Coffee Break
| Coffee Break NO.49/2005年3月26日Sat. 「玄界島」 福岡の地震の続報です。福岡にある親戚宅の被害は花瓶3個だったそうです。福岡市内にある知人のマンションでは壁のタイルがはがれたり、しばらくエレベーターが使えなかったりしたそうです。地震後に安否電話をかけましたが、当然のことながら、地震の直後の電話は全く通じませんでした。3時間くらい経つと、災害時の安否確認ダイヤルのアナウンスが流れるようになっていましたが、それを使うには、伝言を残す人も聞く人も「パスワード」がいるのです。皆さんは「災害時のパスワード」を決めていらっしゃいますか?決めていないとしたら、災害時は「パスワード」を連絡する手段がないのですから、これでは緊急の安否確認ダイヤルができませんね。つまり、日頃から共通の「パスワード」を決めておきましょうということですね。忘れにくい番号、それこそ電話番号とか、キャッシュカードには使ってはいけない誰かさんの誕生日を共通のパスワードにしておくと良いかもしれません。 この災害で有名になった玄界島、もう「玄界灘」を「玄海灘」と書く人は少なくなったことでしょう。こんなことを話題にするのは申し訳ない気もしますが、随分以前に高島俊男さんが週刊文春の「お言葉ですが・・」で、次のようなことを書いていたのを思い出したのです。・・・「九州の『げんかいなだ』は漢字でどう書くかご存知ですか?@玄海灘、A玄界灘。@と書く人が圧倒的に多いのですが、元はAなんです。玄界灘には玄界島という島があります。灘は潮の流れが速いところです。『周防灘』『播磨灘』など。そこで、玄界の近くを流れる海域なので『玄界灘』です」と。 そうそう潮の流れが速くて魚が美味しい島なのですね。風光明媚でもあり、しかも博多埠頭から船で30分くらいで行けて、福岡の日帰りのアウトドアスポットとなっています。福岡に住んでいた当時、私自身もこの島に行って、美味しいサザエのつぼ焼きを食べたことがあったのを思い出ました。それでTVで震災の様子が報道されるたびに、被害の様子を気に掛けてみていました。住みなれたわが家を離れて避難所生活を強いられている方々は大変お気の毒に思います。島が早く復興されて、皆さんが元の生活に戻られますように願っています。 |
| Coffee Break NO.48/2005年3月20日Sun. 「Flowers for Algernon」 福岡でM7の地震。大きな地震はまず起こらないと誰もが思っていた福岡ですので、とてもびっくりしました。 福岡、佐賀の方、またお知り合いがいらっしゃる方、お見舞いを申し上げます。 水も美味しい、気候も良く風光明媚。歴史も文化もある。都会も田舎もあり、海の幸も山の幸もある。オマケに物価も安い。プロ野球もJリーグもあり、国際都市でもある。福岡は日本で一番住みやすい都市の一つだと個人的には思っていますが、今回の地震で、大きな被害がないようにと願っております。 さて、今回は一昨日読み終わった「アルジャーノンに花束」という本の話です。 作家のダニエル・キースは、読書のマイ・ベスト3に入ります。最初に出合ったノンフィクション「24人のビリー・ミリガン」は、24人の人格を持つ実在の多重人格者ビリーを描いた素晴らしい本で、15年程前に発売を待って本屋さんで手にしたその日に一気に読んだことを覚えています。同様に続編も一気読みでした。 ダニエル・キースのフィクション「アルジャーノンに花束を」も秀逸で、これも当時一気読みでした。映画にもなってアカデミー賞をとっています。今回はその「ルビ訳付き原書」というのを見つけ、懐かしく思い、頑張って読み始めたのです。難しい単語にはルビ訳がついているのですが、ルビが小さすぎ。ルビを見ると目がしょぼしょぼするお年頃だと気づかされました。結局通勤電車での読書では読了まで約2週間かかりました。 ストーリーは、知能障害の主人公チャーリーが手術を受けて天才になるのですが、しかしその手術には欠点があって、その後チャーリーは急速にもとの知的障害者に戻ってしまうというものです。チャーリーは手術で天才になります。この世のあらゆる学問を急速に身につけます。