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鈴木 榮の一般質問 議事録 2014.3.6

         △ 鈴 木   榮 君 

○議長(宮城力弘君)  次に、12番 鈴木 榮議員の質問を許します。鈴木 榮議員。

         〔12番 鈴木 榮君登壇〕

○12番(鈴木 榮君)  私は2問、質問をいたします。最初に、公営墓地の新設をということであります。
登壇での質問は省略。「質問全文」参照
 

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員の質問が終わりました。

 市長の答弁を求めます。太田市長。

         〔市長 太田順一君登壇〕

○市長(太田順一君)  鈴木 榮議員の質問にお答えします。

 最初に、1問目の公営墓地の新設をの質問にお答えします。

 議員の質問にもありますように、現在、市内の公営墓地は空き区画のない状況でありますが、市民の墓地を求めるニーズは、市内の寺院等の墓地で対応できるものと考え、これまでも市内の墓地の現状を把握するため市内31寺院を対象にして、総区画数、区画数、拡張計画の有無などを調査し、その供給状況を確認してまいりました。その調査結果によっても供給状況が確認できますが、調査結果を申し上げますと、市内31寺院で約3,000区画の墓地があり、そのうち空いている墓地の区画数が約600区画、また拡張計画のある寺院が2カ所あり、その2カ所で造成される計画の墓地区画数が約50区画、結果、市内に約650区画の墓地が空いている状況であることを確認しております。

 しかしながら、この調査結果のもと、市民から墓地の問い合わせの際には、これまで同様、市内の寺院等の墓地を紹介させていただいてまいりましたが、家族間、宗教間の多様化などにより、寺院等の墓地で解決できないケースがあり、公営墓地の需要を求める声があるのもまた事実であります。今後は市民ニーズ等を調査し、本市の公営墓地のあり方を検討してまいりたいと思います。

 次に、2問目の、三遠南信自動車道の東遠地域延伸運動を、の御質問にお答えします。

 まず、三遠南信自動車道につきましては、長野県飯田市の中央自動車道を起点とし、浜松市引佐町の新東名高速道路を結ぶ延長約100キロメートルの自動車専用道路であり、現在、部分供用が開始されております。この路線は、周辺地域と比べ、自動車子交通の進展に取り残されてしまった長野、愛知、静岡の県境地域の活性化を目的に、事業着手されました。

 さて、議員提案の、三遠南信自動車道を東遠地域までにつきましては、現在、三遠南信自動車道は整備中であるという現状を踏まえ、市といたしましては、現在、整備を進めております掛川浜岡バイパスや、県が整備を進めている国道473号線バイパスを新東名へのアクセス道路として早期完成に努めてまいります。

 今後、道路ネットワークにつきましては、県などの関係機関と協議研究して参りたいと思います。

 以上で、鈴木 榮議員の質問に対する答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

○議長(宮城力弘君)  答弁終わりました。鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  最初に墓地でありますが、私も2、3のお寺さんに話を聞きました。公営墓地ができることは反対ではないと、特に問題はないという話ではありましたが、この市民の声は──お寺とかまだお墓がない状態の方ですね──お寺とか宗教とか、今から決めたくないと、それは自分の子供たちがどう考えるかもあると思うんですが、決めたくないと。ただ、その日のためにやっぱり準備をしておきたいということだったんですが、そういう、さっき市長の答弁にもちょっとそのようなことが解決、寺だけで解決できない問題があるというふうに述べておりましたが、そういう点をよく考慮されているかどうか、ちょっとお伺いします。

○議長(宮城力弘君)  答弁を求めます。沢崎生活環境部長。

○生活環境部長(沢崎久雄君)  生活環境部長です。考慮されてるかっていう問題ですけれども、公営墓地自体が宗教不問というのが大方の全国の公営墓地ということでございます。これに当たっては、住民の方の市民ニーズの調査というものがまだ分析できてないというものがございます。

 墓地をつくるに当たっては、いろいろな法律が絡んできます。都市計画法であったり、都市公園法、当然墓地埋葬法等も絡んできておりますので、公園墓地をつくるということに当たっては、それぞれ将来的な見通しで市街地形成しないような場所とか、いろいろ制約もありますけれども、考慮に当たっては当然市民の方のニーズをこれから市長も答弁いたしましたけれども、今後調査して、ニーズの把握をしていきたいと、そのように考えております。

 以上でございます。

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  くどくなって申し訳ないですがね、どこの墓地も公営墓地ね、満杯なんですよ。それで、掛川市の話をすると、毎年10ぐらい空きが出ると。それでそれを募集するとちょっとメモをしてなかったもんですから、かなり10倍ぐらいの応募があると。それで、10倍だったか30倍だったかそのぐらいあったと思ったんですが、抽選で決めてるということなんですね。掛川でお寺がないかっていうとそんなことはなくて、たくさんあるわけです。宗教不問というお寺の墓地が2カ所ばかりありましたが、掛川市ですね、それも満杯だということなんですね。

