次年子P2へ
 結構強めの雨の中を次年子のそばを食べてみたくて午前9時出発。秋保、白沢、作並、関山と雨の中の紅葉を愛でながら一路村山へ。「道の駅村山」では朝早いのにひとがいっぱいいた。暫時休憩を取りいよいよ待ちかねの次年子の新そばめがけてキューブは快適にとばす。その頃になると雨はすっかりあがって、つられるようにお腹も絶好調になってきた。
 13号線を左に折れて県道36号を15分ほど走ったところが次年子の集落である。
 同行者が任三郎そばに予約をいれておいたので看板を見つけたところで県道からそれて右側の坂道を登る。まもなく民家が見えた。「手打ちそば」ののぼりをみつけてここがそばやであることに気づく。
 時間は予約の午前11時、古い大きな屋根の民家の玄関をくぐると、二間続きの広間にすでに数組のお客がそばの出番を待っていた。
 案内されて長テーブルに座る。間もなくきくらげ、わらびと大根の漬物が運ばれてきた。漬物を摘んでそばが出されるのをまつ。
 そばがどんぶりに入れられてで運ばれてきた。ここ、任三郎のそばは、せいろや板にのってくるのではなくてどんぶりに入れられてくる。お待ちかねの新そばを辛味大根の汁を合わせたたれでご馳走になる。歯ごたえがある。口の中でほんのりとした甘さがひろがる。そしてとろけるようにのど元を過ぎていく。なんというおいしさか。これこそ至福の時ではないか。
  任三郎そばはお変わり自由の腹いっぱいそばである。お言葉に甘えてどんぶりで5杯も食べてしまった。お腹もいっぱいになり満足したところでひとり1000円のお代を払って「任三郎そば」をあとにした。
 
「任三郎そば」
山形県大石田町大字次年子383
рO237−35−4085

                         −次年子【じねんご】ー 
「子供が生まれても雪が多くて届けを出すことができず、、春の雪解けを待って出生の届けをしたことが語源」とものに書いてありました。今では道路が整備されてそんなことがあったなど想像もつきませんが冬になると雪はやっぱりいっぱい降るのでしょうね。