2003年9月のやすけん

 new days for………

9月27日
 さあ、構想一年半でようやくホームページ開設にこぎつけました。理由は学生仕事と、ボクの怠けが原因ですが、一応作りましたので、ボクを知ってる人も、知らない人もよろしくご贔屓にしてください。
 そんなこんなで日記を書き始めました。
 昨日の早朝に起こった十勝沖地震、ダレながらネットをやっていたボクは大いに焦ったものですが、特に被害なし。どちらかと言うと、地元である北海道釧路市の方がヤバかったですよ。震度6ですから。ちょいと電話をかけてみれば、
 「今揺れてるよ。アンタの部屋は本棚から何まで落ちちゃったよ」
 とオカンに返されてしまいました。もし今帰省中であれば、本棚の上の地球儀が寝てるボクの頭を直撃してたことでしょう。危ない危ない。
 まあ、それは昨日の話なんですが、それとは別に、ただ今現在どん底の金欠。なもので、ここ最近引き篭もっているわけですよ。何もしてませんねぇ。ボクは現在大学四年なもんで、就職活動中なんですが、その一環で来月は東京に行くんですよ。その航空チケットやらが致命的にボクの財布を圧迫してるんですな。日々のたばこ銭にも事欠く日。どうしようか、と悩んでれば、ちょうど本日発売の『イース6』が到着。着払いなので払ったら食費がなくなった。ハァ。
 その『イース6』もどう逆立ちしてもスペックが足りない。ここは得点のイース歴代シリーズをやるべきか。布団の中でむにゃむにゃ考えてたら快眠(商品が届いたのが朝っぱらだったもので)。目が覚めたらガンダムが始まってた。主戦派が死んで和平とは。そんなもんなのか?
 そんなこんなの一人暮らし。もっと色んなことを行って、ここで報告できるようにしていきたいな〜、と思ってますが、三日坊主で終わったらゴメンナサイ。

 深夜になって、恒例の「ワールド・プロレスリング」観賞。いきなり山本小鉄が復帰してしまった。「坂口憲ニで客が呼べる」と気付いてしまった新日本。更には山ほどの引退撤回。猪木も復帰、という噂が出てるし、プロレス界は年寄りの道楽だったのか〜? 最近の格闘技は燃えてくるものがない。K−1の武蔵は燃えるとかそういう次元の問題じゃないし。もっと見たくなる試合を見せておくれ。


9月28日
 27日の夜くらいから、28日の夕方近くまでずっとホームページの制作と修正を行っていました。上手くいきませんねぇ。
 それで疲労感満点の身体を休めようとちょっと横になれば、これまたあっさりと爆睡。およそ、寝たのが昼の2時半くらいで、起きたのが深夜0時と考えると、10時間ほど寝たことになります。健全だ。朝寝て昼起きるんであれば。
 お陰でここ最近、生活リズムが大いに狂っています。ボクが在籍している札幌大学は夏休みが7月から10月まで、2ヶ月半も与えてくれる良心的なところです。それで授業料にたいした変化がないのはチト疑問ですが、それはともかく、この期間は就職を抱える大学4年には嬉しいんだか煩わしいんだか、実に微妙になります。ボクですか? もちろん後者です。
 思い切ったバイトもやれないし、CDや本を買おうにも金がない。何も出来ないまま、家でモンモンと過ごすことにもいい加減疲れてきました。大学開始は10月1日。それまでに餓死してしまいそうだ。
 現在のところ、1日1食で食費を押さえている自分。ここまで金がない状況に追い込まれたのは、21年間の中で初めてですな。原因は就職資金とCD収集に目覚めて、ネット通販をしまくったことですか。3年くらい前までは、もう二度と見ないくらいしょんぼりなアイドルDVDを買ったりしていたのに。青かったあの頃が懐かしい。だれか鈴木あみのDVD、買ってくんない? 普通の中古屋じゃ1000円いかないかもしんないのよ、ホント。
 テレビもゲームもやらず、ひたすらパソコンの前に向かって文章を書く毎日。文芸部らしい。あ、ボクって大学じゃ文芸部ってサークルをやってるんですよ。4年間も。一応、このサイトでは小説も載せようか、と考えてるんだけど、発表済みのものを持ってくるか、未発表のものを書き下ろすか。これは考えどこですよ。部の方じゃ冊子にして発表しているもので。そろそろ、しっかりとした小説を書いておかねばならないところです。後輩に負けてしまいますから。大学が始まったら、これまで幾度となく繰り返してきた冊子の政策もやることになります。まあ、そういった大学のことは、専門でホームページが作られてるので。いつかリンクを張るとします。
 いやぁ、あんまり面白いことが書けないな。何も面白いことをやってないからなんだけど。面白いことがあるのは、ほとんどが外なんですよ。家の中でジーッとしてても、たいしたことなんかありゃしない。せめて、人を呼んで何かするべきですな。そう思って、明日は外に出ますよ。まあ、冷蔵庫が空になったから、買出しに出るだけですけど、ついでに学生らしく大学の図書館にでも出かけようかと。ボクの家は大学に近いもので。
 外に出よう、そして何かを見てこよう。


