平戸ヒラマサ
(2010.5.14)

 今年はどの魚種においても乗っ込みが1ヶ月程遅れていると聞く。
 海水温の上昇も1ヶ月程遅れているとのことで、私なりに色々検討したところ、それなりの結論に達した。
 その内容はともかく、大型ヒラマサの産卵前の荒食いモードについては、今回の潮からピークに突入する のではと予想し、同僚のCANAL君と二人で平戸の幸漁丸に乗り込むことにした。
 私にとっては実に7年ぶりの幸漁丸であり、ジギングでヒラマサの18.8kgを釣った以来である。(⇒釣行記へ
 とは言っても高速使って片道4時間の移動はこたえる。殆ど睡眠無しで港に着いた我々は、眠気を我慢し船に乗り込む。
 すると、本日のお客は我々の他は2名のみ。殆ど貸切状態で自由に釣り座を移動出来る。超ラッキー!!・・・と思うも束の間、 港を出ると北東風が強く時化模様・・。
 まずは手始めに近場の風裏ポイントへ入る。ミヨシのCANAL君、ジグをキャスト後、シャクリ始めること1投目、 いきなりヒット!!
 すると直後にトモに居た他のお客もほぼ同時にヒット!!
 共に3kg前後のヒラゴ(ヒラマサの子)であった。いきなりのダブルヒットに、船中盛り上がる。
 そして、CANAL君の2投目、またヒット!!直後に先程のトモのお客もヒット!!
 どうなっとるんじゃあ〜〜、と、その時、船の横でヒラマサのボイルが始まった・・・。
 私は、慌ててジグを回収し、準備していたトップウォータータックルを持ち出し、ペンシルをキャスト!!
 しかし、反応が無い・・・。そんなこんなしていると、またCANAL君とトモのお客がダブルヒット!!
 こりゃいかん、釣期を逃してしまう、と思った私は、再びジグに替えてシャクルも反応無し・・
 すると、これを境に船中、何度流しても反応無しの状態になってしまった・・・。たったこれだけ?・・・
 かなり粘ったものの、その後は誰にもアタリが無いため、そろそろ場所移動か、と思われた時、私の他、もう一人釣れて なかったお客にもヒラゴがヒット!!ここのサイズは全て3kgクラスではあったが、釣れていない私はかなりのプレッシャー となり、この日の釣りがスタートした。
 そして、船長が移動を始めたので、我々は五島あたりまで行くのかと期待したが、すぐ近くのポイントで止まり ジギング再開。思ったより時化ているためか、今日は平戸西海岸から生月島西海岸のポイントを転々と移動することになったが、 何処もサッパリで、別のお客の一人がトップで1.5kサイズのヤズ1尾ともう一人のお客も同サイズのヤズをジギングでゲットしたのみ・・。
 唯一、CANAL君が生月島の先端の潮が当っているポイントで朝と同サイズのヒラゴをゲットしたのみで潮止まりを迎えることになった。
 ここで船長からタイラバの指示があり、一人のお客を除き船長含めた4人でタイラバ合戦となったが、これもパッとせず、私と船長に 1尾ずつマトウダイが釣れたくらいで、後はカサゴ、エソがポツポツ釣れただけ・・・。
 ところで、水深は90mと深場のポイントだったが、果たして狙いはマダイだったのだろうか・・春の乗っ込み期のマダイは、もっと 浅い水深のような気もするが・・・。
 このタイラバをやっている間は、この後のヒラマサポイントの潮待ちということであったが、更に時化が酷くなり、ヒラマサポイントへは 行けないとのことで、トロトロと反応を見ながら港のすぐ近くまで来てしまった。
 これで終わったか、と思ったが、港のすぐ前の漁礁で良い反応を見つけて、最後のジギングを行うこととなった。
 するとひと流し目からバタバタとヒットし、朝3本獲ったお客に3kg前後のヒラゴがきて、船長、私、CANAL君にネリゴ(カンパチの子) がきた。
 やっと私にも青物ヒット。あまりにも小さいキロ前後のチビであったが、青物ボウズを覚悟していたため嬉しい1尾となった。
 その後、私は連続でネリゴ2尾追加。(微妙にサイズが大きくなり3尾目は2kg弱までサイズUP)
 そして、タイラバタイム時に一人昼寝をされていたお客がジギングで大型のマダイをゲット!!(5kgちかくあったのでは)
 そこで皆、タイラバに再挑戦したものの、後が続かず納竿となった。
 とにかく渋い一日であった。
 天気予報が外れて最悪の釣行となってしまった。ちなみに、翌日は元々雨の予報が外れて晴天となり、沖のポイントへ行けたようで、 23kgのヒラマサを筆頭に大型ラッシュとなったようだ。
 我々の読みは当っていたのだが、天気(予報)だけが裏切って・・・(涙)
 
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