春の満月大潮で雲も風も無い気象状況である。週末は人が多くなることから、会社の先輩J氏と木曜日の夜から翌金曜日の
午前中をめどにミズイカ(アオリ)のエギングに出かけた。
予定のポイントまで車を飛ばしていたところ、夕マズメの時間帯となり、丁度、メバルポイントを通過したため、
ちょっとだけ運試しを兼ねてメバルをやってみることにした。
凪で潮も動いており、絶対釣れるという確信があったが、何故かアタリが無い・・・。よく見ると、先月まであった海草が
無くなっているようだ。そういえば、港の駐車スペースに海草を広げて干していた漁師家族がいたが、まさか・・・。結局、
二人共、まったくアタリも無いまま大切な時間を40分もロストし、再度、アオリポイント目指し出発。
まずは、最初のポイントへ到着すると、既に満潮の潮止まり前であった。このポイントは、満潮の潮止まり前2時間と
下げ始めの1時間が勝負なのである。先程のメバルに費やした時間を悔やみつつ、早々にキャスト開始・・。
すると、まもなくJ氏にヒット!!
春の大イカを期待していたが、ちょっと小ぶりの650g。それでも、とりあえず1杯が出てホッとした。
その後、潮止まりの1時間程アタリが無く、下げ潮が動き出した途端に私もヒット!!
しかし、これも大した事無く735g。
直後に、またヒット!!
今度も同サイズで上がってきたのは690g。(共に自宅計量)
その後、しばらく間を置いてから、J氏がシャローでヒット!!
これも小ぶりで500g。
これを最後に時合が過ぎたため移動。
ところが、この後が最悪で、空は雲ひとつ無く満月が照らしており風も無くベタ凪。この上無い条件なのであるが
アタリが無い・・・。
数箇所、移動するもアタリが無いため、1時間程仮眠を取り、予定の朝マズメのポイントへ移動していたところ、
気になる堤防にちょっと寄り道。
すると、ここでアオリを狙っていたところ、水面でベイトがざわめいていたためミノーをキャストしてみたところ、
良型のカマスがヒット!!
こりゃあ、いい群れが入っているに違いない、と考えた我々は、しばらくミノー、ジグ、ワームを色々取替えキャスト・・・。
何度もバイトはあるのだが、結局、ヒットまでは至らず、イカのポイントへ移動・・・。
今度は初めての磯であったが、いい感じに潮目が当っており、ここも絶対釣れる!という確信があったがアタリも
無く終了。
でも、500g程のイカが2杯、目の前を通過して行ったので、ポイント的には外してなかったと思うのだが・・・。
昼近くになり、帰りながら数箇所のポイントを見て回ったが、ドピーカンの大潮干潮まわりでは、釣れそうな気配も無く
納竿とした。
天草は、全体的に、まだ、少し早いような気がする。ピークは次の潮か・・・。
ところで、今回使用したエギは全てハンドメイド(上記)。正確には、組み立てパーツを買ってきて、
自分で布巻き等をしたもので、準ハンドメイドといったところか。
昨秋(11/13)の釣行での当りエギが右列で、今回は最初から使っていたのだが、目玉だけ取られて
釣れなかったので(おそらく魚の仕業)、左上のバージョンにしたところ、上記の2杯をゲット!!
このエギは、右の下巻きの金糸の代わりに金テープを細く切って貼ったものである。月夜に少し金を
目立たせてみたものである。
市販のエギで釣れるより、自分で作ったエギで釣る方が数倍楽しい。
次は未使用だった左下のエギも試してみたい。
例によって、今回もイカは刺身とてんぷらにした。てんぷらの油が跳ねないコツは、切り身にしたイカを小麦粉に
まぶして30分程置いてから、普通に水で溶いた小麦粉に付け、揚げるとよい。
小麦粉をまぶす時は、ビニール袋に小麦粉と切り身のイカを入れ、振ってまぶすのが簡単である。イカの水分を取るのが大事
なので、イカの隅々まで小麦粉をまぶす必要がある。私の場合、揚げてから全体に塩コショウをまぶして味付けしている。
カマスは、少し水分が多い身なので、塩をして冷蔵庫で寝かせて、水分を飛ばしてから塩焼きにした。沢山釣れたなら、
干物にしたかったが、塩焼きも十分美味かった。