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隠れ家


上手く行くかどうか分かりませんが、オオクワの隠れ家を作って見ました。


我が家では70ミリまでのオオクワは、プラケースミニで飼育しています。
普通のマットを沢山入れて、小さな餌皿でも置いておけば、その下に潜っているのでしょうが、私はダニが湧きそうなので広葉樹粉砕マットは使用しません。
いままで使っていたのはこんな感じ...
でも♂のオオクワは隠れるところがないのかいつもウロウロしています。
コロンボウの下にじっとしているのは、めったにありません。

オオクワは本来木の洞や樹皮がめくれた場所に住んでいて、餌が必要になれば活動するそうなので、隠れる場所を探す為にウロウロしているのでは?と考えました。

マウスを乗せるとすると飼育状況
2×4材を使ってこんなのを作ってみました。
外形寸法は長さ90ミリ×幅75ミリ、高さが38ミリです。
本当は広葉樹材木で作成すればいいのですが、材料単価が安く手軽に手に入りますので、、針葉樹になってしまいますが、2×4材を使用しました。
クワガタは余り好まないと思いますが、ダニ等も嫌がるでしょう。
餌皿を置くスペースにはダニの温床にならないようにするために水苔を少々入れます。
ただ餌を置いてあるスペースが少し狭いような...
画像にマウスを乗せると、飼育状況画像になります。

溝の幅は16ミリ。糸鋸で溝をカッティングしますので、ピッタリの寸法にはなりませんが、70ミリのオオクワまでは何とか溝に入れます。
逆に50ミリ台のオオクワは、溝が少し広いかも知れません。
溝に隠れる時は、背中とお腹が溝に触っていると落ち着くようです。
隠れ家の上に乗ってしまうと、確実にフタまで届いてしまい、通常のケースでは、フタに大アゴが挟まったり、脱走の危険性がありますので、スタックかコバシャでの飼育になります。
どうせ脱走の危険性があるのならば..とこんなのも作ってみました。
クワガタは、縦に隠れているよりは、横の方がいいのかも?
と思って隠れ家を縦にしてみました。隠れ家だけでは、不安定ですので、安定させる為に、板で固定してみました。
いつもこの様にいてくれると良いのですが、なかなかそうも行かないと思います。でもコロンボウの下にいるよりは、居心地が良いのではないでしょうか。
溝の所までマットで埋めてしまうのも良い手かも知れません。
他にも飼育ケース以外での飼育でしたら、色々な使い方があると思います。縦に置いてしまうのも良いかも...

複数の個体で観察してみたいのですが、我が家の生体は越冬明けで、ペアリング準備の為、餌をバンバン食べてもらっている最中ですので、観察が出来ない状況です。


後日...


隠れ家第一弾は、新成虫にはうってつけでした。
菌糸瓶から取り出して、活動を開始しない内は、溝に入ってじーっとしていました。ところが...
先日、昨年羽化した北海道産オオクワガタを頂きました。
近日中にブリード予定ですが、それまでの間ミニケースに隠れ家を入れて、飼育しいてたら!

さすが70ミリオーバー。隠れ家の下に潜ってしまいました。
これでは、隠れ家の意味がありませんね。
この隠れ家は、活動を開始したオオクワには、隠れ家を持ち上げる力の無い、小さいサイズしか使えませんね(苦笑)。
隠れ家を持ち上げてしまうなら、持ち上げられないように、底板にビスで止めてしまえばいいのですが、そこまで手間を掛けるなら...と
こんなものを作ってみました。
画像にマウスを当てると上からの画像になります。

2×4材をL字型に加工し、それを二つ底板にネジ止めしてしています。
片側を丸く、くり抜いて二つの材の間に1.5ミリ位の隙間を開け、半分にした、ゼリーを置けるようにしました。
これならば、どの様に隠れても溝からはみ出さずにいると思います。
オオクワを入れてあげると、早速溝に入っていきましたが、
この隠れ家第二弾は、ちょっと加工に手間が掛かりすぎます。
心配な点は、
餌皿と共用にした為、ゼリーやクワガタの排泄物で汚れてしまう事。
本来クワガタの住む広葉樹材でない事。
以上二点ですが、
ダニの発生を恐れ、針葉樹チップにコロンボウの飼育よりは、クワガタにストレスは、かからないと思います。

暫く様子を見て、行けそうでしたらもう少し製作してみます。




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