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ヤマコウの新車購入記


見積もり&試乗編その4


最強の敵 トヨタ
3/15
午前中に日産で限界値引き額を提示してもらった後、夕方にエルグランドの試乗の予定です。
クワ友工場長のいるなじみの日産ディーラーでは試乗車を用意できませんでしたので、30キロ程離れたH町の日産ディーラーまで足を運ばなければなりません。
夕方まで時間がありますので、アルファードの見積もりを取りにトヨタディーラーへ行きました。
実は、2日程前にカタログを貰いにトヨタへ行き、挨拶代わりに見積もりをしてきました。
セレナの下取りが75万。車体からの値引きが18万。
ま、これは挨拶代わりみたいなものですから、ここからいくら値引いてくれるかが問題です。

が、田舎のトヨタは結構強気です。
一時期トヨタ神話なるものがありましたが、ここ田舎ではまだ結構その名残が残っていて『取り合えずトヨタ車』と決め付けている方が結構多くて、トヨタディーラーも強気な売り方をします。
セレナを購入する時も、試しにノアの見積もりを取ったのですが20万からは値引こうとはしませんでした。
当時ホンダがステップワゴン、日産がセレナと新型を出しているのに、旧型のノアを20万以上は値引きませんでした。裏を返せば、それだけ売れていたのでしょう。

会社の同僚がアルファードの3000に乗っているので、値引き額を聞いて見たところ、『30万位は値引きしたよ』との事。
「ちなみにグレードは?」と私が聞くと「MZの何とかエディションだったな〜」と彼は答えました。
『何!!』パッケージの中身は良く分かりませんが、車両本体価格+オプション付きで450万はするでしょう。
そのグレードでも30万の値引きとは...
私が選んだグレードは税込みでも317万。いったいトヨタではいくら値引きしてくれるんだ?
日産の限界値引きを提示したところで、「値引いて売る車ではありません」と言われればそれまで...

取り合えずトヨタに行って試乗車の申し込みをしたところ、明日用意出来るとの事でした。
対応してくれた営業マンはまだ若くてちょっと頼りない感じ...

エルグランドは今日の夕方借りて、明日まで借りる約束をしました。本日我が家にはエルグランドが泊まります。
と、言う事は明日の午前中アルファードを借りる事ができれば、乗り換えしながら両車の比較が出来ます。
高速を走っては交換。峠道を走っては交換。街中を走って交換すれば、さすがにどちらが走りが良いか。私の用途に合うかが、分かるでしょう。
一時的にせよ、我が家の庭にエルグランドとアルファードが並ぶ事になります。後にも先にもこんな事はもう無いでしょう

ここで営業マンにちょっとジャブ。
「今日夕方エルグランドの試乗をします。これはH町のディーラーで借りるのですが、T町の日産では相当な値引きを提示してくれましたよ。一昨日の見積もりをお手数でも、もう一度お願いできますか?」
「そう言われると思いまして、ご用意しておきました」と提示された見積もりは...
セレナの下取りが77万。本体からの値引きが20.5万。
『田舎のトヨタ』 かなり手強い相手になりそうだ...

値引きも重要な要因ですが、取り合えず今はエルグランドとアルファードの比較に専念しようと思います。



エルグランド試乗する。そしてもうひとつ...
H町の日産にやって来ました。
試乗をする前に、色々な説明や勧誘があるかと思ったのですが、意外とすんなりと試乗車を貸してくれました。
明日の午後に返却すると言い残し、セレナを人質に置いて早速試乗です。
早速峠道に向けて走り出しましたが、ある事に気が付きました。
「ガソリンが無い...」
正式には、フューエル残量ウォーニングと言うそうです。
ガソリンが残り少なくなった時にメーターの横で眩しく点灯するあのマーク。
「そんな〜〜ガソリンは自腹なの?」文句を言おうにも、無いものはしょうがないですね。
20リッタースタンドで給油して、再度走り出しました。

T町の日産ディーラーで限界見積もりをもらった時に、営業マンから散々エルグランドとアルファードの走りの違いを聞かされていました。FR駆動のコーナーリングの楽しさ、四輪独立懸架のサスペンションの素晴らしさ、5速ATの滑らかさ。
どれをとっても所詮、先代エスティマのプラットフォームを使用したアルファードより勝っていると、延々とその営業マンは
話していました。

さてエルグランドの試乗感想です。
私は車の走りについては余り詳しくはないのですが、確かにFR駆動は曲がりやすかったのは確かでした。
5速ATもCVTの滑らかさに近くて、好感が持てます。ごくごく普通に加速すれば1500〜2000回転の間でタコメーターは
シフトアップする度に数百回転しか差がありません。CVTをご存知ない方に説明しますと、CVTは無段変速するオートマで、例えば信号待ちから発進・加速する時にエンジンの回転数は2000回転のまま、速度だけが上がっていく不思議な
オートマです。このCVTに乗り慣れてしまった私には、加速する際の滑らかさが必要なのです。
その点では5速ATのエルグランド、エリシオンが絶対的に有利です。

ただ一つだけ気になる点がありました。エリシオンと比べてエンジン音が気になります。
「うるさい」ではなく、「味付け」と言ったらいいのかな?
『V6エンジンが唸りをあげるその音を、ちょっとだけドライバーにアピールしたい。』
そんな日産エンジニアの拘り。という所でしょうか。
しかし、エルグランドの走りには満足でした。これで3500ならば文句無しの走りでしょうね。

明日もエルグランドの試乗は出来ますので、私一人での運転は程々にして家族を乗せてあげる事にしました。

娘が中学校から帰宅するのを待って家族みんなで試乗です。
この試乗車は、リアモニターが後部座席の天井に取り付けてあるタイプです。
家族はそれが付くのかと思い、大はしゃぎしています。「これは付かないよ。今までのモニターだよ」と言っても付けてくれと言い張ります。(いくらするのか分かってない^_^.)

私以外の家族の意見はまとまりました。(この時点で私はまだエリシオンの走りに未練がありました)
「エリシオンは広いけど狭い」なんだかよく分からないと思いますが、その通りなんです。
乗り降りや運転性能は、エリシオンが断トツでしょう。だけど何となく狭く感じてしまうんです。
やはり、低床設計の為なのでしょうね。室内高が数センチ低いだけなのですが、その居住空間自体が地面に近い所にある為に余計に狭さを感じてしまうのでしょう。
エリシオンをあきらめる為に、試乗車を借りたH町のホンダディーラーに電話をしました。
先日の見積もりでは、下取り62.5万。値引き20万でした。

早速先日対応してもらった営業マンを指名してこう言いました。
「先日は試乗車に乗らせて頂きありがとうございました。ところで見積もりなのですが更に上乗せはできませんか?
電話では何ですので、今から伺ってもいいですよ。もし宜しければご回答を頂きたいのですが...
ちなみに日産では下取り100万。値引きは40万まで行きましたよ。今の所私の支払額は260万ちょっとです」

営業マンはあれから上司と話し合ったみたいで、すぐに即答しました。
「下取りは75万が限界です。日産車を私共で販売するとしたら、この価格が限界です。値引きも35万で精一杯です」
予算の260万には到底及ばない...
さようなら。エリシオン...

さあ、明日はアルファードの試乗が待っています。





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