![]() (C)Copyright Gianluca Toshi 1999-2008
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New World -Featuring Four Live Tracks- / John Ford 【WHOLE SHOT WH-201】 | |
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R・ハドソンと共にストローブス・ファミリーの中でもバンドに多大な貢献を果たしてきたベーシスト、ジョン・フォードが2005年に発表したソロ作品です。本作はジョンの自主レーベルであるWHOLE SHOTからの作品なのですが残念ながらCD−R。しかも7曲収録のマキシ・シングル形式でありジャケットもPC用プリンターで作成したチープなたたずまい・・・。 ジョン・フォードといえば一時はブラックモアズ・ナイトのアルバムに顔を出したりしていたので、英国ロック好きには名の知れたアーティストのひとりでもあります。 それではまず一曲目から解説していきましょう。お決まりのアコースティック・ギターのストロークで幕を開ける"New World"はもちろんカズンズ作なのですが、ジョンが歌いだすと何故か彼の作品のような錯覚に囚われるようでやっぱりストローブス・ワールドです。おそらくバックのメロトロンぽいキーボードやドラムはプログラミングされたもののようですが、重厚なベース音とテクニックはまさしく往年のジョン・フォード。のびのびと歌い上げるミディアムテンポの美しい佳曲"You Can't Keep Me From Singing"をはさんで、なんとあのビートルズの"Across The Universe"とはびっくり。ジョンの作風には少なからずビートルズの影響というものは以前から感じ取ることが出来たので、そういう意味では納得。この"Across The Universe"のタッチ、違和感がまったくなく自然でシンプルなところが好感持てます。さて次の選曲にも驚いてしまうのですが、あのプロコルハルムの"A Whiter Shade Of Pale"いわゆる「青い影」です。オリジナルはあまりにも有名なオルガンのイントロで始まる大曲ですが、ここではギター(おそらくB・ウィロービーとのギター共演)でのシンプルなバックのみ。フォークタッチのアレンジですんなりと溶け込んでいます。"Kissed By The Sun"はジョンのオリジナルで、哀愁漂うフォーク的な作品。で、待ってましたの"Part Of The Union"はウィロービーの楽しいギターとキャサリン・クレイグのハーモニーが加わります。やっぱりオリジナルのライターが歌うと違いますね。最後の曲はスキッフルの大御所ロニー・ドネガンのアレンジによる"Worried Man Blues"。 さて、7曲入りのミニアルバムの本作ですが、ジョンがこれほどフォーキーだったとは思っていませんでした。また楽曲の素晴らしさと彼の歌の上手いこと!歳と共に枯れた味わいを深めた彼の歌声はまさに哀愁漂う英国フォークといっていいでしょう。こうなると未だCD化されていないハドソン・フォードの作品を聴きたくなりますね。 [17.FEB.2006] | |
High Seas / Dave Cousins & Conny Conrad 【WITCHWOOD WMCD2025】 | |
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ドイツ人であるコニー・コンラッドとD・カズンズとのコラボレーション・アルバム。このコニー・コンラッドという方は本作が発表されるまで全く存じ上げぬお方でありましたが、ドイツ語サイトの英訳やら日本語訳やらの作業の末、彼はギタリストでありコンポーザーそしてプロデュース業もこなすマルチ・プレーヤーで、DARK OCEANというドイツのプログレバンドを率いてあのバークレイ・ジェームズ・ハーヴェストらと共にツアーも行ったらしいとか。そして15歳の時にストローブスの"Grave New World"を初めて聴いて感動した!なんてことが判明してまいりました。ドイツでは結構有名なアーティストであるらしいのです。 とにかく、クラシカルな趣のアルバムジャケットを片手に本作をじっくりと聴いてみるとしましょう。 