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公立幼児教育施設はこれでよいのか
 
 少子高齢化が叫ばれて久しくなりますが、昨年から予測通り、日本は人口減少社会に突入し、にわかに国を挙げて「子育て支援」が大声で叫ばれるようになりました。
 
 当議会でも同僚諸氏がたびたび幼児教育を扱っておりますが、私は、未だに古い建物のまま取り残された市立幼稚園、保育園について窮状を述べてみたいと思います。
 市長は、先日の「平成19年度施政方針と予算大綱」の中で『「次世代」は人づくりであり、新たな時代を切り開き、次の時代を担う子どもたちのために平成18年度は・・「子育て支援、子育てしやすい環境づくり」を重視し、・・少子化対策や子育て支援に力を入れてきました。本年度は、・・・就学前児童施設の振興計画検討や民営保育園の耐震化工事への支援など、より充実した施策の展開を図ってまいります』と述べています。
 この「就学前児童施設の振興計画の検討」は、近隣市が築20年ほどで建て替えている中にあって、市立加茂幼稚園が築32年、市立内田保育園が築34年とあまりにも経過しすぎ、住民としては待ちに待った言葉でもあります。
 しかし、よく見ると「本年度、建て替える」という文字はなく「検討」となっています。検討とは、どういう意味なのか。
 
 この問題については、従来から検討を長年続けてまいりました。いったいいつまで検討は続くのでしょうか。
 30年以上経つと、子育て環境や教育ニーズも変わりました。
 設計思想の古さはどうしようもありません。
 例えば、保護者の悩みの相談に対応できる個室も必要です。図書室も今では重要です。雨天体操場ではありませんが、広く、長い廊下も今では常備品です。これらのすべてが無いと言うのが現状です。
 特に、加茂幼稚園は、今述べた無い物はすべて揃っている上に、日の当たらない保育室や遊戯室、それに、狭い運動場もあります。 それでも雨漏りは18年度修理が完了し、遊戯室の多数のバケツは消えました。
 ものの本によると、「乳幼児期の重要性は、昨今の脳の研究からも証明されており、人間の脳細胞は生まれてから2歳までに60%、6歳までに90%が形成される。この時期に豊かな感性を養うとともに、生涯にわたる学習意欲の基礎をつくる幼児期の「教育」はとても重要である」と書いています。
 先に戻り、市長の述べた『「次世代」は人づくり、新たな時代を切り開き、次の時代を担う子どもたち』が実感できる決断を期待し、次の質問をします。
 
質問
@ 公立小笠2幼稚園が新しくなった今、若い人を呼び込むためにも築32年の加茂幼稚園、築34年の内田保育園の建て替えを急ぐべきと考えますがいかがでしょうか
A 進行中の南部第二、宮の西区画整理の2事業で田畑を宅地に変えている。当然、人口も増え、菊川市総合計画では、市全体で向こう10年間に1820人の増を見込んでいる。 その発展の中心である加茂幼稚園を取り巻く該当幼児人口の増大をどのようにとらえているか
 
 
 
 
 
 
 
 
アエル第二駐車場の活用を図るべき
 
 日本の経済もようやく長いトンネルを抜けたようであります。
 今後、当市への企業や商業施設の進出も期待できる時代となりました。
 しかし、観光にも力を入れている当市にとって観光協会の観光案内所が無いのも残念であります。
 先日、視察に行った小山町(人口21.000)にも観光協会がありました。
 当市は、東名開通の当初からインターチェンジがあり、その出口には4700uの広い市有があります。一等地であるがゆえに長い間、有効活用されて来ませんでしたが、今まさに活用のチャンスだと考えます。
 私が考えるには、商工会も合併し新しい形を模索しています。
 この地を商工農業の発展に貸し出したらいいと思います。
 商工会、観光協会、その他の施設(OKワーク等)も入れ、建物は、それぞれの利用者負担としたら市は資金が不要になります。
 他の活用は、商工会等が考えると思いますが、観光バスも入れるようにし、JAとも共同し地場産品の販売も行えば良いと思います。
 当市では、助役が委員長となり「菊川市公有地有効活用検討委員会」もあるが、検討結果をお伺いしたいと思います。
 
質問
@ アエル第二駐車場を菊川市商工会へ貸し出し、活用をまかせたらどうか
A 「菊川市公有地有効活用検討委員会」の当地の検討結果はどのようなものか