三岐線へ
三重県桑名市の西桑名駅からいなべ市阿下喜駅まで20.4Kmを、今では珍しくなった軌間762mmのナローゲージで結ぶ鉄道があります。そうです知る人ぞ知る三岐鉄道北勢線です。近鉄の廃止対象路線になりましたが、三岐鉄道に引き継がれ今も運行されています。ナローゲージというだけでなく、民から民に経営が移った珍しい路線です。
私のふるさとを走っていた松電は、廃止されましたが兄弟ともいえる北勢線は、今日も頑張っています。
14時15分の列車に乗るべく切符を購入。
西桑名〜阿下喜間は、460円です。切符は大切な思い出になります。平成19年9月21日の13時59分に購入したことがわかるのですから・・・。記念に切符もカメラでパチリ!
そうこうするうちに上りの西桑名行きが到着しました。折り返し阿下喜行きになります。
先頭車は、食パンのような顔の車番277です。近鉄時代からいろんな車両を連結して運行しています。三岐鉄道に委譲されてからは、色も三岐鉄道色に塗り替えられ幾分車両も統一されてきたように思いますが・・・。
運転席です。電車こそ小さいものの運転するための設備は、普通の電車と変わりません。
14時15分発とゆう昼間時間にもかかわらず、お客さんはそこそこ乗っています。
14時44分東員駅に到着。阿下喜行きの列車でしたが、東員駅で車両交換です。最後部の車両は、車番202でした。
今乗車してきた列車が、西桑名方向に引き上げていきました。
入れ替わり阿下喜方面より車番143が入線してきました。
西桑名方面へ引き上げていった列車が上りホームに戻ってきました。ミラーの中の列車が、阿下喜行きです。
15時08分の西桑名行きになるのでしょうが、同じ3両編成で列車を交換する必要があるのでしょうか?車両の運用ってわかりません。
阿下喜駅に到着しました。先頭車両の車番は、272でした。
272号は最近冷房が、取り付けられました。座席を犠牲にし運転席の後部に冷房設備が付いています。
阿下喜駅にたたずむ列車を改札から取ってみました。駅舎は、建て替えられ自動改札もありすっかり近代的になっています。
駅の玄関もまだ工事中で、トラロープが張られていました。
阿下喜駅の側線には、ターンテーブルが作られています。平成19年まで蒸気機関車の下工弁慶号が、阿下喜駅に来ていました。運行に伴い、いろいろ物議をかもしだしていたことは、一鉄道ファンとしては、残念でした。
阿下喜駅に停車中の列車を尻目に三岐線の伊勢治田駅まで徒歩で移動します。晴天の9月いささかの覚悟が必要です。