アコースティック・ギターの力強いストロークが鳴り響き、なにやら再結成後のストローブスとは違ってプログレ風味が旺盛なサウンドが出現してくる予感の"The Call To Action"。コンラッドのプログラミングによる重厚で荘厳なキーボードと分厚いリズムセクション。シンフォニックなサウンド形成によって雰囲気を高めます。カズンズのパワフルシャウトもあり、この一曲が本作の傾向を表しているようです。続くふたりの共作である"Deep Inside"でもコンラッドのキーボードが冴え渡り、ダルシマーのイントロが美しい"The Rose"、コンラッド作のドリーミーな"On The Horizon"。そして話題の"Deep In The Darkest Night"ではリック・ウェイクマンがゲスト出演していますが、相変わらず手数の多いピアノです。テクノ風な"The Moon And Stars"、軽快な"My Oh My My"そして瑞々しいピアノ(ここでもウェイクマン?)が美しいバラードは"It's Just My Way Of (Loving You)"。コンラッド作の"Not Another Day"、カズンズのバンジョーのイントロで始まり、ささやきかけるような"Haiku"とは俳句のことなのでしょうか、ちょっと東洋風。最後は再びコンラッド作の荘厳なインスト"The Feng Shui Symphony"はちょっぴりニューエイジ風でもあります。 本作は現在までカズンズが発表してきたストローブスの作品の中でも最もシンフォニック度が強いのではないでしょうか。しかしその反面ちょっと大仰すぎるかな?という面もあり、カズンズの微妙な繊細さが遠のいてしまっているようで少しばかり寂しい気もします。(個人的な勝手な意見としては、ジョン・ホウケンのメロトロンをフィーチャーしたカズンズのソロ・・・そんな作風のアルバムを今後に期待していたりします。) しかしながら、アコースティック・ストローブスにUS・UKバンド、ウェイクマン&カズンズ、そしてカズンズ&コンラッドと様々なユニットにて精力的な活動を続けるデイヴィッド・カズンズ。今後の活動のバリエーションのひとつとしてまた新たな境地が開かれたことに感激するとともに、その衰えないパワーにはただただ敬服するばかりです。 [14.NOV.2005] | |
Work In Progress / Dave Lambert 【WITCHWOOD WMCD2013】 | |
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2004年発売のデイヴ・ランバートのアンソロジー的ベスト盤。サイケ&ビート・バンドであるFIRE、その後加入したKING EARL BOOGIE BAND、ストローブス脱退後のソロ時代、そしてCHISWICKでの再スタートのステージ。それらのテイクに彼の自主制作による新録音がミックスされた贅沢な内容です。 恥ずかしながら、本作発表当初は新録音が収録されているなんて考えてもいなかったし、一時発表されたプライベート盤の"Nomadness"(盤起こし)のボーナス収録分と同テイクかと思っていて入手にためらっていたのだけれど、未だCD化されていない彼の唯一のソロアルバム"Framed"の情報周辺をオフィシャルサイトで探っていたところ遅まきながら本作の内容を確認し、急いでオーダーしたというのが事実です。しかし情報によれば"Framed"は近々にCD化実現だとか!待ち遠しいですね。 では一曲目から。 たおやかなアコースティック・ギターのコード・ストロークに乗せてランバートが歌う"The Man I Saw Last Night"。バッキングボーカルにはD・カズンズの声がかすかに聞こえてきます。"Starlight"はキング・アール・ブギーバンドでの活動時代の曲。ブルース系はちょっと苦手なのだけれど想い入れ充分に聴けば入り込める隙はあります。さて3曲目に入ると待ってました!の"The Winter And The Summer"。チズウィックにおけるステージでのソロプレイなのですが繊細で確実なギターフレーズと丁寧な歌唱が嬉しいし、あの30周年コンサートではこういうパフォーマンスがあったなんて知らなかったもので、ただただ感激。"Live To Love"ではいかにもあの時代的録音の米国南部的ブルース・ナンバーでランバートの声も若い。彼はどういう歌でも器用にこなしますね。一転して"The Visit"のスコティッシュ・トラッド・テイストはどうですか!新録音で新境地。なじみやすいメロディラインに脱帽です。 