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温室紹介


温室1号
温室に利用するのは、家内が嫁入り道具に持って来た、タンスです。
結婚してすぐに団地に住む事になりましたので、嫁入り道具のタンスが置けずに、実家の倉に置いておきました。
家を新築し、タンスを置こうと10年ぶりにタンスを開けたらカビだらけ...
クワガタ用の温室に使う事にしました。
大きさは幅×高さ×奥行きで
90cm×110cm×60cm(外形寸法)です。

温室内の温度を測る為に温度計を2個設置しています。
断熱材として発砲スチロール(厚さ2cm)をタンス内側側面に貼っています。
天板にも貼りたかったのですが、材料切れで貼れませんでした。底面は、この下が引き出しになっていますので、断熱効果があると考えて、そのままです。

内側の寸法を測り、それに見合うメタルラックを購入。
アイリスオーヤマ製の4段棚にしました。

段と段の間は20cmにしてあります。
熱源はペット用のホットカーペットを選択しました。
ハムスターを飼育していましたので、それ用に購入したのですが、ハムスターが☆になりましたので、流用しました。

詳細は
貝沼産業製の「ユカペット」。品番UP-301。サイズはLです
定格消費電力45Wになっています。
大体6000円から7000円位で販売されています。
この製品は裏・表がリバーシブルで使用でき、ピンク側が高温になるように設定されています。緑側は若干温度が低めになります。

ピンク面の高温側は表面温度が37度位まで上昇します。
「ユカペット」自体にサーモが組み込まれおり、本来の使い方では、37度位を維持するようです。
秋口や春先に部屋の温度が20℃位の時には、温室内の温度が23℃位になっていても、自動的に「ユカペット」の電源が入ってしまい、温室内の温度が高くなってしまいますので、別にサーモを付けています。

コトブキ製サーモET-60Sです。値段は5000円位で販売されています。ヒーター容量が25W〜600W対応ですので、ユカペットの45Wにも対応しています。
この下のET-30Sでも容量的には間に合うかと思います。
逆に心配なのが、真冬にきちんと作動するかどうかです。
温室内温度が設定温度に至らない時でも「ユカペット」の表面温度が37度に達すると、電源が切れてしまい、それ以上の温度に上昇せず温室内を暖められない可能性があります。

我が家は東北にあり、真冬では室温が8度位まで下がります。会社から帰宅して就寝するまでの間、23度でファンヒーターを稼動させますが、毎日この繰り返しでは温室内温度23〜24度をキープしていました。
しかし、年末年始に4日間程、家を空けた時には温室内温度設定を23度にしておきましたが、温室内最低温度が18度まで下がっていました。家を長期間空ける事の無い方は、この方法でも23度位はキープできると思います。
一番最高に瓶が並んだ状態です。
これはやりすぎかも知れませんが、1000CCのり瓶クラスで、70本は並んでいました。
ヒーターと最下段の間は15cm位の間隔しかありませんが
緩やかにヒーターの温度が上がりますので、瓶底が熱くなってしまう事はありません。

最低室温やタンスの断熱具合で条件は変わってきますので一概には言えませんが、ペット用ヒーターを所有されている方は試してみる価値はあると思います。
温室2号
こちらの温室も嫁入り道具のタンスを流用しました。
タンスの大きさは幅×高さ×奥行きで
90cm×180cm×60cm(外形寸法)です。
こちらには、外産カブ・クワの成虫やカブト幼虫を投入しています。
その為に、段と段の間は30cmにしてあります。

ただ、ヒーターが熱くなりますので、最下段とヒーターとの間は距離をとり、必要に応じて棚にダンボール等をひくなどの断熱が必要です。

こちらはヒーターの熱量がかなり強力ですので、発泡スチロール等を貼り付ける断熱加工はしていません。
ヒーターは、ピカ製の
保湿プレートヒーターFHA-PH60を使用しています。
穴に約2リットルの水が入れられて保湿できます。
値段は高めで、12000円前後で購入できます。
最初は温室1号に使用していたのですが、このプレートヒーターは電源が入ると表面温度が手で触れない位まで上昇してしまいますので、最下段との距離を十分に離さないと最下段に置いた菌糸瓶等がものすごく熱くなってしまいます。
このプレートヒーターは必ずサーモスタットと併用しなければなりません。
サーモスタットは
ニッソーの「シーパレックス300」と言う製品を使用しています。
ヒーター容量が100W〜300Wの間で制御できるもので、上のプレートヒーターの定格消費電力200Wを制御可能です。
我が家の温室1号、2号です。
家内の嫁入りタンス三点セットの内、二点をクワ・カブに使うはめになりました。
お義父さんがこの事を知ったら、どうしましょ。

息子の部屋が完全にクワ・カブ部屋になってしまいました。自分の部屋が持ちたいと言い出したら...その時考えましょう。
画像にマウスを当てると、扉が開きます。




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