Coffee Break


Coffee Break NO.9/5月27日fri.

           「出会い」

 これまでの人生の中で、「美味しい!」と感じた食べ物ベスト3は何ですか?とお尋ねすると大袈裟かも知れませが、これは私にはとても興味があることです。ちょっと思い出してみてください。・・・(間)・・・・。見つかりましたか?
 先月、仕事で名古屋に行くことがありました。大切な取材が入っていましたので、多少の緊張を感じながらも「名古屋に行ったら、あれも食べよう、これも食べよう」と食いしん坊の私はそれで頭がいっぱいになるのでした。色々悩んだ挙句に、今回は「鈴波の西京焼き」に決めました。これは私の「美味しい!」のベストに入っているものですから。
 鈴波で10年前に初めて出会ったのが「鰆の西京焼き」です。最初に細かく砕いた氷で冷やされた梅酒の食前酒をいただき、口の中がひんやりとしたところで、じゅーっと焼きたての音がしている鰆の登場です。味の印象を決めたのは、一口目。表面がパリっとしていて、身がプリンとしていて、甘い香りが舌の上を転がります。幸福感。この一瞬が、鈴波の西京焼きを「美味しい!」のベスト5に入れてくれたのでした。
 今回も懐かしい味を求めて、鈴波に立ち寄りました。お昼時、お客さんが既に並んでいて、あの昔の風景と同じでした。そして「美味しい!」の瞬間。「そうそうこれこれ♪」と微笑みが自然にこぼれ落ちてきました。
 でも、美味しいのに何か違う。うーーん、なにが違う・・・?出会いの瑞々しさ。そう、第一印象にはこの「出会い」が最高の味付けになっていたのだなあって、今更ながらに思ったのでした。
 新しい出来事や、旅で出会うもの、出会いの瞬間は人にとって特別な感慨を贈ってくれるのでしょう。



Coffee Break NO.8/5月20日fri.

       「台風情報」

 台風2号は「CoffeeBreak8号」とともに関東近辺を通過しているころでしょうか?今のところこの付近には被害も少ないようですが、遠方のご親戚やお知り合いの方はいかがでしたか。

 今回は「台風情報」です。と言っても気象予報ではございません。・・・この台風2号には「Nidaニーダ(女性の名前)」という名前があり、この名付け親はタイです。因みに今年の台風1号は「Sudalスーダエ(かわうそ)」で名付け親は韓国、第3号は「Omaisオーマイ(徘徊)」で名付け親は米国です。日本、中国、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、マカオ、カンボジア、韓国、北朝鮮、米国の12カ国・2地域で構成される「台風委員会」なるものが、「2000年1月からアジア(北緯0〜60度、東経100〜180度の北太平洋周辺海域)の台風に名前をつけよう」ということを決めたのです。この14カ国が10個ずつ提出して作成した計140個の名前のリストに基づいて、台風が一つ発生する度に、リストから順に名前を割り振っています。カンボジア名→中国名→北朝鮮名→香港名→日本名→ラオス名→・・・(14個)の順で1サイクル。14カ国を一回りすると各国の2サイクル目に入ります。こうして十巡して、140個の名前を全部使い切ることになります。 日本の提出した名前は「Tembin,Yagi,Usagi,Kajiki,Kammuri,etc」計10個。何の名前か想像つきますか?そう星座ですね。航海でよく使う星座の名前を提案したのだそうです。国によっては花の名、動物の名、女性の名など様々でお国柄が伺えます。ただ、日本の気象庁は番号制を使用していますので、この台風委員会の名前は私たちには馴染みがありませんね。蛇足ですが、北大西洋のハリケーンはもともとは女性の名前ばかりでした。空軍や海軍の予報士が自分の奥方や恋人の名前を使ったのです。スゴク頷けます。今では、男女の名を交互に使うようになったそうですが。



Coffee Break NO.7/5月13日fri.

