有明海メバル、セイゴ
(2009.2.18)

 今がピークなのか、有明海の船メバルで各船、大型が出始めた・・。
 当然、我慢できる訳もなく、天気が良い日を選んで出動することにした。
 今回は会社の先輩S氏と二人で乗り合い船での釣行。
 前日、予約を入れる際、船長より「ワームを持って来てください。」とのことで、 船長も、これから釣具屋に買いに行くという・・。
 もしや、と思い、前夜にTV録画しておいた「ザ・フィッシング」を見ると、やはり 船メバルで、しかも、餌ではなくワームを使った釣りが紹介されていた。
 番組の中で、"餌より釣れる"との解説もあり、私もやってみよう!と気合が入った。
 また、番組で遊漁船のホームページも紹介されていたため、とりあえず 勉強のため覗いてみたところ、釣り方等のビデオまであり、かなり分かりやすかった。 ちなみにホームページはここ
 仕掛け、釣り方等は、我々が普段、餌釣りで使用しているものとまったく同じで、 誘い方まで同じ。違うのは餌の代わりにワームを付けている点であるが、ヒットカラーは やはりカブラ仕掛け同様、玉露カラーと言われる濃い緑色のようであった。
 メバルに緑色が有効であることは、以前から知っており、私の定番ワームである ママワーム(シュリンプ1.5インチ)のGFカラーも緑色である。ちなみに、このカラーは 廃盤になっており、2年前に熊本中の釣具屋を駆け回り買い占めている(爆) ※ちなみに、緑色は一説ではアイナメの稚魚の色であり、時期的に3月、4月の ヒットカラーと言われている。
 話しを戻し、今回は船長もワームをやってみる、とのことで、もし、これが当れば 新たなブームになるのでは、と期待しての釣行だった。
 今回の私の仕掛けであるが、新製品の絡みの少ない4本エダスに、下から活イワシ、 ワーム、活エビ、ワームという順にセットし、当日のヒットが多いものにシフトして いくつもりであった。
 ところが・・・・
 私と船長には、一向にアタリが無い・・・・
 ちなみに、私の後ろで、今回が初めての船メバルという二人は入れ食い状態である。 タックルは共にレンタルである。エビ餌中心だとか・・。
 私の隣で釣っていたS氏もエビ餌中心に変えたところ、やっとヒット!
  
 入れ食いしている後ろのお客に棚を聞いてみたところ、"ベタ底"とのこと。
 基本的にメバルは底から2m前後上を釣るのがセオリーなのだが、ここのポイントは 比較的フラットな地形で根掛かりもまったく無い。なるほど、こんなパターンもあるのだな・・・ と私もワームを止めてエビ餌オンリーとし、ベタ底にすると、やっとヒット!!
  
 ところでワームでの釣りであるが、VTで放送していた時は、活きエビの撒き餌をしていたので、 おそらく活性が上がった時は、餌持ちが良い分ワームでも釣れるのであろう・・。
 私が思うに、"ワームは餌より釣れる"というより、活性が上がって入れ食い状態の時には、 餌持ちが良いので効率が上がるということではないだろうか。船中、ポツポツと釣れる程度の 時は、明らかにエビの方が釣れると思う。
 そして、船中、ポツポツとアタリが出始めたところ、S氏にデカイのがヒット!!
  
 なんと32.5cmもある大型であった。これぞメガメパルである!!
 その後、S氏も数を伸ばしていくが、私は不発・・・。
 船は左舷トモ側からポイントに入っており、ミヨシ右舷の私は一番最後にポイント に入るため、当然、不利なのだが、私の後ろにいるミヨシ左舷のビギナーはポンポン とヒットしている。棚の違いも原因していたのか、腕なのか・・・。やはり腕なのだろうな(涙)
 そして、潮が変わってやっと私からポイントに入りだした途端、船中、爆釣状態となった。
  
 2匹、3匹はあたり前、S氏等は4匹掛かりもあった!!
 私も、ここにきてやっとアタリが出だし、とりあえず二桁は確保。(最終的には13匹で船中ビリ、多い人は30匹前後)
 しかし、爆釣したのは、ほんの一瞬で、また、ぱたっとアタリが途絶えてしまった・・・。  結局、その後の4時間程は、ポイントを変えたり色々してみたが、殆ど誰にもヒットは 無く納竿となった。
 メバルが釣れる時間帯というのは、マズメ、潮変わり等、一日のうちのほんの数十分なのである。
 なので、釣れる時に、いかに効率良く追い食いさせられるかが鍵である。
  
 ところで、S氏のメガメバル。他のメバルも23cm以上なのだが、この違いである。 現物はかなり迫力がある。
  
 S氏のクーラー。刺身は食わないそうなので、直接クーラーに入れていたが、満タン。
 下は私の活魚用クーラーであるが、この日はブクブクの電池が途中で切れていたため、数匹 死んでしまった。死んだ魚と船長から貰った魚はビニール袋に入れて浮かせておいた。
 この時期は、寒いので水自体かなり冷たいので、これで十分。
 ちなみに、腹を上にあげている魚は浮き袋の脹らみで逆さまになっているが、この状態でも元気 に生きている。(釣り上げた時、浮き袋は針で刺して空気を抜いていたのだが、完全ではなかった模様) よく見えないが、下で普通の姿勢で泳いでいるのも5〜6匹いる。写真は、自宅で撮ったもの。
  
 この日はサイズが良く、アベレージは23〜27cm。ミヨシ左舷のビギナー二人も 尺サイズを数匹釣り上げていた。なんでも、陸ッパリのワームでは27、28cmを結構釣っている とのことだったが、当日の型、数に度肝を抜かれていた様子で「こんなにデカイのが、 こんなに沢山釣れていいんですかね〜。」と連呼していた。
 有明海のデカメバルは、近年、雑誌等にも取り上げられ、ブームになりつつあるが、 30cmになるのに10年かかるとも言われており、こんなに釣れていると、数年後には、 なかなか大型は出なくなるのでは・・・と思われる。
 いい思いが出来るのも、今だけかもしれない・・・。

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