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大内群英續集  大内風雲録武侠風雲と同じ
<登場人物>
 俳優名(役名)   プロフィール
萬梓良(乾隆帝)…清朝六代目の皇帝。(1735〜1796)在位。自ら遠征し、次々に周辺諸国を平定する。古来、漢民族ではないかとのうわさもある。この物語では、紅花会の盟主韓天仇と兄弟という設定。
黎漢持(韓天仇)…紅花会の盟主。乾隆帝と兄弟であることは知っており、皇帝が母親 を殺したと思いこみ、恨んでいる。好きになった女性を二人続けて皇帝に奪われる。
馬敏兒(香蕾)……ウィグル族の姫。韓天仇と婚礼の予定であったが、さらわれ、皇帝の后となる。そして、太后の陰湿ないじめに苦しむ。
羅樂林(白眉)……紅花会の一員で、韓天仇の片腕。いつも漢人の服装をしている。方世玉、香蕾を殺す。
朱鐵和(文燕夾)…紅花会の一員。つかまって、拷問された挙句何とか逃げ出したが、戻ってくる途中で襲われ、瀕死の状態で帰りついたところで、殺される。死後、方世玉の父親だとわかる。
苗金鳳(苗翠花)…紅花会の一員。方世玉の母親。とても、強い。
張國榮(方世玉)…生意気で、甘えん坊の少年。空空兒と恋をするが、父親の仇とわかり、悩む。結局、逢いに行った所で誤って傷を受け、治療中に、仕込まれていた毒で死亡する。
文雪兒(空空兒)…皇帝のそばにいる少女で、武術の達人。方世玉の恋人であり、父親を殺した犯人でもある。後に、方世玉の敵討ちをする。
陳植槐(周逸清)…万引きしたところを助けられて以来、皇帝の側近となり、知恵袋的存在。恋もするが、見事に振られる。
張 瑛(劉太夫)… 白髪、白髭の大臣。知恵者。
李 周(韓年福)… 劉太夫の片腕。正体は、紅花会の一員
黎詩敏(劉心蘭)…劉太夫の娘。韓年福の正体を知っていながら、黙っている。
陳詩?(太后)…… 香蕾をとことんいじめる。乾隆帝が幾ら頼んでもやめない。
黄一飛(法師)……太后の命令で、香蕾をおはらいする、気味の悪い法師。
<全体のあらすじ>
 乾隆帝と、紅花会の盟主韓天仇は、実は同じ母親を持つ兄弟であった。身分を偽り、紅花会の本拠「霊隠山荘」にもぐりこんだ乾隆帝は、コーラン奪回の為やってきたウィグル族の姫、香蕾公主に恋をする。コーランを取り戻してきた芝居をして、気をひくが、父親は、韓天仇と結婚させようとする。紅花会を襲い、香蕾公主をさらってきた乾隆帝は、姫を喜ばせる為に庭にウィグルのふるさとの風景を作り出して喜ばせ、やっと后に迎えるが、香蕾は、太后の陰湿ないじめに苦しむ。
 乾隆帝の留守中に、皇后の陰謀で疑われ、香蕾は井戸のそこへ。皇帝が戻り、救い出すが、今度は本当に殺されてしまう。殺した犯人は紅花会の一員、白眉で、この白眉は、方世玉も毒殺していた。そのため、韓天仇、乾隆帝と戦って優勢に立つが、恋人の敵討ちをしに来た空空兒にはかなわず、命を落とす。そして、空空兒は方世玉の母親と去り、皇帝は周太夫と宮廷にもどり、韓天仇は、一人、立ち去るのであった。
<各回のお話>
第一集
@ 苗族の反乱があったが、平定される。
A 生き残りを助けた女が、皇帝の生母であることに気づいた大臣が皇帝に報告。
B 皇帝、母親に会いに行くが、母親は、自害してしまう。(ここまで、少年皇帝)
C 乾隆帝、ウィグル族との戦いに勝ち、コーランを奪って帰る。
D 宴会中、紅花会に襲われる。
E 紅花会にスパイとして入っていた役人が、目を切られる。
F 皇帝、町を視察中に、紅花会の盟主と、空空兒という少女と出会う。
G 空空兒、皇帝の腰飾りに気づき、盗んで自分のものと比べたあと、返す。
H
方世玉、母親に連れられて、紅花会に入るが、盟主との勝負を挑む。
第二集
@
方世玉、負けそうになり靴先から剣を出したところ、文燕夾に投げ飛ばされる。
A 痛がる
方世玉が、母親に薬をつけてもらっているところへ、文燕夾やってきてわびる。
B 空空兒、一芝居うって、皇帝の連れにしてもらうが、ばれている。
