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昨シーズンは、70匹以上のオオクワ幼虫を飼育していた。 結局、手に負えなくなって自分の所でブリした幼虫は、菌糸交換など後回しになり、今の所小さな個体しか羽化していない。それでも70ミリに届く♂が羽化してきたが、これはまぐれ...最高が70ミリでは情けない。アベレージで言ったら65ミリに届くかな?いや届かないと思います。 今年は飼育種を2種に絞って、真面目(笑)に飼育してみます。それに飼育記として、残しておけば後々役に立ちますから... 立派な飼育記は書けませんが、お付き合い下さい。 |
国産オオクワガタ 大阪府能勢産 累代 F2 ♂ 04/06/16羽化 72o ♀ 04/06/12羽化 45o |
ホーペ 福建省建陽産 累代 WF1 ♂ 04/01/19羽化 68o ♀ 04/02羽化 42o |
2005/05/21 ペアリング開始 |
能勢産と福建産同時進行で、書いていこうと思います。 ベテランの方は、「国産とホーペは温度管理や餌交換のタイミングが異なる」と言いますがそこまでは、ちょっと出来ませんので、同じ様に飼育してみて、違いがでたら書き込もうと思います。
暫く眺めていると、モゾモゾと動き出しましたが...♀が動き出して♂の傍に寄ったとたんに、「ビクッ!」と♂が反応しました。でも何事も無く、♂・♀仲良く餌皿の下に潜りましたので、相性良しと判断してこのままペアリング開始です。 能勢産の方は、そそくさと2匹共に餌皿に潜っていきました。 |
2005/05/27 しているの? |
能勢産、福建省産共に、1日1回確認しましたが、♀殺しは無いようです。 しかし、逆にペアリングしていないのでは?と言う不安が出てきました。
よくペアリングしている画像を見る事がありますが、少なくとも我が家のクワは、明るいところでは絶対にペアリングしません。成虫を一年中暗い場所で飼育しているからでしょうね。 暗ければオオクワにとって最高の環境かと思いましたが、元々自然のオオクワは、他のクワガタよりも昼間は隠れて、夜活動するのがはっきりしている種ですから、真っ暗なところで飼育するのは、オオクワにとって逆に不健康なのかな。 もう暫くこのまま様子を見てみます。 |
2005/06/02 飛んだ... |
なかなか、活動せずに心配していた能勢産ですが、ここに来て活動し始めました。 ある夜の事... 温室の中で、コソコソと動く音がしていて、その音の大きさから♀が動いているな。と、思いながら寝ていると突然「ブーン」と言う音が!あわてて飛び起きて温室の扉を開けて見ると!!能勢産の♀が羽を閉じる所を目撃してしまいました。 「オオクワも飛ぶんだな〜」と妙に感動してしたものです。 次の夜にも「ブーン」と羽音がしましたので、覗いてみるとやっぱり能勢産の♀が羽を閉じる所でした。 すぐにデジカメを引っ張り出したのですが、とき既に遅し...画像に残せなかったのが残念です。 これだけ活動的になれば、交尾はしているでしょう。♂も福建省産、能勢産共にガサガサと大きな音を立てて活動しており、σ(^^)はちょっぴり寝不足気味です。 福建省産の♀は完全に産卵モード突入ではないでしょうか?温室の扉を開けても逃げもせずに、ゼリーを食べています すぐに産卵セットを組みたいのですが、なかなかそうも行きません。常温ではまだ寒い東北..産卵セットは温室に入れておくつもりですが、その温室が満杯なんです。 今日1日掛けて、羽化しているオオクワを菌糸ビンから取り出し、プラケースに移し変えて一階にある成虫置き場に移動です。 次の休みには、産卵セットを組みます。菌床産卵をさせてみたいと思います。成功すれば初令の内から菌糸を食べていますので、大きな幼虫になる事でしょう。でも失敗したら..産卵木も合わせて入れるセットで行きたいと思います。(^^ゞ |
2005/06/26 産卵セット |
ちょっと出遅れた感がありますが、産卵セットを組みました。 約3週間の同居生活の後、単独飼育に切り替えて♀にはゼリーを沢山食べてもらいました。 そうそう、初めて交尾を見てしまいました。 タンスの扉を何気なく開けると、♂と♀がV字に重なっていて、♀はあわてて逃げようとしていましたが、♂は交尾器が、 外れずに、♀に引っ張られていました。画像が撮れなかったのが残念です。
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2005/07/07 餌交換 |
産卵セットしてから、10日目。能勢産と福建省産の餌交換をしました。
昨年は産卵木1本のセットを組み、♀を取り出してから2〜3ヶ月も放置してしまい、産卵木を食べつくした幼虫を育てました。お恥ずかしい画像がこれ。 当然ほとんどの幼虫が2、3令になっており、あわてて菌糸瓶に投入しても大きくなりませんでした。 しかし、菌糸ブロックの中に産卵し、幼虫が育てば初令から菌糸を食べている訳で、♀を取り出してから少し位ほったらかしにしても、大きさには影響ないでしょう。割り出しも楽そうです。 う〜ん。ズボラ飼育向きだ...(^^ゞ |
2005/07/11 再セット |
前回の能勢産のセットについて、アドバイスを頂き、考えた... どう考えても今のセットでは能勢♀が産卵するとは思えない。産卵木も少し齧っただけで産卵の為とは思えず、菌糸ブロックは手付かずの状態。 コバエシャッターを使っているので、ケース内はかなりの湿度になっている。 水分を飛ばさずにそのまま投入した菌糸ブロック。1本とは言え水分を多量に含んだ産卵木。それに加え発酵マット。 色々なHPには、産卵セットにはある程度の湿度が必要と書かれているが、好まない♀もいるのでは? 「再セットしよう」 一度ばらして、再セットする事にしました。 菌糸ブロックは物置に3日間放置して乾燥させた。産卵木とマットは通常のケースに入れて、フタとケースの間に保水シートを挟み、少しだけ乾燥させる。
