お節料理2012

昨年と一昨年と、相次いで両親が他界し、
お正月気分もないまま過ごしてしまいました。
間が空いたから〜なんていい訳は無いとして、
どうしたことか、黒豆を焦がすことから始まってしまったお節作り。
この黒豆の出来具合で、お節の善し悪しを計っておりましたのに・・・
気持ちはかなりヘタレてしまいました。
しかしながら、元来、転んでもただでは起きない性格の持ち主。
健気にも、再起をかけて作り直したのでした。
ただただ、投資した金額は痛いと、感じながら。。。

お隣のおじいちゃんには、いつも押し付けのお重をお届けするのですが、
我が家は、お重を止めまして、気に入った食器に、気に入ったお節料理を・・・
かなり我侭なあしらいになっております。
自作すると、つい、人に見せたくなってきますよね。
そこで、写真が失敗しなかったものをアップいたしました。

黒豆は、薄味で、ふっくらと炊けました。
復活出来てホッとしています。
先ずは、今年のお節も及第かな・・・
鱈子の昆布巻きにしました。
煮ては味を含ませ・・・を、3度繰り返して仕上げたものです。
美味しいです。
クワイは、今年初めて参加させましたが、不評でした。
蓬麩と手毬麩に、鰹だしをそっと煮含めました。
が、煮瘠せしてしまったのが残念です。
の蜜煮は、他に使う予定でしたが、
気が変わって、焼いてしまいました。
求肥昆布を使っての、紅白昆布〆を作りました。
こちらは、鮭と生姜の甘酢漬けを入れています。
紅白の、赤は鮭に、白はハマチにしてあります。
きんとんは、杏を入れて爽やかな口当たりにしました。
金柑の甘煮
金柑好きの私は、とうとう庭に金柑の木を植えました。
自前の金柑が、お節に登場してくるのは、
一体いつのことでしょうか。
田作り・・今年は、ココナッツを入れて、洋風の味付けに。
ピリカラの黒胡椒とココナツの甘さが、絶妙な組み合わせです。
お酒が(おっと、おとそが)いける・・・
お雑煮・・まあるいお餅になっているのは、、、、
海老団子を、お布団のようにくるんでいるからです。
初めに蒸しているのです。
菜花をあしらい、春よ来い!!の切なる思い。
実は、菊の花びらを浮かべているのですが、、、
(この写真は別件ですねぇ。)

食べてくれる人の笑顔を想像しながら、コツコツ作るのが楽しみなお節作りですね
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**********************今回使用した磁器は、こちら****************************
   

加藤 陽子さんの作品
こちらの作陶家のコーナーにてご紹介しております

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2012.01.01