 それで、一般のお寺はきっと空いてるところがたくさんあると思うんですが、その宗教不問ということにどうも皆さん、こだわってるようで、この近隣の市を聞いてみても皆さん、もういっぱいだということなんですが、今度、調査を、意見の調査をすると、意向調査をするということなんですが、そういう現実があるもんですからね、調査する前にその辺はもうわかってるんじゃないかと思うんですが、くどいようですがもう一度、その辺の感覚というか、ちょっと伺いたいと思います。

○議長(宮城力弘君)  答弁を求めます。沢崎生活環境部長。

○生活環境部長(沢崎久雄君)  生活環境部長です。調査をする前に意向はわかってる、需要は確かにわかっております。ただそれに、需要に対して供給、我々が供給するにそれを万とするっていいますか、全てに需要に対して全て補うっていうことは、それは不可能でございます。ですので今、満杯で、どこの市町もめいっぱいでいるということになろうかと思います。

 確かに、電話等でも宗教不問の市営墓地をも求める声がありますけれど、わかってはおりますけれども、さらに規模にしても、鈴木議員が言うように大きな墓地というのはちょっと不可能なのかなというような現場では思っております。墓地を開発するにしても、ある程度需要、満足いく需要には満たないかもしれませんけれども、再度調査をしていきたいということで、御理解いただきたいと思います。

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  再調査ということで、また検討してくれるということでいいわけですが、その前に今、ちょっと言っておきたいことがあるんですが、墓地公園法とかいろいろ3つだか、墓地に関する法律があるようですが、それで、人家に近くないとことか、道路から見えにくいところとか、3分の1は空き地が、空き地っていうか緑、そういうものがあるとことか、そういう条件があるわけですが、それを見てみると、菊川はどこへつくっても大きなもの、つくってもそれに抵触することはないなというふうには見ておりました。

 これほど周りの市が墓地も不足してるという、公園墓地の要望が多いっていうことは、もしくは菊川でつくれば定住者がふえるんじゃないかなと、それ目当てにね、いう気もします。例えば、掛川は掛川市民でないとだめだという、さきほどちょっと言いましたが、っていう話なもんですから、菊川、人口は随分ふえてそういう人たちが今後要望する人がたくさんいると思いますので、ぜひその辺も考慮して前向きにまた調査をしていただきたいというふうに思います。

 それで、次に、三遠南信自動車道について、お伺いをします。

 三遠南信自動車道、現在、浜岡との間に掛浜線、掛川浜岡御前崎線というのが一般道ありますが、現在、小笠地区工事中で、それで菊川の西方からまた西ができていないという話であります。もちろん、そのほうを優先するという話でしょうが、いずれも一般道なもんですから、例えば津波が来たとなれば、菊川は来ないと言う話なんですが、来たという場合は、浜岡方面から皆さん、一斉に避難してくるということになると思いますね。そうすると、道路は障害物がなかったと仮定しても、この菊川の人たちが逃げる──逃げることができないというか、道路がよそとか市内とかっていうつもりはないんですが、よその市の人たちでいっぱいになって、菊川市の人も利用できないと、県道がね、ということになるっていうことは当然考えられるわけです。そこで私は、交差点のない高規格道路、高速道路を浜岡っていうか、浜岡から東名、例えば森町当たりまでつなげば非常にスムーズに行くんじゃないかと。

 例えば、その高速道路が渋滞しても、津波の場合はちょっと高く、道が高くなるもんですから、それに乗った人は助かるんじゃないかという気がするんですけどね。そういう面で、この三遠南信サミットに参加する条件ていうか、機会に、それも上げてみたらどうかというふうに考えるわけですが、市長に伺いますが、市長、伺いますが、そういう夢のような話にはなるんですが、そういう考えで周りの市に働きかけるっていうことは、どんなもんでしょうかね。

○議長(宮城力弘君)  答弁を求めます。赤堀建設経済部長。

○建設経済部長(赤堀正人君)  建設経済部長でございます。

 鈴木議員から御提案いただいたこの三遠南信自動車道を中遠地域までということでございますが、大変壮大な構想であります。その路線が完成してしまえば有事の際、津波は菊川市につきましては被害はないということでございますけども、原発からの避難、そういったことも考えた場合は、大変有効な避難路、そういったことになるかと思います。

 しかし、現在整備を進めております掛川浜岡線、または東のあの473号線。この路線につきましても重要な避難路、輸送路として言い続けて今、整備を進めておるところでございます。また、三遠南信自動車道につきましては、全長100キロのうち供用開始されているのが約4分の1程度かと思います。また水窪から佐久間インターの20キロにつきましては、全くの手つかずの状態、まだ線形と言いますか、通る道ですね、そういったものもまだ調査をしている段階でございます。そういった点を踏まえまして答弁の中にもございましたが、現在、整備を進めております、掛浜バイパスと473号線に整備を進めていきたいとそのように考えております。

