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ヤマコウの新車購入記
見積もり&試乗編その1
車の雑誌で3車種に絞りましたが、雑誌の一番最後に書いてある新車価格一覧表を見て、早々に3000CCクラスの購入はあきらめました。スキーに使いますので、4WD車になりますと、どんなに安いグレードでも車両本体価格で350万は下りません。アルファード、エリシオンはFF駆動ですので、2WDもありかな?と思ったのですが、乾燥重量で2トンにもなろうかという車体がもしも滑ったら...25〜30万位価格が高くなりますが、4WD車で検討することにします。 それに最低級のグレードってほんとに何にも装備が無くて、最低限欲しいオプションを付けると結構な額になってしまいますからね。 実際に展示車を見たり、試乗しなければ検討のしようがありせんので各ディーラーを回ってみる事にしました。 3/9 まずは近くのT町のホンダプリモへ... エリシオンのV6-3000のモデルが展示してありました。街ですれ違うエリシオンを見ると「なんか小さいな〜」と思ったのですが、近くで見ると結構迫力がありました。
付属品はフロアマット・リモコンエンジンスターター・コーナーセンサー前後にボディはホワイトパール。 でてきた金額が値引き無し、下取り価格含まずで『372万』!! 「20万位は値引きで頑張れます。あと下取りも頑張りますから是非ご検討を...」と営業マンが言った。 セレナを購入し、車検や1年点検をず〜っと受けてきた、日産ディラーでさえ、「91万からマイナスで始まるよ」と言っているのに、ホンダディラーでそんなに高くとるはずが無い... 仮に70万で下取りしてくれたとしても、370-20-70=280。 飛び込みで来た客にいきなり限界値引きは示さないだろうが、余りにも厳しい額だ。 エリシオンは雑誌の値引き情報では販売が伸び悩み、値引きの大盤振る舞いだそうだ。 40万引きは当たり前、グレードの高い車種にフルオプションなら50万引きも可能。なんて書いてある。 しかし私の住むここは、都会とは違って競合店も少なく、なりより車を買う人自体が少ない田舎だ。 T町にはホンダ系が1店、日産系が2店、トヨタ系が1店。 私の住むO町にはトヨタ系が1店。計5店のディーラーがあるが、二つの町の人口を合わせても3万人に満たないのだ。 車なんてそんなに売れるわけが無い。決算期でメーカーから販売促進費が出たとしても、あと30万引きなんて不可能に近い... それにホンダプリモなんて看板を出しているが、もとは(有)○○オート販売みたいな、家族と数人の整備スタッフでやっている、規模の小さな代理店。値引きは余り期待はできないでしょう。 「すぐに検討はできるよ。ここでは買えない」心の中でそう言ってディラーを後にした。 |
3/9 本命のT町日産ディラーへ... ホンダのディーラを後にして、早速日産のディラーに行く事にした。 ここは値引きでは大本命。 何たってセレナを購入したディラーで購入後も色々な部品を購入し、車検、1年点検も欠かさずにここで受けてきた。 クワ友工場長もここのディラーにいます。 余談になってしまうが、話はさかのぼる事16年前。 ブルーバードを購入する時にσ(^^)は競合のタブーとされている同系列店での同士競合をしました。 『スキーに行く時に今の車ではパワーが足りない。2000CCでツインカムターボの200馬力以上。結婚するので子供ができた時の事を考えて乗り降りが楽な4ドアセダン。この条件に合うのはブルーバードとスカイラインとギャランVR-4とレガシィ。どれにしようか迷っている』と言いながらブルーバードしか眼中にありませんでした。 50キロ離れた日産店で最高の条件を出して来たので、早速T町の日産ディラーで「この条件なら今すぐに買う。」 と当時の店長に迫った。 店長は腕を組んで考え込んでしまった... 当然でしょうね。余りにも無謀な値段ならば断れるが、ぎりぎりの値段を提示したのですから。 その時に『それは買う側の言い分でしょう!売る側の言い分も聞いてくださいよ!』 と、隣にいた営業マンが文句を言ってきた。 「あなたと話をしているのではない、私は店長と話をしているんです」と切り返す私... その時文句を言ってきた営業マンが、今のT町日産ディラーの店長をしているんです。 セレナを購入する時に『店長、私のやり方は覚えていますよね。面倒くさいことは抜きに一発で決めましょうよ』 と、車体価格275万のセレナをオプション込みで30万一発で値引かせました。 セレナの下取りの査定一覧表を、お客に見せて話し始めるこの店長。 田舎の営業マン上がりで面倒くさい駆け引きが嫌いなのですが、田舎独特の付き合いや、しがらみで販売力は定評があるともっぱらの噂です。一時期他の町のディーラーに移動になったのですが、T町日産ディラーの売り上げ不振が続いたので、テコ入れの為に戻ってきたそうです。 ここは期待できます。 日産ディラーに行く前にクワ友工場長に電話を入れる。 「工場長。エルグランドのカタログ用意しておいて!今から行くからね」 「ヤマコウさん。という事は...」ビックリして言葉が続かない工場長。 日産のディラーに着くと、店長と工場長が出迎えてくれました。 カタログを見ながらとりあえず2500 Vエアロと言う車種で見積もりを取ってみることとしました。
店長は若い営業マンを呼びつけて査定をするように話しています。査定額が出るまでの間、買い替えの動機などを話していましたが、若い営業マンが戻ってくるなり一言。 『店長!ヤマコウさんの査定額が91万を上回ってしまいますけど...』 外観に傷が全く無い事、車内もシートカバーが装着されていて、尚且つフロアマットの上にきちんとカーペットがひいてあり、シート及びフロアマットが新品同様でとにかく室内もきれいな事。購入から現在まできちんとこの店で点検・車検を受けているので、車検残、走行距離のマイナスポイントを差し引いても93万と上回ってしまう事を店長に伝えました。 「わはは〜〜店長!どうだ〜参ったか〜」と笑いの止まらない私。 店長も「参ったなこりゃ」と苦笑いするしかありませんでした。 しかし、喜んでいたのもここまででした。 いざ見積もりの段階になるとエルグランドは車体価格が高い割には、標準装備品が少なすぎます。 私の希望する、オートスライドドア、アルミホイール、コーナーセンサー前後等々をオプションで付けた見積り額は... 『280万』!! 店長は以前と比べて一台当たりの粗利益が少ない事、メーカーからの販売促進費もなかなか厳しい事を述べますが、 私にとってはどうでもいい事でした。 見積もりをよく見てみるとオプション込み車体価格から、21万。査定額に7万上乗せして下取り価格が100万になっていましたが、28万引きとは... 雑誌の値引き情報を見ても30万なんて軽く超える数字が並んでいます。いくら2500の低グレード車だといっても28万引きはないでしょう?現にセレナは275万+オプション15万で30万引いてくれたのに... 新車購入後に色々なパーツを買い、車検・点検もまじめにこの店で受けていた、この上ない上客からの値引きがこれだけとはガッカリです。それだけ田舎の日産ディラーは生き残るのに厳しいのでしょうか? 失意の中、見積書を手に帰宅しました。 |
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