9月29日
 え、Foldr5って、もう解散してたの?
 それはともかく、昨日あんなことを言っときながら、昼頃からケーブルテレビで『タッチ』とか見てたら、なんだか外に出る気力がなくなってきちゃいました。まあ、それには他にも理由があって、一つが10月からの学祭に対する決定事項かなんかを流してたら、意外と時間を食ってたこと。もう一つが、ヘンな業者さんが尋ねてきたことですな。
 いきなりチャイムが鳴ったんで、なんぞ宅配かよ、と思って出てみれば、そこにいたのは「普段はチーマーやってます」っていうようなスタイルの金髪クン。
 背はボクより低かったけど。
 彼は布団のクリーニング業者であるらしく、盛んに布団を洗いませんか、と誘ってくる………わけではなく、ほとんど訳のわからない世間話。
 「アレ、〜〜クンじゃない? 以前帯広に住んでた」
 「いや、ボクは帯広出身じゃないんですけど」
 「あれ? おっかしいな、絶対にどこかで会ったことがあるのになぁ」
 ボクが知らないんだから、そんなわけないだろう、ってとこですが、それにもかかわらず話が大学のことに及ぶと、
 「あ、札幌大学なんだ。じゃあさ、〜〜クンっていない? 同じクラスでさ」
 大学じゃ同じクラスでも、知らないヤツってのは結構いますよ。人数が高校とかとは違うんだから。高卒さん。
 いい加減、布団もクソもうざったくなってきたんですが、ここで相手は強行に布団クリーニングをアピール。「干すのはいいんですけど、年に一回はクリーニングしないと、汗とか落ちませんよ」とか、「放っとくと、虫とかわいて大変なことになりますよ」とか言われる始末。
 そんなこと言われたって、その時のボクはどん底の貧乏状態。所持金は500円少々。これでクリーニングなんて、贅沢言ってられませんよ、と返すと、
 「じゃあ月賦で」
 とぬかしやがった。何が悲しくて、月賦で払ってまで布団クリーニングをしなくちゃならんのだ。「金がないから、やっぱいいっスよ」と言うと、料金表と照らし合わせるから布団のサイズを測るので、出して欲しい、虫がわいてないかどうか調べます、と食い下がってくる。さすがにこれはご辞退。
 だって、いやじゃないですか。布団を持っていって、
 「これはヒドイ、いつ虫がわいてもおかしくないですよ。すぐにでもクリーニングが必要ですね」
 とか言われたら、やっぱりグラつくじゃないですか。気分悪りーし。
 ことごとく突っぱねると、さすがに高卒クンも諦めたらしく、「虫がわいてからじゃどこのクリーニング屋も受け取ってくれませんよ」と捨て台詞を残して去って行ったのだった。こちとら、以前換気扇フィルターの用具で騙された前科があるのだ。もう二度とこういった出張ものはやらん、必要があるときは自分で行ってやろうじゃないか、と誓っていたのです。人間は失敗を糧にしてくものですな。

 やや気力が萎えながらも、家の中にある食材が腐ったキャベツだけではどうしようもない。買い物に出かけようとした時に、ふと新巻鮭を持っていくと言った後輩のことを思い出した。こういうとき、人徳を増やしておくといいものだ。節約だ。なこと考えて、預金残高を見てみて青くなってしまった。絶望だ。入金まで、まだ2週間以上あると言うのに………。

