Coffee Break
Coffee Break NO.101/2006年5月27日Sun.
     

        「子曰  知之者  不如好之者  好之者  不如楽之者」
  ・・・・どこかで見たことがありますね。

  先日、「雨だれの曲が弾けるようになった。50歳でピアノを始めて10年で。」とお話されていた方がいらっしゃいました。伴奏風に弾かれる雨だれの音、良いですね。ショパンが恋人たちのことを切々と語るような低音部、心に浸みますね。

  また別の日、料理のオリジナル・レシピ「アボガドと豆腐のドレッシング風」(名称は筆者)を紙上で紹介されている方がいらっしゃいました。早速試しました。オリジナルレシピを紙に書いて紹介するなんて、セミプロ級でしょうね。

  還暦を過ぎて更に若々しく、皆さん、楽しんでことにあたっていらっしゃるのが素敵だと思いました。あの標題の言葉、これですね。「知るより好む、好むより楽しむ」、楽しんでいると、楽しみ方に深まりと広がりができるということなのでしょうね。
・・・・・先ほどのレシピ、受け売りですが、ご希望の方に無料でお教えしましょう。 

 
   
Coffee Break NO.100/2006年5月20日Sun.
     

            無精者の手料理 

   先週のこのコーナーである作家さんの話、「母親がつくるカレーライスの話は男の人は泣きますよね・・」というのをご紹介して以来、カレーのことが頭の片隅にありまして、先日我が家にお客さんがいらしたとき、私はカレーライスでおもてなしをしました。男の手料理というわけですが、母親のカレーライスとはまた違う味わいがあると自負しております。

   実は、最初からカレーを作っていたのではなくて、フルーツシチューを作り始めていたのです。それが途中でカレーライスに変身。男の場当たり手料理。こんなにいい加減な料理ですが、たまねき炒めだけは妥協しません。無精者のこだわり、これが男の手料理の可愛さです。飴色になるまで延々と、じわりじわりと炒めます。この飴色、スパイスのベースですからね。「飴色たまねぎベース」に生姜やコーヒーミルで砕いたスパイスを加えて更に炒めます。炒めにこだわる割にはスパイスの配合は適当です。これが男の手料理の遊び心。後は、トマトや作成途上のフルーツシチューと合体させて、適当に煮込んで出来上がり。
   進路変更してできたカレー、パプニングがいい味を出している。無精者のカレー、いつ何時作っても同じ味は出さない、いや出ない。色んな味わいがあって旨いと。お味は出来たときのお楽しみ。このスリルが素敵なスパイなのですよ。
・・・・お客様のときは、アスティスプマンテという甘目のスパークリングワインを合わせるとカレーが一層引き立ちます。これはどんなカレーでもお勧めです。失敗したカレーで何度も実践済みですから、ご安心ください。
 
   さてさて、先々週から食育などを紹介しておりましたが、結局は料理は楽しんで作って、楽しんで味わったほうがいいってことで、締めくくりにしたいと思います。無精者の手料理、味よりも楽しさです。

                
   
Coffee Break NO.99/2006年5月13日Sun.
      

                    「商いは愛」


   ゴールデンウィーク明け、里帰りした同僚やご近所の方からお土産をいただいて、「あ、そうか、ご主人鹿児島でしたね」「そうそう、北海道出身だったね」という具合に、それぞれのお里が知れる(?)というもので、楽しいものです。

  北海道から届いたお土産は有名な「六花亭のバタークッキー」。このクッキーをいただくとき、私は「愛」を感じますというと大袈裟ですが、創業者小田豊四郎さんの言葉を思い出します。「客は淋しいんだ。いつも満たされない何かを持っている。その満たされないものを満たしてあげる、それが商いだ。満足した客は25人の客を連れてくる。それが連鎖反応。(中略) 商いは愛の仕事だ。最も大いなるものは愛なり」と。

  六花亭の小田豊四郎さん、お菓子の町を作ってしまいました。彼の「北海道の食文化の発展」という願いは、NPOとして結実し、今では食の講演会や六花文庫という活動として開花しています。その食の講演会である先生が話された「おいしい話」をご紹介しましょう。
  「母親がつくるカレーライスの話は男の人は泣きますよね。しかし、そもそも母親の作る料理はうまくないんです。でもうまい。つまり母親の味はレシピではなく、状況・気分なのです。これは料理の本質をついています。(略)」 食事の場の豊かな光景が目に浮かぶようです。(前回のCoffeeBreakの食育の趣旨と似ていますが)食の団欒、子供たちが団欒を味わう家庭が増えて欲しいと思います。

六花亭の「愛」、いやバタークッキー、美味しいです。社員のAさん、ご馳走様。