C 文燕夾、皇帝を襲い、失敗してつかまる。
D 皇帝と空空兒、街中で万引き男(周逸清)を助け、連れとなる。
E 入った店で揉め事が起き、皇帝、金持ちの息子を二階から投げ落とす。
F その騒ぎを見ていた
方世玉、皇帝を自分たちのいる霊隠山荘へと連れてくる。
G 乾隆帝と韓天仇の二回目の出会い。
H 客人として、ウィグル族の一行がやってきて、香蕾の美しさに、二人とも見とれる。
I 役人が、金持ち息子を投げた犯人を捕まえに来るが、
方世玉の母親が一人で戦う。
第三集
@ 母親がつかまり、
方世玉心配する。
A 皇帝が手紙を書き、自分の印鑑を押して、
方世玉が役所に届けに行く。
B 皇帝、香蕾の気を引こうと頑張る。香蕾もまんざらではない。
C 周りを取り囲んでいた兵達は返され、訴えていた金持ちも連れていかれる。
D
方世玉、帰ってきた母親のそばに寄り添い、うれしそう。
E 空空兒と周、連れが皇帝であることに気づくが、秘密にして置くように命じられる。
F 井戸のそこに幽閉された文燕夾に、手紙と薬が届く。
G 空空兒が少女であることを知った
方世玉、湖で遊んでいるうちに、水に落とされるが、とてもうれしそう。二人はなかなかいい感じ。
H ウィグル族の一行と紅花会、協力してコーランを奪い返すが、にせものだった。
I 皇帝、本物を盗んできた芝居をし、香蕾の気をひこうとするが、父親は、韓天仇と結婚
させるつもり。
第四集
@ 皇帝、腹心の部下と連絡を取るが、疑われないよう、自分を攻撃させる。
A その部下は、気に病んで、自殺してしまう。
B 文燕夾、拷問の末、海に捨てられるが、助けが来る。
C 香蕾をめぐって、皇帝と韓天仇、恋の鞘当。
D 文燕夾が戻ってくると、皇帝の正体がばれるので、空空兒が襲い、崖下に落とす。
E
方世玉、母親から叱られ、すねる。
F 韓天仇が拝んでいる母親の名前を見て、皇帝、はじめて、兄弟であることに気づく。
G 韓天仇と皇帝、酒を飲みながら海岸を散歩。友情で結ばれる。
H 韓天仇と香蕾の婚礼中に、文燕夾、瀕死で戻ってきて、皇帝に気づく。
I
方世玉と母親の二人で、文燕夾を介抱する。
J 必死に話そうとするのを聞いているとき、暗器(赤い布のついた手裏剣のようなもの)
が飛んできて、文燕夾は死んでしまう。(皇帝が命じて、空空兒がやった。)
第五集
@ 母親から、文燕夾が父親だと聞き、
方世玉、ショックを受ける。
A 空空兒、皇帝の使いで役所に行き、霊隠山荘に兵を呼ぶ。
B 皇帝の正体がわかり、敵同士として戦うが、つかまってしまう。
C 香蕾公主もつかまってしまう。
D 韓天仇と乾隆帝、母親のことで涙ながらに語り合い、韓天仇は逃がしてもらう。
E 皇帝、公主の機嫌を取ろうとするがうまく行かず、周の進言を入れ、工事を命じる。
F 韓天仇、墓前で死のうとしたが、白眉に止められる。
第六集
@ 周太夫、工事に来ている娘が気に入り、父親の機嫌を取る。
A
方世玉と母親が住んでいる家に、空空兒が訪ねてきた。母親に頼みこんで一緒に住めることになり、方世玉は大喜びする。
B 劉太夫の所にウィグル族の人達が訪ねてきて、清朝と手を結ぶことにし、紅花会とは手を切ることになる。
C ウィグル族に裏切られ、一人になった白眉を、
方世玉の母、家に連れてくる。
D 空空兒を見つけた白眉、皇帝の手先であったので、早速殺そうとするが、
方世玉が空空兒をかばって、怪我をしてしまう。
E
方世玉と空空兒、いちゃいちゃした後、母親に結婚の許しをもらいにいくが、父の敵を討つように、暗器を見せられる。空空兒は、どっきり。
F 故郷に似せた景色を見て、香蕾、やっと心を動かす。
G お祝いの席に、白眉、立った一人で切りこみ、怪我をする。
H 香蕾、太后から、いじめられる。(一晩中、座らされている)
I 白眉が崖下に倒れているのを見つけ、
方世玉と空空兒が、介抱する。
J 周太夫、娘に恋人がいるのを知り、ショックを受ける。
K 乾隆帝の皇后、産気づく。