さぁ"Remember Me Always"は、ついに出ました、アルバム"Framed"からの選曲です。静かなるロッカバラッド調でまさに彼の真骨頂でしょう。(録音レベルが低いのがちょっと残念ですが実に名曲。次はそのアルバムのタイトルでもあるチズウィック・ライブからの"Framed"。あぁオリジナルを早く聴きたい!。アコースティック・ギター一本での名演です。ブルース・ロック・ナンバーの"Back There Again"。彼って本当に歌うのが好きなんだなと実感します。彼らしいギターフレーズが飛び出すのもまた嬉しいです。 "Shadowland"もスタジオでの新録音。オルガンが"Grave New World"期の音でなんか懐かしいのですけど、プログラミングのドラムがちょっと不満。ロバート・カービーの弦楽アレンジメントが心に響く"Live Inside Your Hell Tonight"は"Baroque & Roll"から。静かに耳を傾けたい穏やかなバラッド。最後の曲"Bovver Blues"はランバートの別キャラを垣間見てしまったようで何故か微笑ましいブルース・ナンバーです。 さて、デイヴ・ランバートの歩んだ歴史がいっぱい詰まった 本作は彼の優しい歌声とギターがまったりと堪能できる期待以上のすばらしいアンソロジーです。デイヴ・ランバートという人はストローブスを支えた名ギタリストであってカズンズとの双頭ボーカルのひとり。そして現在活動中のアコースティック&エレクトリック・ストローブスにおいての存在感は非常に大きいことを改めて再確認させてくれます。今後の活動も実際に本作のタイトルのようにずっとIN PROGRESS(進行中)であって欲しいと願っています。 [25.OCT.2005] | |
Hummingbird / Wakeman & Cousins【WITCHWOOD WMCD2007】 | |
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ついに実現したカズンズとリック・ウェイクマンのコラボレーション・アルバム。2002年に満を持して発表された本作は優しさに満ち溢れた力作です。なんと30年以上もの長い間待ち望んだ末の発売ですから、たとえそれがどういう内容であれ(?)出会えたことの喜びを素直に表したい!そんな気持ちです。インナーには二人のポートレートが・・・。二人はどんな想いでアルバム作成に臨んだのでしょう?想像が膨らみます。写真からは正直言ってストレートに歳を感じさせられてしまうのですが、このユニットが実現した喜びのほうが勝っているので気にしないことにしましょう。 さて、1曲目の"The Young Pretender"から。いきなりエレクトリック・ヴァイオリンがうなりはじめて(フェアポートのリック・サンダース。あのCHISWICK HOUSEでのライブがきっかけとなりゲスト出演になったようです。)、えっ!という感じですが、歳を感じさせないお声のカズンズ節が聴こえてきます。タイトル曲の"Hummingbird"はあの名曲"The Golden Salamander"を彷彿とさせる穏やかなバラッドです。カズンズのダルシマーとウェイクマンのピアノの妙・・・。超、美しいピアノのイントロで"So Shall Our Love Die"が続きます。間にウェイクマンのインストルメンタル・ナンバーの"Steppes"を挟んで、これもまた名曲"October To May"・・・なんというたおやかで美しい曲の流れなのでしょう!!うっとりため息ですね。"Higher Germanie"はトラッド曲。ここではカズンズはバンジョーと共に素朴に丁寧に歌います。ワタシとしてはこの"So Shall Our Love Die"から"Higher Germanie"の流れがベストテイクだと思います。 "Stone Cold Is The Woman's Heart"は『Ringing Down The Years』に収録された曲ですが、ウェイクマンのピアノのイントロでイメージは相当変わりました。続いてまたしても前曲のモチーフをそのまま使ったピアノ曲"Crie Du Coeur"。カズンズの力強いヴォーカルとウェイクマンの懐かしいキーボードフレーズが逆に新鮮な"All In Vain"にはあのチャス・クロンクもベースで参加しています。一転してソフトに囁く"Can You Believe"〜"Via Bencini"。