毎年、恒例の牛深は深海町の鯛釣り大会に参加した。
今年も、昨年同様、前日から深海入りして、レンタルボートからの五目釣りを行った。
今回は、会社関係の釣り仲間4名でエントリーしており、前日のレンタルボートからの五目釣りは、
仕事の関係等で、私とcanal君の二名だけ。
そして、先日、私とcanal君は、一級小型船舶免許を取得しており、二人で操船を交代しながら釣りを
行った。
やはり、自分の思うところを好きなように釣りが出来るというのは最高である。
ところで、船宿に確認したところ、今年は、まだ、ヤズの回遊は無く、代わりに3.5kg〜4.5kgを中心に
8kgまでのブリが釣れているそうで、昨日も船中16本上がっており、ライバル船は1〜2艇しか居ないとかで、
遊漁船の方は、今日もそのポイントへ行くとのこと。
昨年、ヤズが釣れていたポイントでは無く、少し離れているとのことで、canal君がポイントを聞いていたが、
広い海のため、見つけきれず、船を捜して、あっち行ったり、こっち行ったり・・・と時間だけが過ぎていく・・。
船宿の船長が何処にいるのか、canal君に携帯で確認するように言うが、遠慮してかけない・・。
しかし、このまま適当に釣っても仕方無いため、しつこく電話をかけてくれ、と頼むと、私から頼め、と言い、
携帯をかけて私に手渡したので、私から場所を教えてもらった。
そして、そのポイント近くへ行くと、鳥山が出来ており、釣れる雰囲気ムンムン!!
ところが、数隻いる船はどれも船宿のものではないようで、見つけきれず、結局、そのポイントでしばらく粘って
みたものの不発。
その後、canal君所有の簡易GPSを頼りに、転々とポイントを移動するも、なかなかヒットせず、青物は
諦めようかとしたところ、私のジグにヒット!!
上がってきたのは1.6kgのよく肥えて脂が乗って美味そうなハガツオであった!
しかし、後が続かず、潮も満潮の潮止まりで緩んできたため、ジギングをやめ、底物狙いにチェンジ。
私は、今回、一つテンヤに力を入れるつもりで来ており、0.6号のPEラインに5号のフロロリーダーで
10〜12号の一つテンヤで釣りをした。
結果からいうと、これが正解で、潮速にもよるが、50m位までの水深なら何とか底は取れるし、アタリも天草テンヤより圧倒的に多い。
船宿の船長によると、アオナ(アオハタ)が結構釣れているとのことで、釣る人は30尾前後釣るそうだが、
我々はポイントが分からず、私は上の写真を含め2尾のみ。
潮も下げに代わり、ポイントも分からないので、お土産確保のため、ファイナルウェポンのカサゴのワーム釣りを始めた。
すると、やはり思ったとおりの入れ食いで、ワンキャストワンヒットで釣れ続いた。
何処の岩礁帯でも釣れるが、出来るだけ人が攻めてなさそうなポイントを探ると型が出る。
この釣りは私の得意種目で、見る見るうちにお土産確保に成功!!
対照的に、絶不調のcanal君、夜明けとともに釣り始めて、なんと11時半過ぎまで外道含めてボウズ・・・。
後半戦になり、ようやく底物をポツポツ釣り上げ、最後のポイントでマダイをゲット!!(最後の最後に
本命を釣るところは流石であるが、今回は本当に絶不調であった。)
ちなみに、私の方は、思い描いた釣りが出来て大満足であった!!
深場から釣り上げて目玉が飛び出たやつ以外の小型はリリースしながらの釣りであったが、カサゴ中心にご覧の釣果!!
写真右のベラみたいな魚はアコウ(キジハタ)で6尾。
(ハガツオ1、カサゴ多数、キジハタ6、アオハタ2、アカハタ1、サツマカサゴ1、リリースのエソ、ベラは多数)
明日の大会では。思う存分、マダイを釣るつもりのため、これにどれだけのマダイが追加出来るか楽しみを残し、
初日の釣りを終えた。
楽しみといえば、この大会では、民宿の料理も楽しみの一つである。
この日も風呂に入り、夕食会場へ行くと、ご覧のご馳走が我々を待っていた。
毎年の事ではあるが、テーブルいっぱいに広げられた4人前のご馳走にビックリ!!
料理の魚はご主人が漁師をしているため、全て天然魚である。
これに、朝食が付いて一人一泊6,500円は安い!!
別の角度からのアングルも。
テーブルの中心、ビールの右隣の「天然カンパチの活き造り」とビール左の丸皿の「ウツボの湯引き」は
4人で一皿だが、他は全て個人の分で、もの凄いボリュームと質である。
★個人用の料理を紹介すると・・・
毎年、イセエビの刺身は各人付いていたが、今年は、ボイルではあるものの、ワタリガニとマダイの塩焼も付いている。
4人一皿でのカンパチの刺身もあるのに、個人には、アジ1尾とミズイカ(アオリ)の刺身も付いている。
キビナゴの刺身も付いている。
キビナゴの握り寿司も付いている。
それから、アジの南蛮漬けや・・
大きな御碗に入った大型カサゴの味噌汁・・・
他にもカボチャの煮物や海藻類の付けたし等々・・凄すぎ。。。
そして、今回は、メンバーから貴重な焼酎の差し入れもあり、
Hさんからは「佐藤」、Nさんからは「森伊蔵」等。。
当然、宴会は盛り上がり、翌日の釣りを前に、大満足の我々であった・・・(爆)
そして、翌日、いよいよ鯛釣り大会の始まりである・・・。
直前に、宿の女将さんから、最近、鯛が釣れていないとの話を聞き、厳しい釣りを覚悟してのスタートであった。
マズメの上げ潮が本日、最も釣果が望める時間帯と思い、集中して一つテンヤを落として海底を探っていると、
早々に私にヒット!!
上がってきたのは、キロクラスのマダイで、船中、気合が入った。
ところが、後が続かず、更に小型のマダイをポツポツを釣っていたところ、私に良い手ごたえの魚がヒット!!
期待して上げた魚は、なんと鮫であった・・(涙)
ちなみに、外道賞に出していれば、いい線いったかも・・。
大会ルールで、昼の12時がストップフィッシングであるが、既に後半戦に突入しており、皆、苦戦していると、
N氏がキロ弱サイズを追加!!その後も最後の深場ポイントで500gサイズを2尾追加。
写真は無いが、H氏がサイズは出なかったものの、500gサイズを中心に4尾で竿頭。
私は、最初のキロクラスの後は、500gサイズを2尾追加して終わり。
canal君は、前日からの不調を引きずり、まさかのボウズであった。
今回は、船長も小型を3尾釣った程度で、他船においても不調が多かった模様。
これが、我々4人と船長の計5名の釣果で、船長から釣れなかったから、と言って、帰りに、天然ブリを
1本貰ったため、現地で捌いて4人で分けて帰った。
今回の釣りを総括すると、前日のレンタルボートからの釣りは、根魚中心に、ジギング、エギングも出来るため、
今後に期待が持てる。課題はポイントを探すことだ。
本命の鯛釣りについては、長島海峡のマダイ釣りは、例年9月をピークに極端に釣れなくなることから、今年も
ピークを外したものと思われる。ただし、本大会に限っては、個人的に宿の料理を楽しみに、"釣りは二の次"と考えている
ため、今年の料理は大満足であった!!