栗の渋皮煮を作る

「・・・栗のシブカワにを作ったの・・・食べる?!」
と友達に勧められ、食べてびっくり。
へ〜美味しいじゃない!(初めて食べたなり)
そこで早速、作り方を指南して頂き、アレンジしたものを記録しておきます。

ふ〜ん、彼女がこんな手の込んだ事するんだぁ。感心感心・・・
友達の、普段と違う顔を見たような気がしました。


材料
この分量は、目安として
@栗-----1Kg
A重曹---大さじ1/2〜
B砂糖---700g
C塩-----小さじ1/3位
Dブランデーまたは、赤ワイン(お好みで)
*****鬼皮を剥く*****
何てたって、この作業が一番大変なり!!
必要器具として、軍手の着用をお勧めします。また、ナイフは、切れ味の悪いものがいいでしょう。

では、手順です。
1)栗を一日、たっぷりの水に浸けておく。そうすると、栗が膨らんで、先端部分にひび割れが入り手でも剥きやすくなります。
2)ひび割れた部分に、ナイフを差込み、そおっと剥がすように剥いて下さい。
3)この時点で、座と呼ばれる底の部分・・・無理に剥がさなくて良いです。皮を傷つけてしまう可能性があるからです。
4)急ぐ場合は、鍋に栗と水を入れ、3分くらいグツグツを湯潜りさせます。(皮を柔らかくします)
5)手で持てる程栗が冷めたら、丸みを帯びている座の部分からナイフをあてがい、鬼皮に向けて薄く差し込み、剥がすように剥いて下さい。

*****いよいよ、渋皮ごと煮・・・作ります*****
1)鬼皮を剥いた栗を鍋に入れ、重曹(大さじ1/2位)を加えたたっぷりの水で弱火で茹でること10分位。
2)ゆで汁が、ポリフェノールを含んだ赤茶けた色に染まりますが、それを捨てて、栗を水で洗い流します。
3)この作業中に、残してある“座”を丁寧に剥がします。
4)この作業を2〜3回繰り返すと、綺麗に渋みが抜けちゃった栗に仕上がります。

***ちょっと位、渋み掛かった・・・方が、味わい深いものを感じます***

5)上の作業が完了したら、ぬるま湯にとり、渋皮に付いている筋を、指先でやさしく撫でたり、竹串などを駆使したりして綺麗にします。

***あまり、しつこくすると、本体を傷める危険性があり、ほどほどにして下さい。
少々、荒削りの出来上がりも、趣があるというものです!***

6)栗を鍋に戻し、かぶる位の水を注ぎ、弱火で7分通り火が入るように、10-20分程煮ます。
7)砂糖の1/3位を加え、弱火で10-20分位煮ます。更に、残りの砂糖を1〜2回に分けて加え、その都度、10-20分位煮る作業を繰り返します。
8)Fが済んだら、火から降ろし、蓋をしてそのまま翌日まで漬け込み、甘みを染込ませます。

9)翌日、再び火に掛け、
10)栗が温まったら取り出し、煮汁に塩を少々加え、煮汁が1/2量になるまで煮詰めます。
11)出来上がった糖蜜の中に 栗を戻し入れ、5分ほど煮、最後にブランデーを垂らすとちょっぴりおしゃれかな。

*****出来上がり!!!煮沸したビンに、煮汁毎入れて保存してください。*****


少々、手が込んでいますので、達成感と自己満足が加味され、とても美味しく感じます。
一度、お試し下さい。

2012.10.19
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