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図書館改革について
 
 先日、静岡市で18年度静岡県図書館大会が開催され、私も菊川市立図書館協議会委員として参加した。総合テーマは「みつめ直そう図書館の現在と未来」というものである。その総合テーマを菊川市に当てはめ、私の考えで図書館の「今とこれから」を以下述べ、それに対する市当局の所見を伺う。
 ある近隣市では合併以降「市広報」を新聞折り込みにしたところ、「新聞を購読していない家庭も多いがどうするんだ」と議会で問題になっていた。最近は読書離れが進み、読んでもわからない 読むのが面倒だ という人が増えているようである。先日、マスコミで「読む、書くと言うことは脳の活性化につながり若返る」と言っていた。最近のNHKテレビでも、製造企業が新入に「データに差異があったら、直ちに上司に連絡せよ」と指示したところ「差異」の意味がわからず不良品が多発し大きな損害を出した。対策として新人に漢字の書き取り訓練を行った。というのがあった。
 人間だけが読み書きできる能力があるわけだから、行政としても文字教育に力を入れたい。
 現在、菊川市の公立図書館的なものは、中学校3、小学校9、幼稚園4、保育園1、子育て施設1、小笠図書館1、菊川文庫1の20施設ある。
 そこには、それぞれ「司書」の有資格者がほぼ配置されている。司書の役割は「書物の洪水の中から良書を選別し、学童においては推薦し、成人においては他資料も添えて紹介する。また、新聞、雑誌の関連記事も紹介する」というものである。
 しかし、学校に配置されている「司書教諭」は専門担当ではなく、そのほとんどが学級担任を兼務しており、忙しく「司書の仕事に時間を割いている暇がない」そうである。
 また、学校ごとに図書費をもうけ適宜購入しており、学校間の格差も大きいものと思われる。一方、図書館司書は明らかに図書専担であり、司書教諭よりはるかに精通している。
 従って、学校図書館図書の管理を図書館司書に担当させたほうが効率的ではないかと考える。予算も図書館が管理し、各学校を回覧させる。図書の所在も把握できるので同じ予算なら有効に使えるし内容も良質なものが備えられる。
 次に、図書館は2館にわかれているが、小笠図書館は子供が多い。いっそ、学童を主体にした図書館。菊川文庫は、大人が多い。成人者を主体にした図書資料館としたらどうか。 図書館は、貸本屋ではない。そこでは、調べたい理由を伝えれば「関連する書物や資料を教えてくれる、揃えてくれる」便利な存在であるはずである。
 「けやき」に子育て支援センターがある。そこにも幼児本がある。小笠図書館の出先でありたい。
 
質問
@幼児施設を含む学校図書館の管理を、予算を含め図書館に管理させたらどうか
A小笠図書館と菊川文庫は、それぞれ専門性を持たせたらどうか
 
市内公園遊具の多様化について
 
 今、新聞記事に子育て支援 学童保育 幼児保育 等の文字が見あたらない日はない。
 しかも、その内容は室内に限ると思われるものばかりである。子供の体力低下が報じられる中、子育てを戸外で行うことも大切なことである。
 ある父親が「子供を和田公園へ連れて行ったが、アスレチックが撤去されて無い。いつ、新設されるのか」と聞きに来た。
 私は「老朽化により危険であるので撤去されたものと承知している」と説明したが、運動公園にも、黒沢公園にも遊具はある。しかし、どこも幼児を対象にしたものが多い。子供の発育に合わせた系統だった遊具がほしい。その点、和田公園のアスレチックは高学年用で優れていた。施設は老朽化する。設置場所は問わないが、それを修理又は改築し保持することも大切ではないか。
 
質問
 児童の発育に合わせた遊具を、市内のいずれかへほしいと思うが、菊川市公園計画、遊具計画構想はどのように考えているか

                                                        

鈴木 榮の一般質問  2006.12.12

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