台湾土産ー橄欖(chinese olive)(2017.7.2)

上が、橄欖(台湾特製)。
下が、化核梅。と書かれています。
化核梅(かかくうめ)とは、梅と書いてあっても、中身は棗(なつめ)だそうです。
鉄観音茶で漬けてから天日乾燥したもの。
表面の白い粉がふいているように見えるのは、
台湾のサトウキビからとられた白糖だそうです。

漢方では、
棗は、滋養強壮の効果が有ると大切に用いられている食品のひとつです。
私を日本のお母さんと慕っている台湾の娘は、
風邪のひきはじめなどは、黒糖と、ドライにされた棗をカップに入れ、お湯を注いで飲んでいました。
棗には、抗アレルギー作用も認められ、根本的な体質改善につながるとされていますし、
抗ストレス、鎮静作用もあり、
精神的緊張やイライラ、不眠症などの症状緩和に効果が見られそうです。

やや歯応えが有りますが、プルーンのドライフルーツのほど強烈な甘みは無く、
とても食べやすいです。
心配なのは、食べ過ぎによるカロリー過剰摂取かしら…

果たして、橄欖(カンラン)とは何でしょう?

日本語で、“オリーブ”のことらしいのですが、私達が良く見聞きするオリーブとは別物であります。
橄欖とは、学名をCanarium album、英名をChinese white oliveといい、カンラン科。
地中海原産のオリーブ(英名)は、学名を、Olea europaeaといい、モクセイ科です。

橄欖は、インドネシア原産で江戸時代に渡来したとされています。
果実を生食したり、種から油を抽出したりと、オリーブの見た目や利用法に似ていているので、
オリーブのことを漢字で橄欖と書いたことから、混乱を招いているらしいです。

それで、お土産に頂いたこの橄欖ですが、
兎に角、大きい。ずしりと重みも有ります。1個が約3.5cm、16gも有ります。
噛むと、種からの実離れが良く、サクサクとしてとても繊維質の果実です。
薬草に漬けているのでしょう、ドライというより、しっとりした果実です。 ほんのりと甘味が有り、八角のような香りがします。

台湾では、どのような状況下で食べているのでしょうか?
あればあるだけ食べてしまいそうで、怖い!!

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