そしてエンディングは"Forever Ocean Blue"。こちらも前述の『Ringing Down The Years』に収められた曲です。ウェイクマンのピアノとカズンズのボーカル、そして後半のR・サンダースのトラディショナルなヴァイオリンのみでこれだけドラマティックに曲が完成してしまう・・・そんな驚きが感じ取れます。 このアルバムはなんと美しいのでしょう!? 美しさと優しさで胸がいっぱいになってしまう・・・そんなイメージですね。曲の新鮮味はそれほどないのですが、冒頭にも書いたようにこの2人!だからこそなのです。それ以外はとやかく言うつもりはありません(笑)。しつこいですがそれにしてもウェイクマンのピアノは美しいなぁ。 | |
Two Weeks Last Summer / Dave Cousins【A&M 1972】 | |
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1972年に発表したカズンズの初のソロアルバムです。長らく待ち望まれていましたが2004年になってようやく初CD化。併せて国内盤は紙ジャケ仕様を施され嬉しい限りであります。 本作のゲストミュージシャンには、ミラー・アンダーソン、ロジャー・グローバー、ジョン・ハイズマン、そしてリック・ウェイクマンと豪華メンバーが勢揃いしており、カズンズの人脈の幅広さを窺い知ることができます。 この「Two Weeks Last Summer」は、ストローブスのそれとは少しだけ趣を変えて、カズンズの音楽的ベースとなっているフォーク・ミュージックを彼独自のスタイルで表現しているとでもいいましょうか、優しく繊細でありながら逞しさあふれるカズンズのボーカルが堪能できる名盤のひとつに数えられるものです。 まずはタイトルと同名曲の「Two Weeks Last Summer」、しっとりとしたカズンズの歌声に繊細なギターの音色が絡み、独特の雰囲気を醸し出しています。この曲はサンディ・デニーも『Fotheringay』で取上げています。無伴奏で歌い上げる「October To May」ではトラッド曲とでも言って良いような心を打つメロディー・ラインです。 本作のハイライトは何といっても超名曲である「Blue Angel」です。この曲を体験するだけでもこのアルバムを持つ価値はありそうです。 (@)Divided(A)Half World ,Apart (B)At Restと、3部作であるこの大曲はメロディーの素晴らしさとカズンズのたいへん味のあるボーカルはもとより、バックを努めるメンバーのサポートが輝いています。特にリック・ウェイクマンのピアノとオルガンは特筆すべきものです。(B)At Restでのオルガンが徐々に盛り上がってくるところなどはさすがと言えるでしょう。次の「That's The Way It Ends」もロバート・カービーが全面的にバックアップし、たいへん落ち着いた感じのバラッドです。 一転して(LPではB面)、「The Actor」でのちょっぴりハードなデイヴ・ランバートのギター、これはまた違った趣でインパクトのある曲に仕上がっています。めずらしくカズンズ自らピアノを弾き語りする「When You Were A Child」や優しいタッチのギターで始まり、後半にはウェイクマンのピアノが冴え渡る「Ways And Means」もたいへん味わい深いです。 本作はカズンズの一貫したコンセプトが表現されており、優しさに満ち溢れたボーカルが充分に堪能できるアルバムです。[25.OCT.2005 改訂] | |
Old School Songs / Dave Cousins & Brian Willoughby【The Road Goes On Forever 1979】 | |
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カズンズの旧友であるブライアン・ウィロウビーとのデュオ・アルバム。 この時期、バンド活動にも翳りが見え始め、カズンズ以外のメンバーはソロ・アルバムの制作(Dave Lambert)や他のバンドのサポートやらでそれぞれ別の道を歩み始めていたらしいです。録音した『Heartbreak Hill』もレーベルの問題からお蔵入りしてしまい、もはやバンドとしての形態は崩壊寸前の状態だったのでしょう。 そんな時期に二人のアコースティック・ギターのみによるシンプルなアルバムを発表したということは、原点に戻って見つめ直したいという想いが表れているのでしょうか。 