ここんとこ仕事が忙しく、週末も色々とスケジュールが詰まっていたため、なかなか釣りに行けない日々が続き、
ストレスが溜まり気味だったが、そろそろ釣りに行かないと、年末まで行けそうになかったため、なんとか仕事の調整をして
金曜日に釣りに行くことにした。
当初はJ氏とカワハギ釣りに行く予定だったが、J氏も仕事の都合で休めなくなり、今回は一人で釣行することになった。
一人となると、なかなか遊漁船を予約することも難しいため、どうしようか考えた末、最近、ひとつテンヤや遊動式タイラバ等を
作っていたので、そのテストも兼ねて久しぶりに蛭子丸に乗ることにした。
丁度、ネットで蛭子丸のHPを見たところ、「お一人でも出船します」と出ていたのと、電話で確認した際、当日は人数
が少ないので、天草テンヤ、ひとつテンヤ、タイラバ等、色々やって結構です。とのことだったので、最近、色々と考え自作した
仕掛けを持参することにした。
5時50分出船とのことで、事前に船に乗り込んで船長に話を聞くと、一昨年はひとつテンヤを勧めていたが、
この船が攻めるポイントは流れが速いところが多く、底が取れない上、お客さん同士がお祭りしたり、根掛かり
が多発して手返しも悪いとのことで、最近では常連客は誰もしないのだとか・・・。
代わりにタイラバ、エビラバが主流となり、船長自体もタイラバと天草テンヤの二刀流で釣っているとのことであった。
当日は、朝マズメの暗いうちから釣り開始。
船長から色々言われたが、ひとつテンヤが確実と考えた私は、まずひとつテンヤから始めることにした。
船長が底が取れないと言っていたことから、PE0.6号ラインのスピニングタックルで13号のタングステンの仕掛けで、
速い流れでUの字になるラインをメンディングしながら慎重に落としていくと、ぎりぎり底の感触が伝わってくるため、なんとかなると
思ってやっていると、アタリはあるのだがアワセが効かず、なかなかヒットしない状態が続いた・・・。
その間、船長や他のお客がポツポツと良型を釣っていく・・・。
日が昇ってからは、タイラバ、エビラバが当り出し、私ひとり蚊帳の外状態で3時間近く経過・・・。
私もタイラバに変えようかとも考えたが、ここまで粘ったのだし、ここで変えたらタイラバでも釣れず、悪循環しそうな気がした
ので、辛抱強くひとつテンヤで粘っていたところ、やっと私にもヒットがあり一尾釣ることが出来た。
これで、ボウズは免れたので、ここから私もタイラバへチェンジし、早速、自作した遊動式タイラバをセッティングした。
鉛は15号で、マニキュアで色づけして鉛の穴にはパイプを入れてすべりを良くしており、ダイワ紅牙の接続パーツで遊動式にしている。
すると一投目からアタリがあったが乗らず、次の流しで待望のヒット!!
上がってきたのは、刺身が取れるまずまずのサイズで、これで落ち着いて釣りが出来る精神状態となった。
朝からタイラバ仕掛けで行くべきであったか・・・。
その後、水深があるポイントへ移動したため、鉛を18号の潮切り鯛玉へ交換し、これまた個人的に考えた針に
エビ餌での天草テンヤ仕掛けをセット。
すると、グーっと持って行く強いアタリがありヒット!!
リールは最近、購入したダイワ紅牙ICS103にPE1号なので、無理なアワセではタカ切れするかもしれないため、
あまり強いアワセを入れず、ドラグを効かせてやり取りを行いファイトした。これがスリリングで楽しいのだが・・。
釣り上げたのは、ジャスト2kgの良型であった。
やはり、アワセが効いていなかったのか、タモ入れ直後に針が外れてしまって、危ないところだった。
ちなみに仕掛けはこれ。
ダイワ紅牙の接続パーツにひとつテンヤの鉛抜きの状態の針をセット。こうすることでエビの腹の位置までしっかり針を通すことが出来、
エビが真直ぐな姿勢になり易いし、孫針を頭に掛けることで頭だけかじって行く魚をキャッチ出来るのだ。
すると、次の流しでも、また私に同サイズがヒット!!
今度も同様にアワセを軽く入れた後にドラグを効かせてファイトしていたところ、水深の半分位巻き上げたところで
針外れのバラシ・・・(涙)
やはりアワセが効いていないのが原因のようだ。タイラバの小さい針を口周りの皮に掛けるのでは無く、大きなテンヤ
針を硬い鯛の口に掛けるためには、強力なアワセが必要になる。
やはり、テンヤ針では、もう少し太いラインでしっかりアワセを入れるべきなのか・・・。
そうこうしていると、12時沖揚がりのため、ラストの湯島周りのポイントへ。
満潮の潮止まり前の時合になると、深場のこのポイントへどの船も集まってくる。
ここで私が考えたのが、ソフト夜光玉を針に通してエビを固定すること。こうすると、エビがしっかり真直ぐ固定される
メリットと、暗い深場で餌をアピール出来るのではないかと考案したものである。
すると、早速、私にアタリがあり、先程、釣った刺身がぎりぎりとれるサイズがヒットした。
尻上がりに調子が上がってきたところだったが、ここでタイムアウト。納竿となった。
小型は絞めてクーラーに入れて持ち帰ったが、右の2尾は船長が釣ったものでお土産に貰ったもの。
メインの2kgの鯛は、ブクブク2機掛けのバッカンに入れて生かして持ち帰った。
入れた時は、すこしぐったりしていたので、自宅まで持つか心配したが、自宅に着いた時は体力も回復していた。
Field Reportへ戻る
トップに戻る