縄文勾玉実験(越の国で揃う物だけで勾玉作りに挑戦)
近代の機械、金属を使用しない


第1回目  大和川海岸で取れた青系ヒスイ挑戦

青ヒスイ10.4g(比重3.06)
この石は元々扁平ですので平面だしをする必要が無く
その上型も元々勾玉みたいです、
縄文人も最初はこんな石から作ったのかも知れませんね。






道具 小滝川の頁岩(堆積岩)・市振海岸の固い堆積岩
 姫川の石英・竹・小石・木・皮ひも   
(容器の中は砕き途中の石英の粉その左は小滝川で拾った頁岩、上の黒石は市振海岸で拾った堅い石)


 






 石英を砕いて粉にして水で流して粒度を分ける





#100程度の石英紛を水に濡らして頁岩にのせて
ヒスイを削る・・・・・・1時間擦るがほとんど削れない、

#60程度で再度 1時間擦るがほんの少ししか削れ
ない(石英だけでは硬度が足りず難しい)

やむなく姫川でも稀にコランダムが採れると言う事で
市販の研磨剤 A(アランダム)#100を使用


 







#100コランダムで再び削る 一心不乱に8時間削り何とか勾玉らしい形に 
(左は4時間後 右は8時間後)頁岩もこんなに磨り減ってしまいました。











竹・木・皮ひも・小石を使い舞錐を作り、ヒスイを木で
固定して(#100コランダムを注ぎながら)穴あけ開始。

最初の舞錐(1号)は根元に石重りを3個縛り付けたものたった為か
バランスが悪く振動がひどい、3時間の作業でみて見ると
1mm程彫れたが位置が大きくそれてしまう、

石おもりを薬石でこしらえた大珠(2号)に取り替えて
再び穴あけ開始 5時間掛かってようやく貫通(7mm)。


合計8時間でようやく貫通。









薬石のはずみ車と竹の先端ピット長さ6cmの物を3cm位に減るまで使い、
7mmの穴が開くまでに合計で15本使用。











磨きはGC(グリーンカーボランダム)#240と#600の途中までは頁岩上で磨き、
その後GC#600と#1200は竹や木材に付けて磨きました。


仕上げは水に溶けるほど細かくした石英の粉を布に含ませて磨き込みました。
(磨き約8時間)

一応完成です・・・・ふう。
(なぜか落葉が似合います)







縄文勾玉作り其の弐へ



ヒスイの勾玉・大珠作り


縄文人のつもりで勾玉作り



[ TOP ]
[ BACK ]