 以上でございます。

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  473号線は、御前崎港から差し当たって島田市の金谷インターですかね、あそこまで結ぶというものでありますが、それはこの小笠エリアから東側でございますね、私が言いたいのは、それと並行して西側にもう1本つくってほしいと。これ、ただ、こう言っただけじゃ絶対にできない話であると考えますね。これは、津波等の避難路またあってはならないんですが、原発等のいざというときの避難路ということで働きかければ、また三遠南信自動車道の延長だよと、延長いうことで考えれば、まだこの声を上げる理由ができるというふうに考えるんですが、もちろん、現道、掛浜バイパスの完成を急ぐことはもちろんですが、そういうことも考える、提案する気はないかどうか。

 それと、そういうことも必要でないよというのであれば、これはまたあれですが、その辺はどうでしょうか。

○議長(宮城力弘君)  答弁を求めます。赤堀建設経済部長。

○建設経済部長(赤堀正人君)  建設経済部長でございます。ただいま、提案ということでございますけども、三遠南信サミットですか、そこで提案をということでございますけども、この三遠南信地域の地域連携ビジョン、その中におきましても、もう推進方針としてやはり473、掛浜バイパスの整備を推進するというようなこともうたわれております。またそこで必要か必要でないかという御答弁につきましては、さきほども申しましたように大変壮大な構想でございますので、関係する関係機関、答弁の中にもございましたが、市の道路ネットワークにつきましては、県とかそういった関係機関と協議研究して進めてまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  空港の新幹線駅とかいうのも、同じ類いだと思うんですが、掛川には新幹線の駅が掛川にはあって、静岡にあって、浜松にあって、また近くの空港へつくるということはとてもできないというようなJRの話だそうですが、これも何か最近の話だと、できそうな雰囲気もあるわけで、掛川もともと新幹線つくるって言ってもそんなばかなということでみんな思ったと思うんですが、やはり声を上げることによって実現ができると、するということになるもんですから、早いうちに声だけは上げて、こういう問題があるよということは言った方がいいんじゃないかなというふうには思いました。

 もう1つ、三遠南信自動車道って言っても、これはさきほど建設経済部長から答弁があったように、まだできてないところがあると、ルートもまだ実は決まってないところがあるわけで、これはいつ話が出たかっていうと、調べたところ、昭和62年に調査を、最初の調査を開始したと。だからその前から話はずっと出てるわけですね。昭和62年というと、ことしで29年、約30年たつわけですね。30年たってもまだルートの確定がしてないところがあるということですから、この私の言った話も話がとんとん拍子に進んだとしても何十年もかかる話だというふうに思います。ですから、急ぐ話ではないわけですから、ぜひその辺は声を上げて浜岡の原発、または津波がらみで声を上げた方がいいんじゃないかというふうには思います。

 私がしゃべるばかりですが、例えば、掛川の市議会議員にもちょっと話をしましたが、いい、非常にいい話だねという話で、ただルートがどこを通るか、菊川通るのか、掛川、大東通るのかということ言ってましたが、それは別の話にして、そういう道が必要だねということでは、御前崎市の議員も牧之原市の議員も加わっておりましたが、いい話だと、声を上げましょうという話の、一部の議員ですがね、なりました。

 ですから、この近辺では最長老の太田市長さんでありますから、ぜひイニシアチブをとってもらって、ほかの市に呼びかけてもらいたいなと思いまして、私の質問としましたが、その辺はいかがでしょうか。

○議長(宮城力弘君)  それじゃあ答弁を求めます。太田市長。

○市長(太田順一君)  それぞれに道路だけじゃなくていろんな将来的な構想の考えをお持ちだと思います。鈴木議員においては今の三遠南信の道路が優先事業だと捉えましたが、さきほど答弁申し上げましたように、今、菊川においてはやはり473と掛浜バイパス、これを重点的に県とか国、あるいは周辺と協議をしながら1日も早くこの供用開始を進めていきたいと思います。

 また今、お話がありましたように、いろいろな提案があろうかと思いますが、それらにつきましてはまた近隣の市とまた道路ネットワークについてはまたいろいろとお話をしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○議長(宮城力弘君)  鈴木議員、再質問ありますか。鈴木議員。

○12番(鈴木 榮君)  大体わかりましたが、ただ1つ。これ、災害で小谷村と協定したということもあって、なるべくこちらから向こうへお世話になることもあるだろうし、向こうから応援に来てくれることもあるだろうし、そういう災害のことを考えた場合、やはりスムーズに通行できる道路っていうのはぜひほしい、または努力をしてもらいたいというふうに思いますので、きょうは掛浜線の優先に考えるという話でありましたが、ぜひこの辺も話として機会あるごとに出していただきたいというふうに思いまして、終わりとさせていただきます。

 以上です。

○議長(宮城力弘君)  以上で、12番 鈴木 榮議員の質問を終わります。

 ここで、2時30分まで休憩といたします。