日を実現してもらいたいです。 | |
Preserves Uncanned【1991 ROAD GOES ON FOREVER】 | |||||||
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・Originally released by Dirty linen U.S.A
・Produced by Bill Martin & Paul hartman ・Cover Photo:Steve O'Connell ・Other photos from Dave cousins collection ・Special thanks to:Simon Hart,John Tobler,Dave Hatfield, Steve Hooker,Julian Phillips,John Carrad | ||||||
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これはいわゆるリリースされずに保存されていたテープをCD2枚組にして改めて発表したというものです。
ライナーの写真を見てびっくりです。若き日のデイヴ・カズンズ、しかもスーツにバンジョーを抱えての凛々しきお姿はいかにもこのアルバムの内容を想像させてしまうものです。 デイヴ自身の曲にまつわるエピソードや回想を読むにつれ、まさしくレアなアルバムの雰囲気がジワジワとこみ上げてきて不思議な感覚です。 たとえば、カズンズが初めてバンジョーに接したときのことや、サンディー・デニーが好きだった曲。またソーニャ・クリスティーナとの出会い、はたまた、リック・ウェイクマンやジョン・フォード、リチャードハドソンとのこと、もう懐かしくてカズンズ自身が涙しながら当時を偲んで書いているとしか思えないリアルな解説です。 録音自体は、デモテープとしか言いようのない荒削りなもので決してベストな状態ではありません。まぁこのアルバムは曲を聴く・・・というよりその曲にまつわる背景を噛み締めて雰囲気を掴み取ってください!というようなスタンスを意識して作り上げているのでしょうから・・・。 それでは、感じたままを書いてみることにします。 まず1曲目、のっけからバンジョーの洪水です。しかし前身の「Strawberry Hill Boys」はまさにブルーグラスのバンドなわけで、なんの抵抗もなく聴き始められました。(正直言って、前もって覚悟をしていたからでしょうけど・・・)結局、彼らの原点であるブルーグラスのインストルメンタルが数曲収録されています。 分類すると、「Sandy & The Strawbs」、「Strawbs」、「Dragonfly」、「Antiques & Curios」、カズンズのソロアルバムである「Two Weeks Last Summer」に収録された曲のオリジナル音源と、まったくリリースされなかった曲とで構成されています。以下に収録曲を書き出してみました。(後に収録されるアルバム別) -------------------------------------------------------------------------------------------
僕が印象に残った・・・というより感慨深いのは、これらのデモをデビュー盤として発表するまでにいろいろなアイデアが語られたのではないかと思われるし、また別な観点から感じ取れるのはカズンズの才能は若い時期に既に開花しており、それを自らがいかにして昇華させてきたのかがこのアルバムで垣間見れるのです。特に気になったことを以下に記します。 「How I Need You Now」 実際に「Nomadness」に収録された時は「Absent Friend」というタイトルに変わっているのですが、メロディーラインは全くと言っていいほどオリジナルそのものであり、20年以上の隔たりなんて感じさせないのは驚嘆に値します。 「Tell Me What You See In Me」 この曲にしても、30年も経ってから改めてレコーディングをしたり(しかも、“Where it has a Fleetwood Mac feel”とライナーにはあります!)デイヴ・カズンズの曲に対する真摯な姿勢は尊敬の念を持って接する必要があるのではないかと思ったりします。 「That Which Once Was Mine」 なるほど書いてあるとおり、バート・ヤンシュやジョン・レンバーンを想わせる曲風とギターのピッキングです。 「Sweetling」 ドノヴァンを意識した曲であり、ヴォーカルのトニーもその雰囲気に浸っています。 「All The Little Ladies」 数少ない、トニーとカズンズの共作です。この当時の曲は孤独でさびしい物が多い、とカズンズは語っています。 「I'll Show You Where To Sleep」 ジョニ・ミッチェルに教わったギターチューニングで演奏しているらしいです。 「Where Is This Dream Of Your Youth」 デビュー盤、「骨董品」ともに収録されていた名曲です。この曲の説明で、リズムセクション(ジョン・フォード/リチャード・ハドソン)の加入に関すること、およびリック・ウェイクマンに対してのコメントが書かれています。おもしろいのは、リックのキーボード類がことのほか重量がかさばり、その為にローディーが必要であると決心した・・・と語っています。
まさに、STRAWBSとDave Cousinsに歴史あり!とでも言うのでしょうか。その時代の彼らについて、思いを馳せてしまいました。 | |||||||
Halcyon Days / The Very Best Of The Strawbs【1997 A&M】 | ||
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CD 1:
1.Ghosts 2.On Growing Older 3.The Man who Called Himself Jesus 4.Stormy Down 5.I Turned My Face Into The Wind 6.Queen of Dreams 7.Witchwood 8.Keep the Devil Outside 9.The Hangman and the Papist 10.Benedictus 11.Golden Salamander 12.Tokyo Rosie 13.Hero and Heroine 14.Pick up the Pieces :Hudson Ford 15.Lay Down 16.Back Side 17.Out in the Cold 18.Round and Round 19.Oh, How She Changed CD 2:
1.The Battle 2.Grace Darling 3.Blue Angel :Dave Cousins 4.Here it Comes 5.The Shepherd's Song 6.We'll Meet Again Sometime 7.Martin Luther King's Dream 8.Burn Baby Burn :Hudson Ford 9.Shine on Silver Sun 10.Why And Wherefore 11.Floating in the Wind : Hudson Ford) 12.Absent Friend 13.Part of the Union 14.Will Ye Go? 15.The River 16.Down by the Sea 17.Tell Me What You See in Me ・Compiled by Dave Cousins with Lynda Morrison, Rod Green and John Tobler ・Digitally re-mastered by Roger Wake at Bourbery-Wake. | |
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1997年、StrawbsのA&M時代の名曲およびシングルB面、そしてHUDSON-FORDの代表曲を収めた2枚組CDが発表されました。 今までに何枚かのベスト盤は出ていましたがこんなにデラックスなしかも彼らの歴史が手に取るように理解できるアルバムはありませんでした。実は翌年アメリカで同名(A&M YEARSというサブタイトルがつきます。)のアルバムが発表されています。 まずはドイツ盤の“Halcyon Days”を紹介します。 John Toblerさんによる詳細なライナーノーツは曲の背景となって聴く側を飽きさせません。彼らのバンド結成から今現在に至るまで、細かなエピソードを織り交ぜながら書かれておりたいへん楽しめます。 CD1のトップを飾るのは「GHOSTS」です。John Hawkenのハープシコードが冴えわたりこのアルバムの素晴らしさが予感として涌き出てくるはずです。 全36曲、それぞれが名曲でありなんの不足もありません。 選曲および構成は全く違和感がなくDave CousinsとStrawbsの魅力を改めて堪能できますし、彼らの歴史を知るにはもってこいのアルバムです。 アルバム最後を飾る「Tell Me What You See In Me」は1stの“STRAWBS”や“Sandy Denny & The STRAWBS”に収録されていた懐かしい曲をリメイクしたものです。 この最後の曲を聴き終わって、彼らに対する想いを再確認したのと同時に時代と共に変遷を続けた彼らの命がまさに目の前で昇華してゆくようななんとも言えない充実感を覚えました。 | ||
Halcyon Days The A&M Years (US盤)【1997 A&M】 | ||
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Disc One
1.The Man who Called Himself Jesus 2.Where Is This Dream Of Your Youth 3.The Battle 4.The Weary Song 5.I Turned My Face Into The Wind 6.Forever 7.Song Of A Sad Little Girl 8.Glimpse Of Heaven 9.Witchwood 10.Sheep 11.The Shepherd's Song 12.The Hangman And The Papist 13.Benedictus 14.Queen Of Dreams 15.Heavy Disguise 16.New World 17.Two Weeks Last Summer 18.Blue Angel Disc Two
1.Here It Comes 2.Part Of The Union 3.Tears And Pavan @)Tears A)Pavan 4.The River 5.Down By The Sea 6.Lay Down 7.Autumn @)Heroine's Theme A)Deep Summer Sleep B)The Winter Long 8.Hero And Heroine 9.Midnight Sun 10.Out In The Cold 11.Round And Round 12.Ghosts @)Sweet Dreams A)Night Light B)Guardian Angel 13.Lemon Pie 14.Grace Darling 15.To Be Free 16.Hanging In The Gallery 17.The Promised Land ・Compilation produced by Bill Levenson in association with Witchwood Collection,Ltd. ・Essay by John Tobler ・Digitally remastered by Roger Wake at Bourbery-Wake,and by Chris Herles at PolyGram Studios | |
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こちらのUS盤はいわゆる“A&M Years”とタイトルされている通りデビューアルバムから「Nomadness」までの9枚と、カズンズのソロアルバムおよびシングル盤からの選曲を丁寧に年代順に収録されており、彼らの音楽的な変遷がたいへんよくわかるようになっています。 ましてや、Disc Oneはトラッド色が濃いフォーク・ロック、Disc Twoはよりロック色を強めた時代というようにうまく編集されていてそういう意味でもお薦めであると思います。ブックレットも豪華なカラー写真と 発表順にアルバム・パーソネルが記載されており楽しめます。 同じ「Halcyon Days」というタイトルながら全く別のベストアルバムといっても良いでしょう。 ですから独盤とUS盤の両方を購入されても損はないと思います。 メンバーチェンジを繰り返しながら結成後30年たった今でもカズンズを中心にバンドを継続させていることは驚嘆に値します。そういう彼らの記念すべき“Halcyon Days”はベスト盤でありながらしっかりとその意義を感じさせてくれるたいへん価値のあるアルバムであると思います。 【1999 10.26 改訂】 | ||
