Snowymountains
 New South Wales州南部にある国立公園付近をSnowymountainsと言っています。ここには3つのスキー場・エリアがあります。オーストラリアのスキー場は森林限界の下にある場合が多く、上部が森林限界の上にでるような感じです。そのためゲレンデ下部は日本のスキー場によくある林の中を切り開いた構成になっていることが多いです。ゲレンデ上部はNZのような木のない景色です。

 NZと較べてリゾートとしてのグレードは高い感じなので、NZのようにCAFEで持ち込んだおにぎりを食べる・・・なんて事はちょっと難しいです。どこのゲレンデも下の方はおしゃれなテラスの付いたLODGEやFLATがコース脇にあったりして(宿泊費を聞いてびっくりしました。週末だと最低AU$250−!!もちろん1泊です)いかにもリゾートって感じです。ちなみにリフト券も結構高い(2000シーズンで1日券AU$70以上)です。

 お金持ちはゲレンデ内に泊まって、普通の人は麓のJindabyne(ジンダバイン)に泊まってスキー場まで通います。車で30分ほどです。週末の朝などはJindabyneの町はずれで渋滞が起きるほどです。さらに安くあげたい場合は隣町や空港のあるCoomaに泊まって通うことも可能です。Coomaからだと約1時間半かかります。どこのスキー場も国立公園内にあるので入り口のゲートで通行料($15だったかな?)を支払います。数日以上滞在するのなら$60くらい払ってステッカーをもらった方がいいでしょう。これは3つのスキー場共通です。

 私たちが行った2000シーズンはここ数年で最高の積雪だったらしく、コースに石などは全くなかったです。雪質はどこのゲレンデも常に柔らかい湿雪(寒い日でも2月の湯沢近辺の雪のような感じ)でした。雪が硬いなと思ったことはほとんどなかったのでチュンナップの準備はさほど必要ないかもしれません。私の感覚だとwaxの準備だけでいいかな・・?ってところです。(雪が少ない年だと石を踏んでバリ取りの必要があるかもしれませんが・・・)

THREDBO
 南半球で唯一ワールドカップを開催したスキー場です。オーストラリアでは私の一押しゲレンデです。

SNOWYのスキー場の中では最も滑り甲斐のあるゲレンデです。急斜面から緩斜面までバランスよくありますがここの売りは滑走距離と長い急斜面でしょう。ゲレンデ自体のスケールは苗場をふたまわりくらい大きくしたような感じで縦横ともに広い感じです。長い高速クアッドリフト2本がメインなので乗せたりおろしたりの手間がかからないのが良かったです
 

オーストラリアのスキー場全般に言えますが、offpisteを滑るような楽しみはあまり期待しない方がいいようです。どこのスキー場もゲレンデ下部はユーカリの樹林の中なので、滑れるとすると森林限界の上の部分ですが、降雪があまり多くないのでよほど運が良くないと・・・
降雪には何度か遭遇しましたがパウダーには一度も出会いませんでした。雪自体あまり軽くない上にたくさんは降らないようです。

 

どこのスキー場でも日本人にはほとんど会いません。と言うことは日本語も通じません。スキー場に滞在した2週間の間に見かけた日本人は10人に満たなかったです。

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