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一般質問 原稿  鈴木 榮 19.12.12  午前9時から
 
外国人の防災意識は
 
 12月2日は、恒例の地域防災訓練の日であった。市内各自治会では、それぞれのテーマに従い独自の防災訓練を行ったところである。
 度重なる訓練により、いつ来てもおかしくないと言われる東海地震に対して、我々は、心や行動の準備はほぼできたかに見える。
 しかし、それは我々日本人に対してだけであって、人口の8%を占める外国人はどのような防災訓練を行っただろうか。
 多分、何の対策も打たれていないように思われる。
 災害が一旦発生すると、日本人、外国人の区別なく救済対策を行うことになる。
 したがって、訓練を行わない外国人への対応に労力が割かれてしまい、市全体への当初計画に支障が生じる可能性が十分考えらる。
 私は、菊川市民が均等に防災訓練を受けることにより、非常時の迅速な対応が可能になると考える。一部の人たちが対応できないような事があっては、全体として成り立っていかない。
 
 災害が発生した場合は、同報防災無線で周知をする。しかし、日本語が理解出来ない人たちは、どうなるのだろうか。地震体験が少ない外国人はかなり動揺することと思う。そこへもってきて情報が入らない。バニック状態になることも想像できる。どうしても何らかの情報提供が必要になってくる。
 私は、同報防災無線で外国語による放送が必要と考える。少なくとも、ブラジル、フィリッピン、中国の3カ国語でやるべきだと思う。夜間の災害にも対応できるようにあらかじめ予想される言葉を録音しておくことも必要ではないか。
 9月議会で私が質問した「防災無線の更改」によれば、戸別グループ送信も可能になる。
 戸別受信機へそれぞれのグループ毎に他国語とは重複せず母国語で送信が可能である。
 
 11月28日には、美濃加茂市で「外国人集住都市会議 みのかも2007」が全国から会員都市25市が集まり行われた。菊川市は知立市とともにオブザーバーとして参加した。
 会議設立の主旨には、「日本の国際化に不可欠な外国人住民との地域共生の確立をめざす」とある。
 会議参加市の中では、外国人比率全国第3位にある菊川市は、手本となるべく努力するのも与えられたチャンスと思われる。
 
質問
1 外国人に対しどのような防災指導を行っているか。また、今後の方針は
2 同報防災無線等で外国語による周知は可能か
3 今後、外国人集住都市会議への参加の可否は 


落ち葉は公害か
 
 「枯れ葉散る夕暮れは〜」という歌がある。また、そのものズバリの「枯れ葉」というシャンソンもある。ともに名曲で、センチメンタルな気分にさせてくれる。枯れ葉は、秋の風物詩の一コマでもある。
 しかし、現実的に都会の落ち葉となると浮かれてばかりいられない。
 我が家の前の歩道には、直径*50cm程の大きなけやきの街路樹がある。
 今頃になると真っ朱とはいかない、茶色に紅葉した葉が強風にあおられて降るようにまっていく。 
 そのうちに、どの家の葉か解らない落ち葉が、付近一帯に山となって積もる。そのままにしておくと、たばこの投げ捨てなどにより火災の心配があるので、近所で手分けして毎日片付ける。
 このころは毎年火災予防運動期間もあり、乾燥する季節である。その乾燥したカサカサの落ち葉は指定ごみ袋に毎日1〜2杯になる。それをごみに出す。これがだいたい1〜2週間続く。
 
 落ち葉について調べてみるとどこでも困っている様子である。「ご近所の底力」に「緑はほしいが、落ち葉はイヤだ」「本来、管理すべきは、植えた管理者」「街路樹の根が悪さをする・歩道を壊す・下水管を壊す」「落ち葉が雨樋を詰まらせる・下水管を詰まらせる」「もはや 我慢の限界」とある。
 また、「苦情」を言うのではなく「前向きな提案を」というのもあつた。    
 鳥取県では「道路植樹管理協議会」で「落ち葉対策協議会」を設置。これを受けた倉吉市では「落ち葉や刈った草を堆肥にし、無料で配布している」そうである。
 
 菊川市では、そこまで行かなくても住民が清掃しやすいように配慮したらどうか。
 さしあたり住民の提案は、@網目の大きな袋を市が提供する。A住民はその中へ落ち葉を入れ、街路樹の根元へ置く B通行人で落ち葉がほしい人は、袋から取り出して持って行く C引き取り手が無く一杯になった袋は市が回収する。 
 できれば「回収した落ち葉は堆肥にして希望者に配布する」ことをすればもっと良い。
 要は、落ち葉を片付ける人は、土地が狭く、堆肥にする所も使う場所もない。焼却ごみに出すしかない。集める人と使う人は、別人である。
 以上のことについて、市の見解を問う。
 また、街路樹の植樹に対する今後の方針も問う。