目開け、磨き、ビスク・ファイヤー


ソフトファイヤーの終ったグリン・ウエアー

まず、平にカットされた部分を切り離します。

焦らず、もたもたせづ、機敏にナイフを動かします。
失敗しないように、、、。 握る方の手にも気をつけて、、、。

>(・。・); 握りつぶした事があります!?




次はメインイベント!
目開けです

慎重に、ワーク・シートや
お手本のアンティーク・ドールの写真を真似して、
少しずつ削ります。

左右対称になるように、大体の形をナイフで切ってあけて行きます。
★まだ粘土の状態でやわらかいので、緊張感満点!!





次はアイサイザー
小さいサイズから、少しづつ大きくしてゆき、
頭の後からまぶたの部分をくるくる回して削ります。
失敗が多い仕事なので、
緊張感は絶頂に達しています!!

最後にナイフで形を整え仕上げます。

★ 失敗したらどうするのって?
グリン・ウエアはもちろん、燃えないゴミ箱行きです。
もったいないけど。(泣);




〜〜磨き〜〜

無事(?)目開けが終わったら、
キャスティングの時に出来たバリを
ナイフやスポンジ・ヤスリで取り除きます。

軽く乾かしてから
傷や磨きの甘い箇所に鉛筆でチェックを入れ
今度はプラ手袋をはめ指先で磨きます。

乾かしてチェックを入れ磨く、を3〜4回繰り返します。

せっかく目開けに成功しても、ここで気泡の穴が有ったり、
粘土に異物が混入していたりして、
使えない物が出る場合も有ります。

そんなことにでもなると、
とたんに機嫌が悪くなったりして、、、。はっはっはぁ〜〜

最後にリムで穴をきれいに磨いて、出来上がり。






一つ磨き終わると、すぐさま窯に火を入れたくなりますが、電気代ももったいないので
以上のような地味な作業を繰り返し、繰り返し、、、
数個の頭を磨き貯めてから、さぁ!ビスク・ファイヤ〜です。


二回目の窯入れビスク・ファイヤー

1200℃近い温度で約9時間位焼成します。
これで、粘土から白磁になります。


電気窯はメーカーも大きさも色々ですが、
先々のメンテナンスを考えて
選ぶ事が意外と重要だったりします


次はチャイナ・ペイントに進みます。


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