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ヤマコウの新車購入記
見積もり&試乗編その5
3/16 さあ、きょうはアルファードの試乗です。 我が家の車庫にはセレナの代わりにエルグランドが一晩泊まりました。朝起きて我が家の車庫に停まっているエルグランドを眺めましたが、さすがにデカイですね〜。国産車最大のミニバンだけのことはあります。 気分は新車購入に向けてウキウキなのですが、その一方では 『本当に新車を買っちゃっていいの?家のローンに200万をつぎ込んだ方が良いのでは...』と言う 何ともいえない不安があるのも確かでした。 昨日のエルグランドの試乗で私の気持ちは固まりました。 なじみの日産のディラーが赤字覚悟での値引きをしてくれた事。2500とは思えないほどの走りをしてくれた事。 走りと言う点では、エンジン、足回り、ミッション、四駆方式の全てでアルファードを上回るスペックを持っている事。 トヨタのディーラーでの値引きが渋そうな事を考えれば、エルグランドで決まり!。 なのですが、まだアルファードの走りと値引きに期待している自分がいます... 昨晩、寝ながら思いました。 『明日アルファードの試乗をして、アルファードの走りが不十分な事を確認したら、そのまま日産のディーラーに行って、契約をしてこよう。アルファードの試乗はエルグランドに車種を決定する為だけのものでしかない。スペックを見ても、エルグランドしかないのだから...』 そうは思いながらも、アルファードの走りと値引きに期待している自分がいます。 セレナの時は2000CCミニバンで両側スライドドアはセレナしかありませんでした。 ブルーバードの時は私の条件を満たす車は数車種ありましたが、そのカッコ良さにひと目惚れしました。 二台の新車を購入する時には、何の迷いも無く決定できました。 今回は本当に迷っています。 エルグランドと決めたのに、まだ何とも言えない迷いがあります。 エルグランドの魅力が足りないのでしょうか?裏を返せばそれだけ個性の無い車が増えたのかな? 「とにかくアルファードの試乗だ!」と言い聞かせてトヨタのディーラーへ向かいました。 |
トヨタのディーラーでは、「朝一番にご用意致します」と、言っていましたので、9時ピッタリにディーラーへ行きました。 さっそく営業マンと打ち合わせです。 「午前中一杯借りたいのですが」と私が言うと、営業マンは 「あの〜貸し出しは出来ないのですが...」と申し訳なさそうな顔をして返答してきました。 「えっ、という事は○○さんが隣に乗るのですね」 何てこった!ホンダも日産も試乗車には営業マンが同乗しなかったので、てっきり一人で運転できるものだとばかり思っていた。 試乗=営業マン同乗。貸し出し=お客一人で運転。なのね... 仕方がありませんので、一時間程営業マンを助手席に乗せての試乗となりました。 「アルファードの走りの不甲斐なさを感じ取るには1時間もあれば十分だろう。」と自分に言い聞かせて車に乗り込みました。 コースはまっすぐな国道を走り、高速道路を一区間。その後、山道を走って街中を運転するコースを自分で選択し、営業マンに伝えると「結構ですよ。ご一緒致します」と了解してくれました。 さて、運転してみると意外にこのアルファードは走ります。 もちろん、コーナーではエリシオンやエルグランドのようには曲がれません。 しかし、普通に走っている分には十分です。 高速道路も制限速度+30km/h位の巡行でしたら全く問題ありません。 心配した4速ATも思ったほど悪くは無く、『慣れてしまえば、それなり』のレベルです。 さあ、困りました... 『本当にどっちを選べばいいんだ!』答えは借用中のエルグランドをH町に返却し、トヨタのディーラーとの商談中に出るでしょう... |
試乗車エルグランドを返却してから、トヨタへ行きました。 私の中では今日決めるつもりでいます。理由は日産、トヨタ共営業マンが今週中の契約なら何とか3月中の登録が可能と言っていた事。(登録しないと車を販売した事になりませんから、4月登録になってしまう期日ですと値引きも落ちるでしょう) 4月登録になるとグリーン減税の適用外になってしまい、取得税で1〜1.5万位多くかかってしまう事。 恐らく今日は夕方閉店時間まで商談になるでしょう。 今日は木曜日。夜遅くまで商談していても明日一日営業日がありますから、何とかなるでしょう。 これが金曜日ですと、夜に契約したとしても翌日は土曜日。結局ディーラーからの注文が月曜日扱いになってしまいますから、3月の登録は無理。と踏んだのです。 日産の限界値引きが示された、見積書を手に持ってトヨタへ乗り込みました。 