Coffee Break
Coffee Break NO.168/2008年3月24日Mon.
     

                          精米

   「今日はスーパーでお米を買って帰る」とKさん。特売日らしい。秋田小町だとか、ひとめぼれだとか、魚沼産とか銘柄名も言ってましたが・・・そこで今日のネタはお米です。
   近所のお米屋さんに聞きました。「お米を美味しく炊くには3つのコツがある」と。それは釜と水と精米だそうです。水は軟水に限るということ、砥いだお米は最低でも30分は水に浸すこと、砥ぎ方などから釜の使い方などあれこれレクチャーしてくれました。その中から今日は大変興味深かった精米の話をご紹介します。
   曰く「お米は精米したときから酸化を始め、水分も抜けるので、精米したての方が美味しい」と。安いお米や古米でも精米したてのものは、精米して暫くたった銘柄米に比べても遜色ない味がでるそうで、「うちの店では少しずつでも精米してあげますよ」って。「街のコイン精米機ね、あれね、圧力で短時間にやるからお米が割れたりして痛んじゃう!」、ふむふむ。「うちのはね、じっくり時間をかけてやる本格的な精米機なのよ」と。へえ、そうなんだ。   そして最後にこんなことを。「お米が持っている旨みを逃がすことなく、じっくり精米する。お米の持ち味が引き出されて、美味しくなるってこと。名のないお米でもね。これ、子育てと一緒。待ってあげるって大切でしょ。」って。なかなか良いこというお米屋さんでしょう。
   
   そうそう、子供も忙しいこのご時世、時として待つことが大切なこともありますね。見守りながらお子さんの成長を待てるタイプの親御さん、結果的にはお子さんが伸びているような気がしますが、いかがでしょうか。 

   
Coffee Break NO.167/2008年3月10日Mon.
     

                          名前

   今回は、新たに縁(ゆかり)の地となった船橋市と鎌ヶ谷市の地名について調べましたのでご紹介します。「船橋」は、まさに船の橋。海老川という船橋市を流れる川に船を並べてその上に板を張って橋を作ったことに由来するそうです。船橋という名は吾妻鏡にも登場するというから、鎌倉時代には既にそう呼ばれていたということですね。本町の海老川橋にあるという船橋の地名発祥の碑、教室訪問の折に渡ってみたいものです。
   「鎌ヶ谷」の地名の由来は定説がなく、江戸時代に呼ばれた釜原が転じたという説、昔は蒲(かば)や茅(かや)蒲茅が転じたという説、鎌形の谷がある地ということから鎌ヶ谷になったという説など、複数の説があるそうです。なるほどなるほど。江戸時代中ごろには鎌ヶ谷宿として定着したようです。 
   「名前」にはそう呼ばれるに至った発祥の物語があります。そして子供たち一人ひとりの名前にも、それぞれの誕生物語があるのでしょう。一人ひとりの名前、大切にしたいものです。
 

   
Coffee Break NO.166/2008年3月3日Mon.
     

                          桃の節句に

   桃の花が開いていました。2週間前に切花として数本の小枝を壷に差していたものです。屋外のよりもちょっと早い開花でしょうか。暖かな室内だからでしょうけど、時を待って、桃の節句にあわせて開いてくれて、嬉しくなりました。それに木に兆と書きますから、きっと良いことがたくさんあるってことでしょう。そう思うと一層ウキウキします。
  淡いピンク、濃いピンク。咲くまで分からなかったのですが、数種の小枝が混ざっていたってことでしょう。それにしても、数種のピンクを言葉だけでお伝えするのは結構難しい。桃色、薄紅、茜、紅梅、とき色・・・昔の人の色言葉、素敵で繊細ですね。言葉が綺麗。花と色を愛でたひとときでした。

   
Coffee Break NO.165/2008年2月13日Wed.
     

                          大根役者

   大根煮、冬の代名詞でもありますが、春大根も乙なもの。おでんで人気NO.1の大根を食べながらのお話を。大根役者とは、芸が稚拙な役者のことだという話です。なんだそんなことかと思われる方も多いことでしょう。
   そうそう、大根はどんな食べ方をしてもあたらないから、当たり芸がない役者のことを大根といったとか。はたまた、下手な芸人はおしろいを塗りたくったそうで、それが大根のように白いから大根といったとか。薀蓄(うんちく)親父が、得意げに語りたくなりそうなお話です。大根役者の由来は幾つか説があるそうですが、いずれも芸が稚拙な役者という点では共通するらしい。
   ところがです、ここでご紹介する説はちょっと違います。これは人形芝居をする役者?さんに教わった話です。それは、大根は何でも吸収するということから、今はまだ大した役者ではないのだけれど、吸収力がある役者さん、つまり将来に期待がもてる役者さんのことだったということです。あるいは、その期待を込めて、愛情をもって素人役者をこう呼んだのだそうです。
   芸が稚拙という点では一般の説も人形師の説も同じだけれど、役者を見守る観客の視線の暖かさが全く違いますね。大根という美味しい野菜と重ね合わせて考えてみたら、人形師の説のほうが私は好きです。一味、違った大根ですからね。皆さんはいかがでしょうか。