2003.10.15より



NO.6:ナゴム・オムニバスV 『おまつり
        
1.カステラ『定期が切れちゃった』           7.クララサーカス『ぼくらのにっこり』
2.えろちか『昼下がりのお秘め事』          8.エピークラブ『コケガネソシエティー』
3.ミンカパノピカ『M・パノピカ』            9.モデルプランツ『ぼくのバスケットケイス』
4.モノグラム『てみやげ』               10.ミンカパノピカ『ベスト博士の夢』
5.GRANDFATHERS『石のうさぎ』           11.痛郎『ぼくはかけらを探してる』
6.観客withナゴムオールスターズ『革命の唄』         12.たま『さよなら人類』    
 どうも、久々のmusic更新です。学校祭という時間的制約があったのは確かですが、あんまりやりすぎてこちらがメインになっても困るなぁ、という気持ちもあったりして。
 とにかく、ナゴムのオムニバスです。ケラ主催のインディーズレーベルのナゴムだけでなく、当時は(今もだろうか?)自主制作のところは多かれ少なかれこうした所属しているバンドのプロモーションを兼ねたオムニバスを制作していたのです。ボクはこのナゴム系は好きですね。今までは1バンド2〜3曲だったのが、最終作である『V』では1曲ずつ、なるべく多くのバンドを入れるようにした作りになってます。これは当時、バンドブーム真っ盛りで若者バンドの青田刈りが始まっており、ケラにしても発掘に対する情熱とチャンスが無くなってきていることが理由なのではないかと思います。事実、このアルバム以降もナゴムで作品を出したバンドはほんの一握りでしたから。
 オムニバスの利点は様々な個性をもった音楽が一度に聴けること、欠点は興味のあるバンドが少ないと不満に思ってしまうことでしょうな。しかしボクにとってはナゴムや「宝島」主催のキャプテンレコード等が出した80年代のオムニバスは好きなバンドばかりなのでゼヒとも揃えていきたいものです。ちょうど良く、世はコンピレーションが流行ってるものですから、こういった昔の名盤ももっと日の目を見ないものかなぁ、と思うわけですよ。殆ど絶版ですからね。このシリーズの『T』と『U』、キャプテンレコードの『好きよキャプテン!』が欲しい。どなたか持ってたらダビングさせてもらえないものですかねぇ。
 ナゴムはあまりパンクロック系ではないのですけど、ちょうどイイ具合にボクのポップ好きな感性を刺激してくれます。この中で好きなのはカステラ、ミンカパノピカ、クララサークスといったバンドですね。カン高いボーカルにカワイイ歌詞、それに心地よいリズムが組み合わさるのが大好きです。しかしミンカパノピカはともかく、カステラは廃盤、クララサークスもCD化はしていません。ケラもナゴムを忘れてないなら、もうちょっと復刻に本腰を入れてもらいたいものですね。機会があれば、じっくりとどうぞ。


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