昨日提示されたのが、本体値引き20.5万。下取り価格77万。 「エルグランドを返却してきました。昨日までは日産の値引き額はお話だけでしたが、今日はハンコと日産の見積書を持って来ました。条件さえ合えば、今日アルファードを契約します。」と営業マンに言って、 『これが日産の本気です!』とエルグランドの見積書をトヨタの営業マンに見せました。 「......凄い数字が並んでいますね...」若い営業マンは絶句しておりました。 本体値引き額32万。下取り価格100万。支払い総額2,639,115円 「ちなみに補足をしますが、この端数はハンコを持っていけばカットしてくれると思います。」 「これを見た上でのトヨタさんの本気を見せて下さい」と私が言うと、 「ちょっと待ってください」と言い残して奥へ引き込みました。 10分位してから、戻って来て私の前でパソコンで見積書を作り始めました。 「えっと、セレナのナビとオーディオ一式を取り外して、アルファードに取り付けですから、約工賃が3.5万掛かります」 と言い出しましたので、 「日産はサービスで取り外し・取り付けをやってくれると言ってました。」と静かに私が言うと、 「そうですか...それではサービス致します」 とプリントアウトした見積書は 本体値引き24.5万。下取り価格77万。支払い総額263万円。 「○○さん。私は長年付き合った日産とのお付き合いを止めてトヨタの車を買おうとしているのですよ。その私が日産の提示した、見積もりより高い金額でトヨタから買えると思いますか?」 再び奥へ引き込む営業マンさん。 こんどは随分と時間が掛かった。 その間、私は「もし日産より安くなったらアルファードを買うのか?」 「たかだか数万円の差で車を決めていいのか?本当に買いたい車はどちらだ?」を自問自答していました。 営業マンは出てくるなり一言... 「今日は店長がいませんから...」とパソコンを打ち出した。 「?...店長がいなければ、店長決裁の値引き額が出ないんじゃないですか?」と私が聞くと... 「店長がいたらこんな値段は出せません。私も車を是非とも売りたいですからね」と返答。 『この営業マン自腹切るつもりか?』そこまでして値引きにこだわる私ではない。 「もしかして自腹切るんですか、それなら止めましょう」と私が言うと、 「大丈夫ですよ。これでどうですか?」 と、本体値引き26.5万。下取り価格80万。支払い総額は259万と日産より支払い額が1万マイナスにしてきた。 「これでお願いします」と営業マン...腕を組んで考える私。 ちなみに納車費用(9千円位)や車庫証明手続き代行費用(1万円位)なんて、とっくにカットしている。 「限界ですね...ナンバープレート前後(4200円)、リバース電動ミラー(15750円)とエンジンスターター(ディーラーのは高い...6万位)を付けてくれたら、契約します。」と詰め寄ったが、「スターターは勘弁して下さい」と言うので、 「それは無理ですよね。分かっていましたよ」とニコッと笑ってハンコを取り出した。 さて、アルファードの契約となった訳だが、なぜエルグランドが私の中から外れたのでしょう。 理由はあまりにも簡単な事でした。 あの独特なフロントマスクは、現行車のうちは良いでしょう。カッコいいと思います。 しかしあと1〜2年でフルモデルチェンジしたその時に、新型車が街を走り始めたら、なまじ目立つので「古臭く」見えないだろうか?結局は私はエルグランドのデザインを受け入れられなかったのです。 細かい事は一杯ありますよ。 ナビ・オーディオをセレナから移植する訳ですが、エルグランドの移植先はインパネの下の方になってしまい、ナビが見ずらい事。コーナーセンサーがディーラーオプションでセンサー色が灰色しか無く、ホワイトボディでは目立ってしまう事。 最後になるかも知れない新車購入でまだ、乗った事の無いトヨタ車にアルファードを試乗して乗りたくなった事。 エルグランドの走りの良さから、ほんの些細なマイナスポイントを差し引いたらアルファードになっちゃいました。 でも支払い総額でアルファードの方が高かったら、もうちょっと考えたかな? とにかく、日産、トヨタ、ホンダの営業マンさん。 私の無理な注文を聞いてくださりありがとうございました。 楽しい新車選びが出来ました。 最後に無事に契約した後のトヨタの営業マンさんの言葉... 「久し振りにしびれました」と笑っていました。 ん?「久し振り」という事は以前もこの位のレベルの値引き商談はしていた事になるな。 もう少し値引けたかな(笑) |
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