戻る



レーダー探知機・ETC取り付け編


2007/4/29 Aピラー内張り外し・配線取り付け完了


今日はAピラーの内張りを外す作業からです。

小さなマイナスドライバーの先端だけを出して後は全てビニールテープで保護します。
昇降アシストグリップのカバーを外して、ネジを緩めます。

モールを外していきます。
Aピラーの内張りに干渉する部分のみ外します。
調子に乗って外しすぎると、元に戻らなくなるかも...
ピラー内張りを内側に引っ張ると、取り合えず外れました。

しかし、手で乱暴に引っ張りましたので、プラスチックの止め具
(本来内張りに付いている)が車体側に残ってしまいました。
幸いに止め具は破損しませんでしたので、車体側からマイナスドライバーで抜き出し、内張りへ戻しておきます。

しかし、ここからが大変な事になりました。
ディーラーでは上側に引っ張れば抜けるとの事でしたが、全く抜けません。

ダッシュボードに傷でも付けたら大変ですので、このままの状態でディーラーまで出向いて相談しました。
対応してくれた、工場長は一昨日に「簡単に抜ける」と言った手前、
首をひねりながらあれこれ内張りを引っ張っていましたが、最後にはダッシュボードの下側に潜り込んで、
とてつもなく長いドライバーを持ち出して、下側から内張りを外しました。
この部分は外側からこじって外すのは、無理のようです。
ハンドルの下側に潜り込んで、内側から外しました。

この部分を外すのは、素人にはちょっと無理なようです。
これさえ外してもらえれば、後は簡単に外れました。

インパネ、ピラー内張りをはずしたら、何だか、アルファードが軽トラに見えてきました。(笑)
外れなかった部分は、様々なツメが色々な方向に出ており、
外側から外すのはやはり、素人では無理のようです。

何たって、内側のツメの部分は工場長がドライバーで突付いた跡が、相当残っていましたから...
次は運転席左脇にある小物入れにETC本体を収納する為に、底に穴を空ける作業です。

外側の目立つ部分はスレ傷防止のガムテープで保護してから、
大体の位置を決めて10ミリの穴を空けます。

アンテナ線と電源のコードをこの穴から引っ張り出して、ダッシュボード内に引き出して、インパネの電源まで引き込みます。
ヤスリでそれぞれの穴に線が通るように、角穴にして取り付けてみると...お分かりでしょうか角穴の下は更にベージュ色のプラスチック部があり、線を引き込めません。

『ゲッ!線が通らない...』
実際にケースをはめ込んでみると、ケースの底面側には更に本体側のカバーの壁がありました。
さすがにこれ以上の穴の加工は躊躇しちゃいます。
小物入れの穴加工はいざとなったら、小物入れを注文すれば元に戻りますが、本体に穴を空けたら元には戻せません。
仕方がありませんので、配線は画像のように引き込みました。

小物入れをきちんと閉じれば配線は見えませんので、良しとしましょう。。。。
それにしても無駄な穴あけ作業をしてしまったものです。
黄緑色で示したのがETCのアンテナコード。ルームミラーの脇にアンテナを貼り付けて、そこからAピラーを通り、ここまで引き込みます。
水色がレーダー探知機の電源コード。同じくルームミラーからここを通して、インパネの電源部まで引き込みます。
赤色が、ETC本体の電源コード、同じくインパネの電源部まで引き込みます。

本当の線の色じゃないですよ。こんな趣味の悪い色の配線は使いません。ACCは赤、バッテリー電源は黄色、アースは黒です。
ようやくインパネまで電源コードを引き込みました。(水色部)

ACC電源やバッテリー電源はナビ・カーステから取りますが、困ったのは−アース。
ナビ・カーステのコンソールからは配線がごちゃごちゃしていて、取れません。
目ぼしい所はと、探していましたらある所に丁度いいネジがありました。
ちなみに画像で見える六角ネジ二つはネジ径が大きすぎて無理です。
ちょうど良いネジがありましたので、そこにアース線を取り付けてみましたが、ここはシフトチェンジの位置決めのヒンジでした。

シフトノブを動かしてみるとレバーの先端の丸い部分が動いて、各シフトポジションの位置決めをしています。

『可動部ではまずいよな〜』と別な場所にしたのですが、
後で大失敗になってしまいました。
ETC本体はこんな感じに収まりました。
電源コードが見えちゃうのが気になりますが、普段はフタを閉めているので、分かりませんから良しとしましょう。
ETCのアンテナとレーダー探知機はこんな感じ...
結構スマートに取り付けできました。配線関係はアンテナ部以外は車内から全く見えません。

2日間掛けて取り付けした甲斐があったというものです。
車の電源を入れて、ETCとレーダー探知機のスピーカーから
『カードが挿入されていません』←ETC。設定を変えれば発話しなくなります。
『安全運転を心掛けましょう。測位しました。』←レーダー探知機。発話を好みの音楽に変える事ができます。

無事に動作確認が出来ると実際に高速道路に入り、ETCの作動確認をしてみたくなるのが人情でしょう。
レーダー探知機も以前のモデルとは随分と高精度及び誤作動が少なくなったと聞きます。
家族を乗せてドライブがてら、高速道路を1区間だけ走ってみることにしました。

「お〜い、準備ができたぞ〜」
家族が乗り込んでいざ出発! と、思ったら...
何とシフトレバーがドライブに入りません。。。

これはかなり焦りました。配線している時に何かショートしたか...そんな訳無い。う〜ん困った。
明日からはディーラーも連休に入ってしまうし、このままでは大型連休中にアルファードに乗れなくなってしまう。
かと言って、ディーラーに車を持ち込もうにも動かない。
仕方がありませんので、ディーラーに電話をして、見に来てもらうこととしました。
家族はあきれ返って家に引っ込んでいます。

ディーラーの工場長が我が家に向かっていると言う連絡が入った時に、思い出しました。
『あのシフトレバーのヒンジを緩めた時が原因だ!』
早速インパネを外して、ヒンジのネジを緩めて調整してみると、やはりこれが原因でした。
シフトノブが動くのを確認できた時に、工場長が我が家に到着です。

「あの...ここを一回緩めてしまって、今調整してみましたら動くようになりました。
素人がいじる場所じゃありませんね...」
工場長は苦笑いして帰っていきました。

追記.ETCとレーダー探知機は快調に動作しています。




戻る 次へ