 夜、呂布対張飛で盛り上がるケーブルテレビでやってた『三国志』を軽くパスし、『内村プロデユース』を観賞。若手芸人のネタよりも、松村の部屋で食べ物をいじりまくる方が面白く感じたのを考えるにつけ、自分は普通の漫才とかは「上手い」としか思わないことに気付く。うーむ、やはり一度ナマでお笑いライブを見るべきだろうか。今しかないぞ。
 てなことを考えつつ、ホームページに悪戦苦闘。


9月30日
 9月15日の格闘技イベント『DEEP』、メインイベントの上山龍記対須田匡昇戦で花束贈呈をしたのは清水健太郎(字、合ってるか?)だったそうな。失恋レストラン! やはり、芸能界と格闘技界は同じ磁場なのだな。初代タイガーマスク、佐山聡も復活した。その名も「マスク・オブ・ザ・タイガー」。微妙にヘンだが、あの甘党が90キロ台まで減量できたというのは驚きだ。やれば出来るじゃん、佐山!

 午後から学祭の会議に出席、部室へ戻ってみれば、夏休み中ぶらりインド旅をしていた後輩がやたら人相が悪くなって帰って来ていたのにビックリ。単にやつれてただけなんですけど。やはり、旅は人を色々と変える。しかしね、自分はまだ若く、パンクとかを聞いてアナーキーな気持ちになったりすることのある人間ですけれども、リユック一つで旅に出るよりも、レジャーがしたいんです。美味いメシ食って、遊んで寝てたいんです。旅行ともちょっと違う。観光だとか見聞だとかよりも、ゆっくり日に当たって本でも読んでたい。あー、ガキの時分に全くそういったことに縁のなかったボクは、そういうのに憧れるんですね。
 帰りのついでに、札幌ヨドバシにタブレットを購入しに行く………つもりが、近くのLOFTにある紀伊国屋書店で立ち読みに熱中。お陰で時間を浪費してしまった。残り少ない残金で書物を購入。
 『たったひとつの冴えたやりかた』 J・ティプトリー・ジュニア
 『供花』 町田康
 『Invitation 10月号 なぜ、今“80年代”か?』
 やたら節操のないラインナップだが、どれも単純に読みたかったんですよ。ボクが本を買う理由の大半はコレですね。『Invitation』は映画『1980』でメガホンを取ったケラリーノ・サンドロヴィッチが表紙。もう有頂天時代とは別人なんだけど。そりゃあ80年代、いろいろあった年ですよ。自分が生まれた、要するに一番最初に体験した時代であるし、カルチャーですから。学んだんじゃなくて、自然とそこにあったものですから。もう何が何やらわからないくらい色んなものがせり上がってきて、メインもサブも区別がつかなかったような、そんな感じがして。80年代って、近代文化の総決算のような時代でもあったし、現在文化が構築されていく時代でもあったと思うんですよ、ボクは。
 なーんつってね。如何せんこういうことを文化学部に在籍していて、ほとんど学んでない。「文化学」っつったって、トイレの文化から文学、芸術の文化まで幅広い。ひとくちには教えてくれませんよ。そもそも札大の文化学部は古典文学、芸能、歴史に偏りすぎる気がするし、「生活文化」は大体が「民族文化」のことを喋ってる。う〜ん、「80年代文化考察」とか「90年代文化考察」とかいう講義があったら、メチャクチャ受けたくなるんだけどなぁ。ここを見てる札大の人、そうは思いません?

 深夜に「『ぷっ』すま」を観賞。最近、本気で見てるバラエティがコレと昨日の「内P」、後は「学校へ行こう」ぐらいしかありません。後はどれもピンと来ない。どこかのテレビ局が「安易に下ネタを使わないように、考えて番組制作をしていきたい」とか何とか言ってた記事を見かけたが、 何だかな。猪木流に言えば「馬鹿になれ」ってのが言えて、視聴者からガンガン抗議なり、驚きの反応が来るようなものを一発、作ってもらいたいなぁ、と思うわけですよ。低レベルって意味じゃなくて、「バカバカしいほどに凄いもの」って意味で。それがどんなに下劣でもいいんです。無責任なことを言えば。なんてことを買ってきた『Invitation』に掲載の松ちゃんのインタビューを呼んで考えました。2分だけね。

 女子プロレス版の『モーニング娘。』を目指す者たちがここに。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-030929-0022.html
 理由がやたら切羽詰まってないか? ハングリーハート。


 明日は東京に行ってきます。夜の更新は出来ないかもしれない…。