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| Coffee Break NO.83/2005年12月17日Sat. 「青いサンタさんを観た」 街はイルミネーションもBGMもクリスマスでいっぱい。宅配のピザ屋さんまでサンタの衣装でした。 サンタさんのファッションといえば赤い服が定番ですが、先日TVで観たサンタさんは青い服。それもカトリックの教会でした。ニューモードではありません。それはサミコラという司祭の祭りだったのです。 調べてみると・・・4世紀頃のこと、サンタクロースのモデルとなった聖セントニコラスという聖人が、恵まれない子供たちのために色んな奇跡を起こしました。その伝説に因んで、カトリックでは「聖セントニコラウスの日」が出来たのだそうです。「サミコラ」とは聖セントニコラウスの愛称でした。 「サミコラの祭り」では、サンタクロースは聖セントニコラウスの服装で、つまり青いマントを羽織って、ロバが引く馬車に乗って現れるのです。この祭がクリスマスの原型だったそうで、今でも、スイスの一部のカトリック教会で行われているそうです。先日TVで観たサンタさんは、「サミコラ」だったのでした。 サンタさんの青い服が赤い服に、馬車がソリに、ロバがトナカイになったのは、18世紀あたりからだそうですので、今風のクリスマスとサンタさんは比較的新しいバージョンなのですね。 このあたり、調べてみると面白いですよ。それは皆さんのお楽しみしておきましょう。クリスマスにお子さんと一緒に調べてみるのはいかがでしょうか。 |
| Coffee Break NO.82/2005年12月10日Sat. 「冬景色」 「冬をしっかり越さない限り、春をしっかり感じることはできない。それは幸不幸と似ている。」 大好きな星野道夫さん(写真家・故人)の言葉です。 冬が不幸で春が幸福の象徴だなどとは私は思いませんが、雪が多いとその年の春は素晴らしいと言われます。雪の中で、しっかりと芽を守って育てるからです。雪が春の芽を守るのですね。星野さんの「春をしっかり感じる」ということはそういうことでしょうね。 星野道夫さんは厳冬のアラスカで自然の風景の中に溶け込んでいました。グリズビーの傍らで、銃も持たずに生活しました。だからアラスカの春を人一倍しっかりと感じることができたのでしょう。星野さんの写真の魅力はまさにそこにあります。 「冬の時代」や「スランプ」の乗り越え方などと言って、星野さんの言葉から教訓を引き出すことはやめましょう。そんな野暮なこと。星野さんのは、そこにあるアラスカの自然そのものの詩のように思えるからです。 ただ、一つだけ俗人に向けたメッセージとして聴くならば、こういうことでしょうか。一流と言われている人々、プロの人々は、その道に精通しているわけですが、彼らは好きな道だからたくさん努力もし、だからたくさんの楽しみを知っている。あることを深く知れば知るほど、楽しみの味は深まりを増し、上達すれば上達するほど、その楽しみも豊になるということでしょうか。 そして私たちは、私たちの道で楽しみを倍増するために、しっかり日々を越していきましょう。子供たちと楽しく向き合っていきましょう。感動を深く味わえる自分になりたいと思います。 |
| Coffee Break NO.81/2005年12月03日Sat. 「クリスマスの絵本選び」 それは1939年のこと……出版社に勤めるボブ・メイには不治の病の妻と一人娘のバーバラがいました。バーバラがある日、「どうして私のママは、他のママと違うの?」って尋ねたのです。ボブは胸が痛みました。そこで、ボブはバーバラにお話を作って聞かせました♪♪それが皆さんご存知の「赤はなのトナカイ♪」です。 「〜〜〜皆に笑われていた赤いはなのトナカイさんは、サンタさんの役に立ってとっても嬉しかったとさ・・」というお話。バーバラは何度も何度もその話を聞きたがりました。ボブはその話を手作りの絵本にして、バーバラへのクリスマス・プレゼントにしようと思いました。毎晩、わが子のために絵本作りをしていたそんなさなか、クリスマスが近づいたある日、妻が亡くなったのです。 クリスマスの日、ボブは失意の中でしたが、出版社のクリスマス会に行きました。同僚の皆が歌などを披露するなかで、ボブは妻のことを思いながら、「赤はなのトナカイ」の話をしたのです。話が終わったとき、会場は感動の涙でいっぱいになっていたとか。翌年「赤はなのトナカイ」が出版され、100万部が無料配布されました。 原作は「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」。翻訳はありませんが、この本の誕生秘話を聞くと読みたくなりますよね。 今、本屋さんにはクリスマスの絵本がたくさん平積みにされていて、とっても楽しそうです。幼児も2歳くらいになると、クリスマスやサンタさんということが分かってくる子もいます。この時期、クリスマスの絵本をきっかけとして、読み聞かせの楽しさ倍増計画を立ててみてはいかがでしょうか。 (なお、「赤はなのトナカイ」の誕生秘話は、合田道人さんの「童謡の謎」とインターネット上で紹介されている「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」を参考にしました。興味のお持ちになった方は、覗いてみてください。) |