新たな分野の研究も行い、そして自ら自分が受けた手術の研究を始めます。その研究で一つの結論を彼は手にするのです。自分が近いうちに元のチャーリーに戻ってしまうということを。彼は日々少しずつもとの自分に戻って行く自分を感じつつ、自分が最後に行くべきところを探します。 障害をもっていたときに彼を愛したと思われた人々は、チャーリーが知的に成長するに従って離れていきます。しかし同時に知的に成長して自意識を獲得するに従って、子供の頃に虐げられた記憶も鮮明に蘇ってきます。障害をもっていたときに感じていた愛は、実は虚妄ではないかとも考えてしまいます。天才になってもその結論はでてきません。天才と知的障害者の双方の自分を経験したチャーリーの心の葛藤が非常にリアルに描かれています。 知的な成長ってなんだろう、心の成長って、愛って、家族って・・・以前に読んだときの感動を再び味わうことができました。ルビ付きでなくても、何度読んでも良い本だと思いました。 |
| Coffee Break NO.47/2005年3月13日Sun. 「梅一輪・・とはいかず」 近所のお寺の庭で梅の花がほころんでいました。次第にモノトーンからカラーの季節が近づいています。ウキウキします。 天神様の梅も気になり、湯島天神にお参りに行きました。「梅一輪 一りんほどの あたたかさ」(服部嵐雪)の気分を味わいに。早咲きには遅かりしで、「梅一輪・・・」の驚きは味わえませんでした。でも、中咲き、遅咲きが待っててくれて、八重、枝垂れがまだ盛りで良かった。 露天の櫛団子を頬張りながらブラブラして、「折角だから、お祈り、お祈り・・」と(日本の)子供たちの学力を神頼みしてきました。学問の神様・菅原道真公を祭ってあるのですから、霊験あらたかでしょう。それに神頼みは大好きです。“困ったときの神頼み”に始まり、“タナボタ”や“果報は寝て待て”も大好きです。無為自然と言うか他力本願というか、なりゆきというのが好きなのです。結局、単なる怠け者かも。 境内の裏手に「やぐ羅」というニシン蕎麦のお店があります。京都の老舗の姉妹店です。薄味で蕎麦もニ八ではなく京風のようです。たまには薄味のふわふわ蕎麦も良いかも知れません。 |
| Coffee Break NO.46/2005年3月4日Fri. 「豚の角煮=不精者のレシピ」 先週、豚の角煮をつくりました。以前このコーナーで料理の話を書いていましたが、それを見たTさんからレシピを教えていただいていたのです。豚の角煮は色んなレシピがありますが、結局茹でるときに油分が豚肉にもどらないようにして、ふっくらと茹でるのがコツだそうです。「コマ目に油と灰汁を取るなんてことは、あんたには無理だから、楽な方法を教えるね」と、不精者にはもってこいのレシピです。 不精者の茹で方は、@「豚ブロックと大根卸し(大根半分)と水を鍋に入れて弱火で2時間茹でる」。「水の量は、豚ブロックが全部浸る程度で、茹でながら時々はお湯を継ぎ足す」。A「茹でたら一旦豚ブロックを冷やし、水洗いする。大根卸しは勿体無いけど捨てる。」Bその後は「お好きなように。醤油、砂糖、味醂、出汁、ネギ、生姜、八角等々で調理する」というものです。 すると、ホント!ふっくらと柔らかい。油を大根卸しが吸ってくれたのかなあ。あっさりと仕上がりました。普通にお湯で調理すると、溶け出した余分な油が肉に戻って、油っぽい仕上がりになるのですが、これなら大丈夫です。よく、下茹でには米のとぎ汁を使ったり、米を水に入れて茹でると良いとも言われますが、ゆで汁のでんぷん粒子が油分を吸着するのだそうです。米のとぎ汁の代わりに、おからを使うと良いと紹介しているレシピもあります。大根卸しもその役割をしたのでしょうが、大根卸しが良かったのは、くつくつ煮る時にお肉が大根卸の中に包まれていて、型崩れしにくいということもありそうです。 豚の角煮には竹の皮に入れて蒸すという料理もありますが、その際にお肉を大根卸しで包み込んで竹の皮で巻くのだそうです。大根卸し、不精者のレシピとは言いましたが、結構本格的だったのかも知れませんね。 不精者にもできそうな調理があったら、また教えてくださいね。
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