Heartbreak Hill【1995 ROAD GOES ON FOREVER】 | ||
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1995年に発表されたこの『Heartbreak Hill』はひさびさにTom Allomをプロデューサーに迎えて、1970年代後半にレコーディングされたものです。正直言ってこの時代のSTRAWBSのメンバーは安定せずその音楽性において試行錯誤や迷いがはっきり表れており、いったい彼らはどこへ行ってしまうのだろう?という感じです。 僕は当時、少し音楽環境が変ったので彼らから離れてしまってこの時代の情報は全くありませんでした。 ですから、当然、最近になってこんなアルバムを発表したこともNET上で初めて知るわけで、まったく後追いで聴く羽目になってしまったのです。 Dave Cousins,Chas Cronkのみがおなじみのメンバーであるだけで、あのランバートも1曲のみの演奏(「Something For Nothing」)でバンドを離れてしまったのです。なんとも淋しいものですが、内容は意外(?)にもカズンズ節が元気で安心出来ます。また、Miller Anderson(カズンズのソロアルバムでゲスト)がランバートに代わってギターを担当しています。 「Something For Nothing」、「We Can Make It Together」、「Let It Rain 」は1987年に発表された『Don't Say Goodbye』に収録された曲のオリジナルなのです。アレンジはこちらのオリジナルのほうがカズンズのヴォーカルもバックも幾分ワイルドでハードタッチに仕上がっています。 『Don't Say Goodbye』はもちろん出来は良いのですが、ちょい荒削りなこの『Heartbreak Hill』は以前の彼らの特徴であった英国風の翳りを充分に感じ取ることが出来てまたまた再認識してしまうのです。 一番のお薦めはタイトル曲の「Heartbreak Hill」です。ドラマティックな展開、ピアノ&キーボード、アコースティック・ギターの絡み、そしてカズンズの憂いを帯びた力強い声が素晴らしくマッチングして聴き応え充分なのです。特に後半にはエレクトリック・ギターとキーボードで曲を盛り上げます。次の「Starting Over」も展開が興味深くコーラスも厚みがあって聴かせます。 「Desert Song」はELOのジェフ・リンを思わせるようなアレンジで始まるポップなメロディーです。 アルバム最後は異なるアレンジで楽しませてくれる「Let It Rain」です。 このアルバムはバンドが様々な問題に晒されていた時代に不幸にもお蔵入りしたのか、または敢えて発表しなかったのか・・・、僕は全く知る由もありませんが結構充実した内容を持った佳作なので、少し趣を変えたい時にぜひ聴いて欲しいのです。 | ||
Greatest Hits Live!【1993 ROAD GOES ON FOREVER】 | ||
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このアルバムは1990年に収録されたTVスタジオライヴを、ストローブス結成25周年を記念して発表されたものです。 懐かしいトニー・フーパーも復帰して録音です。しかし残念ながら彼の歌声が聞こえてきません。 反面、カズンズの元気すぎる歌声が健在でうれしいかぎりです。 この元気さは何処から来てるのでしょう。 いわゆる現代的にアレンジされた、フォークロック風の構成で仕上げた90年代のストローブスのかたちなのです。これはこれで良いとしてどうしてもライブだとスタジオ録音と比較してしまいます。ですからこれは久しぶりにメンバーが集まってリラックスして演奏している・・・、こういうスタンスなのでしょうか? ほとんどが無駄なキーボードの味付けがなく、シェイプアップされたシンプルなアレンジでまた違った意味で楽しませてくれています。 ある程度やることはもう既にやった!、純粋に自分たちの好きなように音楽をやりたい!・・・そんな自由な雰囲気もめいっぱい出ています。 ひとつだけ・・・言いたいのはやっぱりデイヴ・ランバートは貴重で重要な存在だったということです。彼の音、声はフーパーとのコンビ以上にストローブスワールド形成に一役買っていたんじゃないかと思うのです。(ちょっと言い過ぎでしょうか?) ブライアンのギターは確かにうまい!です。でもなぜか僕にはランバートの枯れた、オーソドックスなスタイルでありながらもいつも光っている瑞々しさみたいな輝きは忘れられません。 まぁ、現在彼も復帰したことですし、そのうちもっとも新しいストローブスのライブがCD化されるでしょうからその時を楽しみにしていたいと思います。 実はこのレビューを書いて数日後に、ある方のご好意でこのライヴのビデオを見るチャンスを頂きました。 真っ先に目に飛び込んでくるのがカズンズは少し肥って貫禄が出たなぁという印象です。フーパーはステージ前面でギターを弾きながらハーモニーをつけていますが、先の印象通り少し影が薄いように感じられます。 それよりも感慨深いのは、CDでは特徴的な声が聴き取れなかったフーパーですがカズンズとのハーモニーはほとんどが紛れもなく彼自身の声であり、「The Hangman And The Papist」ではオリジナル同様に高音のハーモニーをとっていることです。 また「Down By The Sea」ではランバートのパートをカズンズが歌うなど、別の観点で結構面白く聴くことが出来るライブだなぁ・・・と感じられます。 この『GREATEST HITS LIVE!」は録音状態が素晴らしく良くてそれだけでも嬉しいし、なによりカズンズが現役で頑張っていることがたまらなく励みになって、まだまだ健在!というところを見せつけてくれた上出来のアルバムじゃないかと思っているのです。 【1999.10.24 改訂】 | ||
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