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Coffee Break NO.152/2007年9月29日Sat.
満月に
「おつきさま こんばんは」、私の大好きな絵本です。0歳11ヶ月の幼児に読み聞かせをしたときに、こっくりと頷いてくれたのがきっかけです。それ以来、「こんばんは」という台詞を読むときは、絵本のお月様がお辞儀をするように絵本を傾(かし)げて見せます。慣れてくると、聞いている幼児さんもこの台詞でお辞儀をしてくれます。その様子の心地良さ。お月様の笑顔と幼児の笑顔が重なって、読み手もホントに優しい気持になります。
今週の火曜は十五夜でした。満月が綺麗に見えました。「mi-te」ミーテというある子育てサイトを覗いてみましたら、「おつきさま こんばんは」がその日最も多く読み聞かせされた絵本だということが分かりました。季節や時期にあったタイムリーな絵本の読み聞かせをなさっている親御さんが増えていると思うと嬉しいものです。日本もフィンランドのような読み聞かせ大国に向けて歩み始めようとしているのでしょう。
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Coffee Break NO.151/2007年9月22日Sat.
夏の名残=うちわ
この夏、団扇のお世話になった方も多かったでしょう。浴衣がけに涼しげな絵が描いてある団扇をもって夕涼み、なんて情緒は昔話かもしれません。昔話といえば、高松塚古墳の壁画には、団扇をもった女性が描かれています。古墳の壁画ですから、団扇は高貴さの象徴か祭礼の道具として描かれているのでしょう。 沖縄のお土産店で良く見かけるのが、クバ(ビロウ=椰子の一種)の葉っぱで作った生活用品の数々です。勿論、団扇もあります。これが団扇の原型かな。昔、クバ細工は琉球王朝へ上納されていましたし、特にクバ団扇は祭礼道具として神様と交信する道具の一つだったと言われます。団扇は庶民の納涼と言うだけでなくて、神様とご縁があるものなのでしょうね。祭祀用の団扇は、夏祭りで登場する大団扇や大相撲の行事さんが使う軍配などが有名です。なるほどなるほど。この猛暑に、神風だと思って団扇で扇いでいたら、納涼効果も高まっていたのでしょうかね。
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Coffee Break NO.150/2007年9月15日Sat.
秋味
今週、ファミレスで松茸ご飯を食べました。(中国産です。)スーパーで新秋刀魚を見ました。秋は食べものから感じ始めるものでしょうね。そうそう、秋刀魚がとっても美味しいと思ったことが、人生の中で2度あります。そのうちの一つを披露させてください。それは、行きつけの活き魚料理のお店のことです。「マスター、秋刀魚ある?」と聞くと、マスターは「庶民の魚はおいとらんのよ」と断られました。そのお店は磯の市場から仕入れていますので、当然秋刀魚はありません。数日後、そのお店に行ったら、「秋刀魚あるよ」とこっそり言うではありませんか。お店の冷蔵庫から出して焼いてくれました。「はいよ、10万円(5万円と言ったかも?)いただきます」と言って。その秋刀魚美味しかった。
スーパーで秋刀魚を見ると、そのマスターのことが思い出されます。心配りの秋味でした。 |
Coffee Break NO.149/2007年9月8日Sat.
台風一過
台風9号、西湘バイパスを高波が削ってしまいました。台風の風、今回は南東から吹き始めましたね。地形のことを条件から外すと、風向きは自然のルールで決まっています。北半球の低気圧の場合は、低気圧を中心として時計の針の動きと反対向きに風が回っています。高気圧だと、高気圧の周りを時計の針と同じ方向に回っています。ですから台風9号が近付くと東から風が吹き始めたわけです。風向きを考えながら天気図を見ていて、それが実際と一致すると、微かな自己満足を味わえます。高気圧が時計回りの風。覚えられそうですか。但し、偏西風や地形、夏の上昇気流などの影響で風向きが変わることがありますので、一概には言えませんけどね。
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Coffee Break NO.148/2007年9月5日Wed.
心に染み入るはノンフィクション。
先週、映画「Life 天国で君に逢えたら」を観ました。日本初のプロのウィンドサーファー飯島夏樹さんの半生と夏樹さんと苦楽をともにした妻・寛子さんとその子ども達のドラマです。ウィンドサーフィンをこよなく愛し、ワールドカップを転戦するまでになった夏樹さんにある日突然の癌の宣告。次第に身体は蝕まれ、病気との闘いに精神的に疲れて果てていく夏樹さん。受け入れがたい死を前にして、けなげに夏樹さんを励まし支えた続ける妻・寛子さんと子ども達。その姿に、いつしか夏樹さんは自然を受け入れ、最後までひたむきに生きるという力を取り戻していく。
ノンフィクションゆえに一層、胸が熱くなります。 私の好きなウィンドサーフィンのシーンも随所に入っているし、俳優の大沢たかおさんに技術指導した人は、私が所属するクラブのインストラクターだし、この人は夏樹さんと20年来の親交があった人なので、この映画に私はとても親しみを感じています。個人的には久々に目頭が熱くなる映画でした。 |