戻る

平成17年第3回定例会 発言通告書(一般質問)
 
 上記定例会において一般質問を行いますので通告いたします。 平成17年 8月29日提出     
菊川市議会議長 寺本 達良 様
                      提出議員氏名  鈴 木  榮    印


質問番号


質問事項

(題目)
 


 菊川市の幼児教育基本方針について問う 
 

 

答 弁 者

1問目
2問目
3問目


教育長
 

質問要旨
 厚生労働省が8月23日公表した人口動態統計速報によると、出生数と死亡数の差である自然増加数が今年、初のマイナスに転じ、政府の想定より2年早く「人口減少社会」が訪れる可能性が出てきた。このままだと労働人口は先細りし、高齢化は医療費などの負担増となって経済の重荷になる。また、育児期の女性が安心して働ける環境づくりなど、対策の見直しも必要になる。としている。
 では、我が菊川市の実態はどうか。
  
 平成14年度の菊川市の出生率は、人口1000人あたり 菊川町9.7人、小笠町8.1人 合計9.2人となり、菊川町は県下6位である。他の市町村は、袋井市12.2人、浜松市10.6人、掛川市9.5人、大須賀町9.4人、磐田市9.2人、静岡市8.9人、島田市8.9人、沼津市8.7人、大東町7.1人、水窪町3.9人、中川根町4.3人となっており、菊川市は、県下でも有数の出生数増加市となっている。
 このままで推移すれば、ひとまず安心と言えるが、厚生労働省が早急に見直すという「育児期の女性が安心して働ける環境づくり」は、果たして大丈夫か。未だに、公立幼稚園へ行きたくても通園できない地域が菊川地域に人口比で87%もある。この実態を放置すれば、市民の間に不公平感が生じ、出生数減少に転じる心配も出てくる気がする。

 未だに見えてこない菊川市の「幼児教育基本方針」をどのようにするのか。
 私が考える菊川市の幼児教育に関する将来像は、公立の幼稚園と保育園が各小学校に隣接していること。その他に、私立幼稚園や保育園があり、市民はいずれかを自分の意志で選択できる。というものである。
 これは、さほどむつかしいものではない。現に、旧小笠町地域は、私立はないものの3つの小学校にそれぞれ幼稚園と保育園が隣接している。旧磐田市は、磐田市立**小学校付属幼稚園を名乗り実質的に幼小一元化を実施している。
 なぜ、小学校へ幼児施設を隣接させるのか。それは、小学校一年生は、幼児施設から環境が変わり相当なプレッシャーを感じると専門家は言う。それが基で無口や不登校になった子もいるという。これは、中一も同様だそうである。対策として、幼小が同一敷地内であれば元の幼稚園へ簡単に遊びに行ける。幼稚園児が小学低学年生と日常一緒に遊べる。これにより一年生になっても幼児教育から違和感なく生活が継続できる。というものである。
 

 私が知る限り、公立幼稚園に通園できない地域がある自治体は、近隣で菊川市以外に聞いたことがない。
 幼児教育に関しては、早急に普通の市になってもらいたいし、安い保育費が魅力で、若い人が移り住み、益々の人口増で菊川市が発展することを期待する。
 
質問
@ 菊川市の幼児教育はどのような方向へ進もうとしているのか
  ・安心して働ける環境づくりには幼保一元化は欠かせないが公立で実施する考えは 
  ・幼稚園と小学校が同一敷地内にあることを理想とするが、市の見解は
  ・「公立幼稚園へ通園できない地域が菊川地域に人口比で87%もある」これに対する   対応をどのように考えるか  
A 静岡県には「新世紀教育計画」がある。菊川市の人づくりである幼児教育基本方針は、  いつまでに、どのような組織やスケジュールにより検討されるのか
B 「育児期の女性が安心して働ける環境づくり」について当市の見解は
C 当市は今後「福祉のまち」もしくは「教育のまち」、いずれに重点を置く考えか