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柏崎刈羽原発視察 レポート  鈴木 榮

 

周辺の状況

1 原発は、浜岡原発よりも広大な土地に建てられていたが、地震波は周辺部よりも原発地域に集中していたと感じた。

2 原発建屋は、地下40mの岩盤まで掘り下げ建設された。従って、本体の圧力容器もほとんど地下にあった。浜岡は、岩盤まで数m、圧力容器も地上に出る部分が多いと説明された。

3 目視できる地震の被害は、岩盤から立ち上がる建屋にはなく、その他の周りの土地が15〜20cm全域で地盤沈下していた。@建屋から張り出した玄関部分 A建屋と廊下 B火災のあった変電設備 等に段差が見受けられた。 

4 火災は、段差により管が破断し、オイルが洩れ、引火したと説明された。

 

内部状況

5 運転停止中であったので、浜岡では見られなかった内部まで見ることができた。

6 内部の被害は特に無いとのことであった。

7 内部点検中であるが、今年中には、点検が終了し、事故前の状態に戻すことが出来ると説明された。

8 運転再開は、政府の安全評価により改良すべきところは改良した後になり、発電所ではコメントできない。

9 クレーン事故について、定期点検中の炉で、クレーンを分解してあったため、ストッパーが効かなかった。稼働中の炉は、ブレーキがあり地震では動かない。

 

その他

10 事前質問に対する回答は、別記

 

感想

11 建屋と周辺部を比べると、明らかに段差が確認でき、岩盤上の土地全体が沈降しているのがわかる。すごく大きな地震だったと感じた。

12 直線道路のセンターラインが海側へ所々移動しているのが確認できる。

13 原発周辺では、まだ、かなり斜めに傾いた電柱があった。

14 市内で、真新しい空き地が所々にある。倒壊家屋の跡か?

15 柏崎市は、合併後人口13万人、刈羽村に海はない。とのこと

 

 

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事前質問事項


  柏崎刈羽原発所内で所長に質問




  発電所極秘内部の視察と説明


  建物は 原発建屋、40m地下の岩盤に固定されている。周辺は全面地盤沈下が起きていた
















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