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決断...

2005/7/31

今シーズンは息子と毎日のように灯下採集に出かけている。
よく考えたら、私は今まで灯下採集というものの経験が無いのに気が付いた。子供の頃はもっぱら樹液採集に明け暮れ、息子と一緒に採集に出かける様になった今年から始めたのだ。
何も灯下採集が好きな訳ではない。樹液採集では、なかなかポイントが見つからないのと、スズメバチやムカデがいる可能性が高い、樹液採集を敬遠したからだ。
お気に入りのポイントはここ。
車で10分程の地点にある。左側は施設内になってしまうので立ち入る事は出来ないが、外灯に飛んできた虫は、フェンスの網をよじ登っていて、結構楽に捕まえる事が出来る。
カブト、ノコ、ミヤマ、コクワ、アカアシなどなど..それなりに採れるポイントだが、♂の飛来が少ない。
まだ梅雨が明けない東北だが、今までの実績を考えると、大型種の採集はあまり見込めない。

今月末に弟家族が我が家にやって来た。弟家族には是非ともまだ見た事のない、「ミヤマ」を採りたかったのだが、ここのポイントでは、♀は採れても♂の飛来は無かった。
仕方が無いので、隣の市にあるカブトムシ王国に行って「ミヤマ」を『購入』したのだか、販売していたのは、50ミリ足らずの中歯だった。弟家族はその中歯を購入して帰っていったが、是非とも70ミリを超える大歯を採りたくなった。
私は、今までミヤマをこの手で採った事がない。貰ったり、買ったりした、大歯を見て満足していたのだ。
『ヒノエマタ』 そう、ここしかないだろう。ミヤマの大歯が採れるのは...
昨シーズンは2回程通ったが、タコボーズだった。
『堅く考えていなかったか?』と自問自答。

桧枝岐に灯下採集に行ったら、何が何でもオオクワと考えている自分に気が付いた。
実は7月27日、28日のどちらかに、桧枝岐に行こうと考えていたのだか、台風が来るとか気温が低いとか、理由を付けて逃げていた自分があった。

もっと気楽に『ヒノエマタ』。そう、オオクワだけじゃないんだ。どんなに小さな♀でも見つけた瞬間のドキドキ感は採集でしか味わえない。
8月の3日か4日、会社は休み。月齢良し。予報良し。
どちらか条件の良い日に、気楽に『ヒノエマタ』に行ってきます。




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