天草アオリ
(2009.4.9〜10)

 春の満月大潮で雲も風も無い気象状況である。週末は人が多くなることから、会社の先輩J氏と木曜日の夜から翌金曜日の 午前中をめどにミズイカ(アオリ)のエギングに出かけた。
 予定のポイントまで車を飛ばしていたところ、夕マズメの時間帯となり、丁度、メバルポイントを通過したため、 ちょっとだけ運試しを兼ねてメバルをやってみることにした。
 凪で潮も動いており、絶対釣れるという確信があったが、何故かアタリが無い・・・。よく見ると、先月まであった海草が 無くなっているようだ。そういえば、港の駐車スペースに海草を広げて干していた漁師家族がいたが、まさか・・・。結局、 二人共、まったくアタリも無いまま大切な時間を40分もロストし、再度、アオリポイント目指し出発。
 まずは、最初のポイントへ到着すると、既に満潮の潮止まり前であった。このポイントは、満潮の潮止まり前2時間と 下げ始めの1時間が勝負なのである。先程のメバルに費やした時間を悔やみつつ、早々にキャスト開始・・。  すると、まもなくJ氏にヒット!!
  
 春の大イカを期待していたが、ちょっと小ぶりの650g。それでも、とりあえず1杯が出てホッとした。
 その後、潮止まりの1時間程アタリが無く、下げ潮が動き出した途端に私もヒット!!
  
 しかし、これも大した事無く735g。
 直後に、またヒット!!
  
 今度も同サイズで上がってきたのは690g。(共に自宅計量)
 その後、しばらく間を置いてから、J氏がシャローでヒット!!
  
 これも小ぶりで500g。
 これを最後に時合が過ぎたため移動。
 ところが、この後が最悪で、空は雲ひとつ無く満月が照らしており風も無くベタ凪。この上無い条件なのであるが アタリが無い・・・。
 数箇所、移動するもアタリが無いため、1時間程仮眠を取り、予定の朝マズメのポイントへ移動していたところ、 気になる堤防にちょっと寄り道。  すると、ここでアオリを狙っていたところ、水面でベイトがざわめいていたためミノーをキャストしてみたところ、 良型のカマスがヒット!!
  
 こりゃあ、いい群れが入っているに違いない、と考えた我々は、しばらくミノー、ジグ、ワームを色々取替えキャスト・・・。
 何度もバイトはあるのだが、結局、ヒットまでは至らず、イカのポイントへ移動・・・。
 今度は初めての磯であったが、いい感じに潮目が当っており、ここも絶対釣れる!という確信があったがアタリも 無く終了。
 でも、500g程のイカが2杯、目の前を通過して行ったので、ポイント的には外してなかったと思うのだが・・・。
 昼近くになり、帰りながら数箇所のポイントを見て回ったが、ドピーカンの大潮干潮まわりでは、釣れそうな気配も無く 納竿とした。
 天草は、全体的に、まだ、少し早いような気がする。ピークは次の潮か・・・。
  
 ところで、今回使用したエギは全てハンドメイド(上記)。正確には、組み立てパーツを買ってきて、 自分で布巻き等をしたもので、準ハンドメイドといったところか。
 昨秋(11/13)の釣行での当りエギが右列で、今回は最初から使っていたのだが、目玉だけ取られて 釣れなかったので(おそらく魚の仕業)、左上のバージョンにしたところ、上記の2杯をゲット!!
 このエギは、右の下巻きの金糸の代わりに金テープを細く切って貼ったものである。月夜に少し金を 目立たせてみたものである。
 市販のエギで釣れるより、自分で作ったエギで釣る方が数倍楽しい。
 次は未使用だった左下のエギも試してみたい。
  
 例によって、今回もイカは刺身とてんぷらにした。てんぷらの油が跳ねないコツは、切り身にしたイカを小麦粉に まぶして30分程置いてから、普通に水で溶いた小麦粉に付け、揚げるとよい。
 小麦粉をまぶす時は、ビニール袋に小麦粉と切り身のイカを入れ、振ってまぶすのが簡単である。イカの水分を取るのが大事 なので、イカの隅々まで小麦粉をまぶす必要がある。私の場合、揚げてから全体に塩コショウをまぶして味付けしている。
  
 カマスは、少し水分が多い身なので、塩をして冷蔵庫で寝かせて、水分を飛ばしてから塩焼きにした。沢山釣れたなら、 干物にしたかったが、塩焼きも十分美味かった。

 
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