         「セイヤ♪セイヤ♪」

 今日から3日間、浅草では三社祭があります。三つの神輿が浅草中を徘徊し、町中に色んな出し物がでて賑わいます。神輿のルートは一定の法則に従ってとられます。例えば、右折3回のあと左折2回・・・年毎ルートは変わりますが、いずれの年もそれぞれの神輿はそれぞれの纏(まとい)に先導されてクネクネと動くので、いつどこでどの御輿に遭遇するか分かりません。

 担ぎ手も頻繁に入れ替わります。街の境目で担ぎ手が変わります。そこではバトンタッチの儀式らしきことが行われます。神輿をバトン代わりにして、一丁目の住人から二丁目の住人へというように、担ぎ手が神輿をリレーします。土曜の宮出から日曜の宮入まで2日間多くの人に担がれます。もし浅草見物をと思われる方は、フィナーレの宮入がお勧めです。雷門の前のガードレールによじ登って見物の場所を確保しておきましょう。感動(疲労も)が最高潮に達しますよ。
 浅草は浅草寺というお寺と浅草神社というお宮が同居していますが、歴史は奈良時代に遡ります。奈良時代、ある漁師3人が漁をしていたら観音像がかかったので、観音様を大事に祀りました。それが浅草寺となり、その功労者の3人の漁師を祀ったのが三社権現(浅草神社)となりました。奈良時代とは意外に歴史は古かったのですね。 三社祭で茶髪のお兄ちゃん、お姉ちゃん(金髪のオジサン、オバサンも珍しくない)が、神輿を担いでいる姿にはやっぱり違和感を覚えますが、その気迫は流石に凄い。スタイルは変わっても、伝統を背負ってるという心意気が伝わってきます。担ぐ人、乗る人、ぶら下がる人、見物する人、神輿も伝統にも色々な関わりがありますが、この世の中は皆でしっかり担いで参りましょう。



Coffee Break NO.6/5月6日fri.

          「チーム力」

 このところサッカーの国際試合が続いていました。A代表の欧州遠征では、4月28日アウェイで強豪チェコに1−0で勝ちました。親善試合とはいえ、この勝利でジーコ監督もほっと一安心したことでしょう。

 アテネ予選は男子も女子も感動的でした。女子サッカーは実力の差を跳ね返して北朝鮮に勝ちましたし、なんと言っても男子U23・山本ジャパンの勝利は見事でした。国内の五輪予選は、殆ど競技場で応援していましたが、日本ラウンドの最終戦、最後の最後にUAE戦で五輪出場を決めたときは胸が熱くなるのを覚えました。腸炎という体調不良の選手を多数抱えて、山本監督自身も絶不調のなかで掴んだ勝利ですから。

 ところで最近のサッカーのゲームを見ていて思うことですが、それは戦術が大きく変わってきているように見えるということです。選手が流れの中で自らの動きを瞬時に判断することが多く求められるようになりました。他のチーム競技と同様にポジションによる役割分担はサッカーにもありますが、試合中に自らが受け持つポジションを超えることが多くなったのです。ディフェンダーが攻撃に参加するとか、フォワードが陰の動きをして相手をひきつけ、その間にミッドフィルダーがゴールに迫るというようなことは、今のサッカーでは基本中の基本になってきました。そうしたフォーメーションの練習もさることながら、試合中では誰もが全体の流れを読んでおくこと、仲間の動きを常に察知しておくこと、試合中のアイコンタクトなどのコミュニケーションの必要性も高くなっているのです。
 野球型社会からサッカー型社会へと言われて久しくなりますが、管理型社会から個の発想の社会へということの例えなのでしょう。どちらが優位ということではありません。まして野球が管理一辺倒でサッカーには管理がないなどということもありません。サッカーこそ監督によってチーム力は変化するのですから。ただ、社会を見るならば、個と個の連携による新しい動きが生まれ易くなっているのも事実です。インターネットの普及はその象徴の一つでしょう。個の創造力が発揮しやすい時代になっているということなのでしょう。
 ジーコ監督は選手のクリエーションが豊かになったとき、日本代表のチームは強くなると言ってます。