![]() (C)Copyright Gianluca Toshi 1999-2008
|
|
Heroes Are Forever【OH BOY】 | |||
![]() |
Disc 1: Live In LONDON,1973 1.New World 2.Sheep 3.Tears/Pavan 4.The Hangman & The Papist 5.Benedictus 6.Heavy Disguise 7.The River 8.Down By The Sea 9.The Winter & The Summer 10.Part Of The Union 11.Lay Down Disc2: Live In LONDON,1974 1.Lay Down 2.Autumn 3.Tears & Pavan 4.Out In The Cold 5.Round & Round 6.Just Love 7.Hero & Heroine 8.The River/Down By The Sea 9.Lay A Little Light On Me | ||
|
このブート盤の内容はいわゆる正規盤の『In Consert』とほとんど同一のものです。僕はその正規盤を聴いていないので比較はできませんが、音的にはかなり出来が良くとてもブートとは思えないくらいのものです。 まずはDisc1について。 1973年、ロンドンでのライブを収めたものでいわゆる“Bursting At The Seams”バンドで構成されています。ということはちょうど「Part Of The Union」や「Lay Down」が大ヒットしてバンドの絶頂を迎えた頃なのです。 曲目は、『Grave New World』から「New World」、「Benedictus」それに「Heavy Disguise」の3曲。『Bursting At The Seams』からは「Tears/Pavan」、「The River」、「Down By The Sea」、「The Winter And The Summer」、「Part Of The Union」そして「Lay Down」の6曲。また『From The Witchwood』からも「Sheep」と「The Hangman & The Papist」を選んでおり、中期のSTRAWBSの名曲ばかりで聴き応え充分です。 全体の雰囲気は少しこじんまりしたおとなしい印象です。もうちょっとウィーバーのメロトロンの押しが強ければなぁ!、そしてランバートのギターのノイズがちょっと残念で・・・しかしながら、カズンズのボーカルはしっかりしていて感激です。「The Hangman & The Papist」はリック・ウェイクマンのタッチとは異なるキーボードが新鮮ですし、「Heavy Disguise」で聴かせてくれるHUDSON-FORDのコーラスもうまい! 圧巻は「The River」〜「Down By The Sea」の組曲的に構成されたメドレーです。ライブでは必ずこの順序で演奏されているらしいです。というのもアルバム収録時に前後入れ替えして発表したらしいですから。Disc1最後は「Lay Down」での締めくくりなのですが、もう少しコーラスの厚みが欲しかった気がします。それでも聴けるだけでうれしかったりもするのですが・・・。 Disc2は1974年のこれもまたロンドンでのライブを収めています。こちらはさらにパワーアップした“Hero & Heroine”バンドで、リズムセクションとキーボード総入れ替え後のSTRAWBSとなってます。 そういう意味でもDisc1との比較が出来て楽しめます。Disc1が「Lay Down」で終わってDisc2がまたもや「Lay Down」で始まるのに意味があるのでしょうか?(僕はDisc1の「Lay Down」ほうが好きですが) それはそれとして、録音状態はこちらのDisc2のほうが良いです。 「Lay Down」と「The River」〜「Down By The Sea」そして「Tears/Pavan」を除いて『Hero & Heroine』から6曲を演奏しています。 ホウクンのキーボードがDisc1と比べると華やかさという点ではこちらのほうが勝っています。ただし、カズンズの声にちょっとだけ元気のないのが不満ですが・・・。しかし全体的にパワフルさが目立ち、よりロック色を強めてきた彼等の音が充分に反映されています。特にホウクンのシンセやメロトロンは冴えに冴えており、『Hero & Heroine』からの曲は音に厚みがあって素晴らしい出来です。またこれも個人的な意見ですがロッド・クームスのドラミングには躍動感があり、チャス・クロンクのベースラインとのバランスは絶妙です。うまさという点ではこちらの“Hero & Heroine”バンドに軍配があがると思うのですがどうでしょうか? それにしてもジャケット写真の滑稽さと、メンバーの作り笑いが妙に違和感を覚えてしまいます。まぁブートということでそのあたりは愛嬌なのでしょうけど。内容は素晴らしいものがあるだけにちょっと工夫が欲しかったなんて思います。 --------------------------------------------------------------------------------------------- 本作のDisc2は『PRINCE & PRINCESS』というタイトルのデモ盤(↓下記画像参照)があります。こちらのジャケット写真は『Hero & Heroine』の裏ジャケットの写真が使用されており、正規盤みたいな雰囲気を持っています。さらに、2002年にこの『PRINCE & PRINCESS』のデジリマ盤がProgressive Line (made in Australia)というレーベルから発売されました。なんてったって、デジリマのブートですからそりゃぁもうそれぞれの楽器&ボーカルが鮮明で大迫力です。尚、この2枚の『PRINCE & PRINCESS』には1974年のニューヨークはウルトラソニックスタジオにてのライブとクレジットされていますが、『Heroes Are Forever』と同一音源のわけですから後述の『In Search Of The Heroine』が正真正銘のウルトラソニックスタジオ盤であって、ミスであると推測します。 【2003.01.16 改訂】
| |||
