(2004/08/13執筆開始・・・・・追加情報が入り次第加筆・修正を加える予定ですが 話の流れはこれで固定するでしょう)
(2004//最終改訂)

ギガンティスの研究所会議室に生き残ったレジスタンスとイレギュラーハンターが集まった
絶望的な戦況 迷宮と化したギガンティス 敵の総力は依然としてわからず レジスタンスの戦略的拠点は日々消えていき
生き残った者達の顔には恐怖と絶望が刻まれていた

アル長官「皆に集まってもらったのは イプシロンをどうするかだ」

カモノハシ博士「あいつの事は ワシにもわからん」

ゼロ  「責任とれ!! ジジイ!!」

エックス「年長者には 敬意を払えよ!!(バスターフルチャージ)」

アル長官「バスターをおろしたまえ エックス君 ここで争ってどうする 過去の激戦をここで繰り返せば世界が滅びるぞ」

エックス「すみません 長官」


アル長官「今朝レジスタンスに入隊した新人を皆に紹介しよう 賞金稼ぎのスパイダー君と 科学技術専門の企業スパイのマリノ君だ」

エール 「長官!! なんでそんな方々がここに出席しているんですか??」

アル長官「マリノ君は シナモン君をデコイにして捕獲したんだが司法取引でレジスタンスに協力する事で解放したのだ」

エール 「・・・・・・・・・・・・・・で もう一方は??」

アル長官「スパイダー君は 言動が怪しいから 君達が最終判断を下してくれ
       リベリオン軍のスパイだったら この建物の最上階から突き落とすだけだ」

エール 「・・・・・・・・・・・・・・参考までにうかがいますが どうなっても知りませんよ」


スパイダー「よかった リベリオン軍のスパイと間違われて 危うく青いダンナにスクラップにされるとことだったんです
        助けてくれてありがとうございます 実はオレは毎晩見る夢の謎解きにここに来たんです」

シナモン 「レプリロイドは 休息時に夢を見ないはずですから それは故障じゃないですか?」

スパイダー「ユメがないねぇ おじょうさん」

エックス 「そういえば オレ 昔休息時にゼロの夢を見たことがあるよ」

ゼロ   「それを言うなら オレなんて 毎日白衣の老人が夢の中に出るぜ」

シナモン「あなた達! この戦いが終わったら メンテナンスルームに来てください
        で?? スパイダーさん どんな夢なんですか??」


スパイダー「それが ハンターベースの司令室とおぼしき場所で 通信画面から声が聞こえるんだ
                折れたる剣を求めよ それはギガンティスにあり
                かしこにて助言を受けよ 
                かしこにて暗闇の主より強き きざしを見るべし
                滅びの日は近し 地の底の禍は目覚め 狩人が奮い立つだろう
        黙示録の一節ですか? これ??」

カモノハシ博士「それは 剣と魔法のファンタジー小説の古典のパロディだ」

シナモン「正常ですね きっと子供の時に見た映画の内容が全然わからないまま大人になって いきなり思い出すアレですよ」

カモノハシ博士「アレだな スパイダー君 君は正常だよ 適当に薬を出しておくから あとで会計窓口で支払いの時に内服薬を受け取りなさい」

スパイダー「アレってなんですか? そもそもオレが正常なら なんで薬が必要なんですか???」

カモノハシ博士「ほう? 薬は要らないのか???」

スパイダー「あたりまえじゃないですか 必要もないのに薬なんて飲みたくないですよ」

カモノハシ博士「最近流行りの フォースメタルの粉末が10mg含まれた白い粉薬なんだが」

スパイダー「断固として服用を拒否します!! 処方箋は破り捨ててください!!!!」

カモノハシ博士「うちの研究所は 院内処方薬だから 処方箋はいつも発行していないよ」

スパイダー「医師法違反じゃないですか!!」

シナモン「ギガンティスは 無政府地帯ですから・・・・・・各医師が勝手に処方箋を発行しているんです」

レジスタンス達『たとえ死んでもここの研究所のお世話にはなりたくないな・・・・・』


アル長官「スパイダー君 おめでとう これで君もレジスタンスの一員として認められた事になる」

エックス「話の流れがつかめない・・・・」

ゼロ  「ここはツッこまない方がいいぜ ギガンティス流なんだろ」


エール  「地の底の禍は目覚め 狩人が奮い立つだろう ・・・・・っての 意味深ですね 誰ですか? こんな縁起でもない詩を書いたの」

スパイダー「だから 夢だっての!! 予知夢だったらどうするんだ!!」

アル長官「スパイダー君 我々にとっては もう現実だよ フォースメタルを最初に精製した時から この事態は予想すべきだったのかもしれない」

エックス「それよりも 折れたる剣ってなんでしょうか? 海中の小惑星のことですか?」

ゼロ  「エックス おまえって 結構 夢想家だな」


シナモン「あの いいかげん話を現実に戻してください
      今レジスタンスが所有しているフォースメタルをどう分配するか決めるのが今回の会議の主旨だったはずです」

