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店長 「ねえ、僕らってアイドル的存在だけどお店の
売り上げにはあまり貢献してないと思うんだ。
そこで僕達でバンドを組んでコンサート開いて
ひと儲けしない？」
部長その2 「そうだね。お店の旗も色あせてきたし
新しい棚もほしいよね。」
部長その1 「それで楽団を組んで“こんさーと”を
するんだね。」
店長 「ちょっと楽団って言うのは違う気が
するんだけど･･･」 |
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店長 「じゃあ僕のことはこれから
“リーダー”って呼んでね。」
早速店長は調子に乗ってます。
でも今日はみんなもちょっと違います。 |
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部長その2 「じゃあ僕は“長瀬”って呼んでね。」
部長その1 「ずるーい。僕も長瀬したーい。」
店長 「ぶつぶつ。僕だって長瀬したいっ・・・
じゃあかっぱじゃんけんで決めようよ。」
みんなでかっぱじゃんけんをして決めました。 |
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部長その1 「がんばりまーす。」
店長 「もしかして僕、お笑い担当？」
部長その2 「“たいち”って何？」
とりあえず店長がギター
部長その1がヴォーカル
部長その2がドラムになりました。 |
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部長その1 ♪かっぱのろっくんろー
お皿はぴかぴかー
店長の持っているのはギターです。
けっして「びわ」やましてや
「おしゃもじ」じゃありません。
部長その2のドラムもスチールドラムで
決してツナ缶や缶詰ではありません。
シンバルだって似てるけど江戸むらさきの
ふたじゃないんです･･･ |
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部長その1 「ねえ、リーダー。僕も何か
楽器がやりたいーっ！」
店長 「んーどうだろう？でもヴォーカルが
楽器やっててもおかしくないか。」
部長その2 「いいんじゃない。ビー○ルズも
みんな楽器持ってるし。」
部長その1 「やったー。じゃ早速支度するね。」 |
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部長その1 ♪ ぷっぷーぱほ ぱほほほーっ
店長 「・・・・」
部長その1 ♪ ぱほおーっ ぷっぷっー
店長 「こらっ ヴォーカルがピアニカ吹いてちゃ
歌にならんじゃないか！」
部長その1 ♪ ドミソー
店長 「“♪ ドミソー”じゃない！まったくー
ピアニカは却下！」
部長その1 「しゅん・・・」
部長その2 「せめてキーボードとかにすれば？」
と言うわけでキーボードで練習再開です。 |
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部長その1 ♪ かっぱのろっくんろー
Shift ＠ Tab スペース
♪ おさらはぴかぴかー
半角/全角 F9 ・・・ ぱちっぱちっ
店長 「・・・ おい、 おいっ！ストップ！」
部長その1 「Ctrl＋Alt＋Delete」
店長 「強制終了してどうする！」
部長その2 「たしかにキーボードだけど･･･」
店長 「キーボードって言うのは楽器なの！
パソコンのボタンやましてや“三年目の浮気”
を歌ってる“ヒロシ＆キーボー”の“キーボー”
じゃないしスノーボードや板に鍵をつけて
“キー、ボード”なんてのでもないんじゃー！
はあ はあ とにかく却下」 |
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部長その1は板に鍵をつけた「キー・ボード」を
用意してあったのです。
店長にばれないようこっそり隠す部長その1でした。
部長その1 「こそこそ」 |
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コンサート会場はかっぱ市民会館です。
たくさんのお客さんが来てくれました。
店長 「それでは最後の曲となりました。
“君のお皿は乾いてる”を聞いてください。」
部長その1 ♪君の瞳は潤んでる、でも WOOー
頭のお皿は乾いてるー WOW−・・・
たくさんのお客さん キャー ぱちぱち
アンコール、アンコール
←マウスポインターを画像に重ねると
みんなのアップが見られます。 |
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←コンサートの売り上げです。
店長 しまった。かっぱの世界では
お金はきゅうりだったんだ。
こてん。ショックで店長倒れてしまいました。 |
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店長 「きゅうりはいらんかねー？」
こうした店長の努力のおかげで
新しい旗と棚が買えましたとさ。
どんとはれ |
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