Ghosts and Specter【Private master PM032】 | |
![]() |
|
|
このブートは1975年4月13日に実現したあの伝説の日本公演ライヴを収録したものです。 ジャケット裏面にはしっかりと“recorded live at Sunplaza,Tokyo,Japan 4/13/75”と書いてあります。 しかし実態は客席での録音ですから観客の話し声が耳についたりマイクの調子がイマイチなのか、状態は決して良いものではありません。 まぁ、あの生の音を25年ぶりに聴ける喜びだけでうれしいのであって、 録音状態は二の次に考えても良いのでは?とも勝手に解釈してしまいます。ですから、もしこのブートをお買いになって聴いて見たいと思っている方、音の悪さは覚悟してください。(笑) とにかく、こんなブートが発売されること自体がたいへんな驚きであり、まったくタイミングが良すぎるとも言えてます。 期待と感激に胸を躍らせながら最後まで一気に聴いてみると・・・。 やっぱり素晴らしいライヴであったことは間違いない!のです。他の『Heroes Are Forever』や『V6』と同様、いやそれ以上にカズンズの歌には安定感があって、またメンバーそれぞれの持ち味は充分に発揮されていると思います。特にランバートの歌とギター、ホウケンのキーボードはいい感じです。(実際に出ていた音は残念ながら記憶が定かではないのですけど・・・) これがもっと安定した録音であったなら選曲も含めてすばらしいライヴ盤として日の目を見ていたかもしれません・・・と思うのは僕だけでしょうか。 「Tears & Pavan」は安定感があって出来が良いし、他では聴けない「Lemon Pie」、「Remembering」〜「You And I」などは貴重です。また、僕の推薦曲の「The Life Auction」はアルバムの迫力がそのまま活かされて、続くロッド・クームスの力強いドラム・ソロはカール・パーマーばりのシンセドラムで聴かせます。 ただ、「Sheep」は絶対に演奏したような記憶があるのですが。 日本公演はことのほか力が入っていたのかもしれませんね。そう思うくらいにエネルギッシュでパワフルなストローブスでした。最後の「Lay Down」では涙してしまいます。 ジャケットのことですが、これはよく見たら「バースティング・アット・ザ・シームス・バンド」のメンバーですね。まぁ、ブートではよくあることですから、全然気にしませんけど・・・。 ついでにこのCDには当日のライヴのチケットのレプリカまでついてきて、まさにこのライヴを体験した方達への25年ぶりのプレゼントだと思いますね。(本物は浪費王子さんのHPのSTRAWBS LIVEのコーナーに画像があります。 ![]() これはおまけのレプリカです。 このブートを見つけていただいたMocking Birdさんにも改めて感謝致します。 ほんとうにありがとうございました。 | |
In Search Of The Heroine【MAIN STREET MST116】 | |
![]() |
|
|
このブートは1974年2月にニューヨークはウルトラソニック・スタジオでのライヴを収録したものです。メンバーはいわゆる「ヒーロー&ヒロイン」バンドで、まさしくアルバム『Hero & Heroine』を発表した直後(日本ではこの時点では未発表)のライヴのようです。 ニューヨークでのライヴ・・・といっても、翌年の日本公演後のNHKでの「ヤング・ミュージック・ショー」での収録のようなスタジオテイクでしょうか。 本国を後にしてアメリカの地に活躍の場を見出した彼らは、次作の『Ghosts』を発表する頃にバンドのピークを迎えることになったようです。 さて、この「In Search Of The Heroine」は、STRAWBS WEBにおいて録音状態がすばらしいとの評価です。 実際に聴いてみてなるほどと実感できました。数ある(現在確認しているのは6枚)ブートのなかでは群を抜いて良い音ですし、またバンドも脂が乗りきっていてたいへん良い状態なのではないかと思われます。 1曲目の「New World」のイントロを聴いただけでこのアルバムの出来の良いのがわかります。ヴォーカルと楽器のバランスも良く、またなんといってもホウケンのメロトロンが洪水のように押し寄せてきて雰囲気を盛り上げます。次の「Lay Down」ではランバートのイントロのギターがちょっとだけプアーな感じですが曲が進むに連れ馴染んできて、またもやホウケンのメロトロンが曲に厚みを加えています。 数あるライヴでの「Lay Down」のなかではベストテイクではないかと思います。 「Autum」〜「Round And Round」ではこのバンドならではの素晴らしいまとまりで一気に聴かせてくれます。アルバム『Hero & Heroine』からの一連の曲がやっぱりこのバンドのメンバーにはふさわしいのは言うまでもありません。 「Benedictus」でのカズンズの奏でるエレクトリック・ダルシマーの郷愁を呼び起こす音色や、めったに聴くことが出来ない「Why」など、このアルバムならではの特色も見出せます。 この「Why」、実はシングル盤で発表された「Hero & Heroine」と「Shine On Silver Sun」のそれぞれのB面に分割されて収録されたらしいです。(『Preserves Uncanned』のライナーより) それぞれのB面を2曲合わせて「Why And Wherefore」とタイトルして『Halcyon Days』のドイツ盤に収録されていますが、この曲は彼らにとっては珍しいロックンロールのアレンジが活きています。 最後はお決まりの「The River」〜「Down By The Sea」です。カズンズの抑えたヴォーカルと対照的にランバートの持つ張りのある若々しい歌声が聴き処でしょうか。 アメリカを本拠地としてニューメンバーで再スタートを計った彼ら・・・。その意気込みを充分に感じ取ることが出来る自信に満ち溢れた演奏・・・。まさにバンドの全盛期を築く直前のすばらしい演奏がぎっしり詰まった必聴盤です。 | |
| INDEX | New & Reissue #1 | New & Reissue #2 | '69-'73 | '74-'75 | '76-'87 | Solo Works | Unofficials | DVD | Related Artists |