一般質問 2006.06.13
児童の防犯対策について
 
 少子化対策として、近年、政府の指導もあり、地域では「子供たちを大切にしよう」という機運が高まっている。
 一方、最近、子供たちが被害者となる事件が多発している。
 佐賀県唐津市では、小学校5年生の家原毅君がひき逃げ、連れ去られて放置された事件、 また、秋田県では近所の小一豪憲ちゃんと彩香ちゃんが死亡する事件、また、事件であるかは不明であるが仙台市の自宅マンション8階から小学校4年生の遙ちゃんが転落死等、悲しい事件が毎日新聞紙上にあふれてる。
 これら事件の被害者はすべて小学生であり、しかも、そのほとんどは、当地のような自然豊かな地で発生しいる。同年代の孫を持つ私としても心が痛み、他人事ではないという思いが強い。
 
 そこで、市民の安全を確保する対策について考えてみたい。
 当市では任意に各地区で実施している安全施策の他に 次のような組織や制度がある。 @「スクールガードリーダー」組織 A「菊川市学校安全推進委員会」組織 B「ふれ愛パトロール」施策 C「子供110番の家」施策 D「青色回転灯のパトロール」制度 E「地域安全推進委員」組織(警察署)等。
 
 問題点は幾つかある。@は「スクールガードの400名が集まらない」Cは受託家庭で「役割がいまいち分からない・高齢者家庭に駆け込んできたとき、その対応が遅くなるのでは」と心配する意見 Dは新しい制度で「制度に対する意識がまだ低い」等。
 その他、任意に各地区で実施している施策の中には、創意工夫した結果、成果が上がっているものが沢山ある。しかし、市内全体へ波及していない。
 組織にしても、学校教育課、社会教育課、安全課、もしくは総務課、警察署等にわたっている。
 
 私は、対策として次のことを提案する。T、組織を一元化した仮称「こどもあんぜん課」を新設し、機動性を持たせ積極的に各地区の施策を指導・支援する体制をつくる。U、既存の施策に検討を加え、必要があれば見直す。V、各地区で効果が上がっている優良施策は早急に市内全域へ展開を図る。
 
質問
 これらをふまえ
1 現状の説明と市民、特に児童に対する安全確保を今後どのように図る考えか
 
2 「青色回転灯のパトロール」制度は、「防犯に目を光らせていますよ」という警告が主な目的と思われるが、回転灯が安価な割にその効果は大きいと考える。積極的に活用し普及を図るべきと思うが市の考えは 
 

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