アル長官「忘れていたよ ありがとう シナモン君」

マッシモ「過去に優秀なイレギュラーを数多く輩出したハンターにフォースメタルを渡すくらいだったら 死んだ方がマシだ」

エックス「なんだと!! もう一度言ってみろ このバスターのサビにしてくれる(ハイパーモード)」


「三階級特進させてやる!」
「残念だったな もうS級だ」
「なにを今更 ついこの間までB級だったくせに」
「あー 言ってはならん事を」

「止めてくれるな ナナ これは漢の戦いだ!! 通信回線切るぞ!!!」

「伝説になれぇ!!」
「神話になれぇ!!」
「英霊になれぇ!!」

「このハンターベースの青い悪魔!!」
「誰の事だ?」
「おまえ以外に誰がいる!!」
「なにおぅ!! この緑のタヌキ」
「だまってろ!! 政府の赤い彗星」


スパイダー「ねえ 君 子供達のケンカはほおって置いて オレといっしょに流れ星の数を数えに行かないか?」

マリノ   「あなた! 今の状況をわかっているの!?」

スパイダー「いいじゃないか ハンターベースでは この程度の会話は休息時の雑談レベルだよ」

マリノ   「あなた なんでハンターベースの内情にそんなに詳しいのよ!! ハンターでもないのに!?」

スパイダー「2人っきりになったら 星空の下で 君の耳元で理由をささやくよ」

マリノ   「あなたが お星様におなりぃ!!」

シナモン「ああ!! マリノ姐様の後ろまわし蹴りがクリティカルヒットしたわ!!」

マリノ  「ふんっ 二等星か 軟弱男かと思ったら なかなかやるじゃない」


「ベルセルクチャージ!!」

「ファイナルストライク発動するぞ!!」

「やってみろ!! この黒い三連星モドキ」

「消し飛べぇ!!」
「吹っ飛べぇ!!」
「砕け散れぇ!!」


「ああっ ゼロさんがアブソリュートモードに突入している!!」
「あれってストーリー後半の隠しモードじゃなかったのか??」
「いや ただ単にフォースメタル使いすぎて暴走しているだけでは?」
「まったく フォースメタルの製品には必ず「ご利用は計画的に」って書いているのに」
「だれもあんな小さな文字読みませんよ」
「まったく 最近の若いモンは」
「あの 主任 その言い回し 古代エジプト時代の言葉ですよ」


エール 「だれだぁ?! 今回の騒動にハンターの出動要請出したの??」

レジスタンスA「気にするな エール 今回の会議の修理費用はハンター本部に出すように 行政書士に頼んである」

エール「その行政書士は 5分前に 2フロア下まで落ちて瓦礫に埋まっているぞ」

レジスタンスA「あっ 本当だ!!」


シナモン「私が行きます 私がイプシロンを止めてみせます でも どこに行けばいいのか 道がわかんない」

ゼロ   「君を1人で行かせやしないよ この剣にかけて君を守ると誓うよ」

エックス「じゃあ オレはこの弓(バスター)にかけて」

マッシモ「じゃあ オレはこの斧にかけて」

アクセルがいきなり会議室の扉を蹴破って乱入してくる

アクセル「こういう時は ボクの出番だね!! ボクも連れていってよ きっと役に立つよ」

ゼロ   「保護者はどうしたぁ!?」

アクセル「で? どこに行くの??」

エックス「ハンターベースに帰れ!!」


アル長官「よかろう 虹がつなぐ7人の勇者となるがいい」

エール 「長官 すでに1色足りてませんが・・・」

アル長官「どうせ 戻ってくる時には光の三原色になっているから問題にはならんよ」

エール 「ギガンティス医療班 救急だ!! アル長官がイカレ・・・いや御乱心だ
      リベリオン軍にさらわれた時にイタズラ・・・いや改造を受けたようだ
      フォースメタルの解除技士を3名以上連れて来い!!」






記録者:「シナモン」 医療班個人日誌22XX MM DD
  今日はハンターの皆様を交えた会議がありました
  活発な議論がありました
  負傷者数 32名
  行方不明者 1名
  死者 無し
             今日も平和でした 明日は出張です

                
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