L 韓天仇、「龍鳳店」で、店の女性がからまれているのを助ける。
第七集
@「龍鳳天」で、韓天仇、絡んでいる客を追い出す。
A空空兒と白眉、少し、仲良しになる。
B韓年福、紅花会で白眉と逢い、おわびに自分の足を切りつける。
C皇后、顔に奇形のある子供を産み、居合わせた者達を全部殺してしまう。
D太后、その子の事は香蕾のせいだと恨み、寺にやって、変な法師に祈祷させる。
E周太夫、娘の家に行く。
G
方世玉と空空兒の結婚式をしているところに兵士たちがやってきて、鉄砲を使われた為、空空兒は、やむなく暗器を使用してしまう。
H 父親殺しの犯人が空空兒であることがわかり、母親から、空空兒を殺すことを命ぜられるが、
方世玉にはできず、襲おうとする母親にも泣いて取りすがって、止める。
I皇帝と香蕾がいい感じのところへ太后現れ、また、いやみをいう。
第八集
@ 皇帝、いじめられた香蕾を慰めるが、太后にはかなわない。
A 周太夫、結婚式をしようとするが、死のうとまでされて、泣く泣くあきらめる。
B 韓天仇は「龍鳳店」に入り浸り、娘の兄とも仲良くなっている。
C 「龍鳳店」に皇帝現れ、絡む客をかっこよく追い出して、娘は恋をする。
D 韓天仇、皇帝のお忍びの泊り場所を見つけ殺そうとするが、役人が皇帝たちを連れていってしまう。
E 皇帝、娘と、いいことをする。
F
方世玉、すっかり落ち込み、母親も白眉も、心配している。
G 空空兒、自棄酒を飲み、ひっくり返って居るところを発見され、皇帝の元へ。
H 皇帝をねらう韓天仇と白眉、空空兒が一緒に居るのを見て、やはりスパイだったのだと誤解する。
I 文燕夾の墓が壊されていると聞き、
方世玉と母親、慌てて駆けつける。
J 皇后のたくらみで、太后、香蕾のベッドの下からのろいの人形を発見する。
 第九集
@ 取調べを受ける香蕾。劉太夫が進言し、香蕾は井戸に飛び込む。
A
方世玉と母親が墓に行って見ると、空空兒によって立派な墓が建てられていた。
B
方世玉、置手紙をして、空空兒を探しに行く。
C 恒山に、皇帝、周太夫、空空兒の三人で母親の墓の場所の選定に来る。
D 白眉と韓天仇が爆薬をしかけるが、犬のおしっこの為、火が消えて失敗。
E
方世玉、宿を探し当て会いに行くが、運悪く空空兒の投げた暗器が刺さってしまう。
F 傷ついた
方世玉と空空兒、涙ながらの話。
G
方世玉の治療をしようとしたところ、白眉の入れた毒のため、方世玉は死亡する。
H 皇帝に香蕾の死が知らされ、
方世玉の死を悲しむ空空兒と、涙ながらの語り合い。
I 空空兒、台車に
方世玉の遺体をのせて母親の元へ運び、死のうとするが止められる。
J 皇帝、母親の墓を作り、そこへ、白眉と韓天仇やってくる。
K 韓天仇、のどをつぶし、老人に変装して皇帝を暗殺しようとするがつかまる。
L 皇帝、劉太夫を訪れ、井戸の底にかくまわれていた香蕾を救い出す。
M 皇后、香蕾の幽霊に取り囲まれ、気を失う。
  第十集
@ 気を失って寝かされている皇后を、乾隆帝と香蕾がたずね、話を聞く。
A まだ不安の残る香蕾と皇帝、語り合い、共に泣く。
B 皇帝、韓天仇の縄を解き、香蕾に逢わせるが、殺されていた為、疑われる。
C 劉太夫の進言で疑いが解け、韓、解放される。
D 周太夫、「龍鳳店」に娘を迎えに行くが、后になるのは断られる。
E 韓天仇、香蕾の遺体を火葬しているところに白眉が来たので、紅花会のことを頼む。
F 劉太夫の家、娘心蘭と重臣韓年福言い争いの末、心蘭は自害。
G
方世玉の遺体を火葬しているところに空空兒現れ、もみあううちに、薬瓶を発見。
H 皇帝、香蕾の幻を見る。
I 韓天仇、母の墓に参り、やってきた皇帝から香蕾殺しは紅花会の仕業と聞かされる。
J 白眉現れ、香蕾を殺したことを認め、三人での立ち回りとなり、白眉優勢に立つ。
K 空空兒と、
方世玉の母親現れ、敵討ちのため、空空兒、白眉と戦い、討ち果たす。
L 空空兒は母親と共に去り、皇帝は周太夫と宮廷に戻り、韓天仇も一人立ち去る。