たくさんの幼虫を抱えると、夏場の温度管理が大変ですよね。 「だからみんな、早めにセットするんだな〜」と、今頃気付くσ(^^)です。
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2005/07/17 産卵木1本セット |
ペアリング中だった、北海道産オオクワの産卵セットを組みました。 菌床産卵にしようと思ったのですが、あいにく菌糸ブロックがありませんでしたので、産卵木1本セットです。
倉に入れておいたのですが、倉って周りの温度が高くても中はひんやりしているイメージがありますけど、結構温度が高かったんですよ。最高で30℃を超えていました。孵化した幼虫も温度が高ければ当然活動が活発になり、成長も早いのではないでしょうか? 今シーズンは床下に置いておくつもりです。初令か2令になりたてで割り出しできれば最高なのですが... 譲って頂いた方のお話では、北海道産のオオクワの幼虫は初令から3令までの成長が遅いようです。 何でも3令になるのに3ヶ月もかかった個体もいたとか。 そうだとしたら、菌床産卵にしなくても幼虫が十分に小さい内に菌糸瓶に投入できますからね。 興味深く観察してみます。 |
2005/07/28 まずい... |
福建省産は産卵セットから1ヶ月経ちました。能勢産は再セットから2週間ちょっと。
産卵木1本セットは、去年の経験から12頭位が最高でしょう。菌床産卵はどの位産んでいるのかな? いや、福建省産はブロックをボロボロにしているが、産んでいる保障はないし... このような場合、少なく作ると幼虫が沢山採れるんですよね。 んでもって、多めに瓶を作ると採れない。う〜ん困った。何個作ろうかな。 |
2005/8/19 割り出し |
2005/08/23 再セット |
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2005/08/31 能勢産割り出し |
今日は能勢産の割り出しです。 先日の福建省産・北海道産の産卵数がちょっと少なかったので、たくさん産んでいて欲しいものです。
そうそう、北海道産の4個の卵ですが、まだ孵化しません。色は黄色のまま変わっていませんので、腐っている訳では無いと思うのですが、心配です。初令で投入した幼虫も食痕が現れずに不安な日々を過ごしています。 北海道産の割り出しは、ちょっと早かったかな〜 |
2005/09/07 ♀の取り出し |
8/23に産卵木1本セットで再セットした、福建省産と北海道産の♀を取り出しました。 約2週間の産卵期間を取りましたが、どうやら北海道産は産卵モードではなくなってしまったようです。 前回同じ産卵木1本セットで、あれ程産卵木を齧った♀が全く齧っていません。こんな事になるのなら、前回産卵木を取りだした時に、続けてセットすればよかった。と悔やむのですが、こればっかりは仕方の無い事ですからね。
福建省産、北海道産共に産卵セットをしてから、途中1週間でゼリーを交換しましたが福建省産は完食。北海道産はゼリーには、手を付けていませんでした。今回も福建省産は全て食べ、北海道産は手を付けていませんでした。2週間産卵木の裏で寝ていた様です。 産卵木を齧っているとは言え、福建省産も産んでいるかどうか怪しいものです。 前回の菌糸ブロックと産卵木の両方セットでは、産卵木には見向きもせずに、菌糸ブロックだけに産んでいましたから。 しかも4匹だけ...う〜んこの産地も4匹では、ちょっと足りないですね。
北海道産の産卵が失敗なのが濃厚ですので、前回採れた4個の卵と4匹の幼虫が非常に貴重になってきました。 幼虫は4匹の内、2匹はほんの小さな食痕が確認できました。 北海道産はあまり期待は出来ませんが、このまま両方とも1ヶ月放置しておきます。
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2005/09/28 やっと... |
菌糸瓶に初令で投入した北海道産の幼虫ですが、2匹だけその姿を確認する事ができました。
「飼育種を絞る」なんて言ってましたが、『長崎・対馬産』なんて幼虫を飼っていたりします。(^^ゞ |
2005/10/17 菌糸瓶交換 |
菌糸ブロックを購入して1週間の期間菌糸を再生させて、準備万端。「さあ、菌糸瓶交換」といかないのが、私の悪い所。何だかんだで、10日間近くもサボってしまいました。
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2005/11/21 暴れる... |
10月末に能勢産の残りの幼虫の菌糸瓶交換をして、♂は900のり瓶へ、♀は600瓶へ全て移動させました。 今年は結構真面目に菌糸瓶交換をしています。昨年はある菌糸ボトルを使って大変な目にあいましたからね。順調に幼虫は育っていると思います。
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2006/01/11 北海道産 |
その幼虫も黄色がかった色をしており、これ以上体重の伸びは期待できそうにもありません。 『これって♀だよな〜』 卵巣は確認できませんでしたが、私の少ない経験から言っても、頭の幅と言い間違いなく♀だと思います。
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ズボラ飼育終了... |
結局途中の経過は更新しませんでした。。。
ま、ズボラ飼育にしては70ミリ以上の個体がチラホラと出たので良しとしましょう。
来シーズンはもうちょっと真面目に飼育してみます。
能勢産 71ミリ
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