オーバーダブも、マルチトラックも使わないスタジオ録音と、Exmouth Summer Festival(1978)のライブ録音を収録したこのアルバムは1991年になってやっとCDとして再発されました。 さて、ストロベリーヒル・ボーイズ時代の曲(「You Keep Going Your Way」)も含めてカズンズは、優しく時には力強く熱唱しています。ギターの音色にもそれぞれの特徴が出ており、特にブライアンのピッキングはタイトでクールです。欲を言ったらきりがありませんが、この二人にトニー・フーパーでも加わって素敵なハーモニーを聴かせてくれたらこれ以上の喜びはないですが・・・。 1曲目の「Grace Darling」ではブライアンの力強いギターが特徴的で、次のアルバム未収録の「I've Been My Own Worst Friend」では耳元で囁くように歌う弾き語りが素晴らしいです。「Ways And Means」では『Two Weeks Last Summer』に収録された曲の雰囲気とは違いますが曲本来の持つ良さを噛み締めることができます。 また、「The Battle」や「The Hangman And The Papist」の鬼気迫るボーカルとは対照的に「Josephine, For Better Or For Worse」では優しさが滲み出ており改めてカズンズの表現力に圧倒されます。 ただ、一つだけ注文させてもらえばブライアンのギター・ピッキングはカズンズの持つ素晴らしいメロディ・ラインを打ち消してしまっている部分もあるように感じるのです。それだけが頭を悩ましてしまうのですが・・・。 いずれにせよ、こんなにシンプルなのにたいへん説得力のある歌とギター。今更ながらカズンズの作る楽曲の素晴らしさと、いつまでも変らぬスピリットには敬服してしまいます。 | |
Black & White / Brian Willoughby【1998】 | |
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80年代以降のリニューアル・ストローブスのギタリストとしてバンドに加入し、長年その変幻自在なギターで楽しませてくれたブライアン・ウィロービーのソロ作です。 キャサリン・クレイグをメイン・ボーカリストとしてフィーチャーし、また、メアリー・ホプキンのバックを務めたことがある関係で、その彼女が1曲だけその懐かしい歌声を披露してくれております。 アコースティック・ギターをメインに、フォーク調のシンプルなアレンジの中にブライアンの確かなギターテクニックが思う存分に発揮されています。 まずは、キャサリンの穏やかでしっとりとした声で落ち着く「In This Room」で始まり、「Alice's Song」ではゆったりとしたメロディー・ラインが心を和ませます。一転して「Black And White」ではブルージーな 曲調で引っ張ります。淡々と曲が進んでいく中で「Love Belong Right Here」はメアリー・ホプキンと ブライアンとの共作であり、彼女が優しく歌い上げます。「More Than You Loved Me」はブライアンの父上であるウォルター・ウィロービー氏がボタン・アコーディオンを披露してくれて微笑ましいです。(この曲が彼の記念すべきスタジオ・デビューだそうです!) 最後の「The Feel Of Letting Go」を聴き終えて感じるのは、ストローブスでの彼とは異なった一面がこの アルバムには表現されている・・・ということです。ストローブスでの彼のギターフレーズはカズンズの曲にそぐわない部分があるように思われてならない・・・そんな印象をずっと持っていましたが、こうして 彼のソロ作を聴いてみると、わたしのイメージも改善されたように思えてきたのです。彼自身の書くライナーノーツや家族の愛情が感じられるジャケットの写真、そんなところにも彼の穏やかな人柄が滲み出ているようです。 本作は、決して派手さはなくボーカルを引き立たせるギターに徹しているブライアンの誠実で真面目なところが感じ取れる佳作ではないかと思います。 現在はキャサリン・クレイグとのコンビによる活動をメインにし、ストローブスでの活動は一時休業状態ですが 今後も側面的に見守ってくれるでしょう。 [27.JUL.2006 改訂] | |
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